福田 直也

愛玩動物看護師、実際のところ何者でもない。 スタッフが安心して仕事ができる環境づくりを…

福田 直也

愛玩動物看護師、実際のところ何者でもない。 スタッフが安心して仕事ができる環境づくりを。 輝きたい人が輝けるような業界にしたい。

最近の記事

育休中に思ったこと

育休中に思ったこと 1 優先順位を考える 2 PDCAを行う 3 欲を出さない 仕事している方が楽だ。確かにその面はある。 なぜ仕事をしている方が楽なのか それは自分で時間をコントロールできるからだ。 まず1日のプランを考える。 あれはやらないといけない、これもやらないといけない。 あれもしたい、これもしたい。 その中での優先順位を決める。 洗濯物、今の季節これは朝にしなければ夕方には乾かない。 時間が限られている。 赤ちゃんが寝ている間にそれらを終わらせないといけない。

    • 理不尽と戦うな、理不尽の中で戦え

      仕事が楽しくない 夢を持って業界に飛び込んできたのに、思ったのと違う。 仕事が楽しくて仕方がない人がいる一方、 仕事が楽しくない人がいる。 そこの違いを考えてみた。 自分自身のこだわりが許されないフェーズはおもろしくない 自分なりに、こうしたいんだ!こうなりたいんだ! と、こだわって100点を出そうとする。 そうすると 「最初は70点でええねん、時間かけるな。」 と叱咤される。 ここが面白くないと思う源泉なのかなと思う。 しかしながら、初心者が自己流や過信で物事をこだわ

      • 誰でも簡単に作れる!動物用採血練習キット

        3Rの原則と言われるものがある。 環境の3Rではなく、動物実験においての3つのRの原則を提言した。 人道的な実験技術の原理:The Principles of Humane Experimental Technique ・Reduction  (削減) ・Replacement (代替) ・Refinement (改善) Reductionは過去の論文を利用するなど重複する実験をなくし、動物の使用回数を減らすこと Replacementは動物そのものを利用するの

        • 診察中、獣医さんって何考えてるの?

          NHKの総合診断医ドクターGという番組はご存知でしょうか? もう終わってしまいましたが。 現役研修医が、問診などの再現ドラマを見て考えられる病名とその根拠を挙げ、最後に“ドクターG”が検証を加えて「正解」を導き出す。 とても勉強になる良いコンテンツです。 そんなことが動物病院でも行われているんです。 ペットさんが体調が悪い時、動物病院で何が行われていますか? 当たり前ですが、治療を行いますよね。 その治療は診断がなされてるから行われてるわけですが、 どうやってその病気だと診

        育休中に思ったこと

          あなたはどうやったら褒められますか?

          結論 褒められるために何をする? あなたはどうやったら褒められますか? あなたが褒められる道筋教えてください。 思いつかないなら あなたが褒められる作戦を一緒に考えましょう! あなた雇われているのは業績を良くするためであって、 あなたが褒められれば業績はあがるはず。 失敗が続くとモチベーション下がるよね 失敗が続くとモチベ下がるよね。 うまくいかないことが続くとさらにその沼にハマってしまう。 きっとそこには見えない力が働いているのだろう。 と、言いたいところだが 俯瞰し

          あなたはどうやったら褒められますか?

          空気が読める人がいる弊害

          「人の嫌がることはしない」とか「相手の気持ちを考えて行動する」とか 初等教育で学ぶ日本の素晴らしいところである。 相手が何を求めているのか? それらを無意識に観察し、些細な行動や言葉から 状況を察し、顔色を伺い、汲み取り、行間を読み、場の雰囲気を読む。 そんな人が優秀とされる。 無意識にそれができる超人もいるが、 訓練(意識)することで、その力は培えると思っている。 と言いつつも 空気を読めるひとがいることによる弊害もある。 気づいてくれる人がいるから、気づかない人や気付

          空気が読める人がいる弊害

          先輩がいなくて不安でしたという甘え

          6月も終わりに向かい、去年入社した人たちは、新人教育という枠からは外れた人がほとんどだろう。 その人たちは去年よりも確然とできることが増えている。 『1年目(入社の年)はやわらかく指導していたが、今年から(2年目から)は厳しくいくからね』 そこには先輩の愛があり、成長をもっとして欲しいという想いがある。 手を離すけど、目を離さない 徐々に手を離していき、自立をさせていく。 その自立していく途中で 『先輩が近くにいなくて不安でした』と言う。 何かあった時にフォローしてくれる

          先輩がいなくて不安でしたという甘え

          こころを動かす人になりたい。

          感動をさせる。感動をさせることは昔から大切にしている。 感動をさせる=心を動かす。 モチベーションの源泉はここにある。 治療をして良くなった姿を見てもらいたい。 色々提案することで、生活の質が上がるとこっちも幸せになる。 またこの人に会いたいと思ってもらえると、 ここにいてよかった、次も頑張ろうという気持ちになる。 自己肯定感と自己重要感 心の中には自己肯定感と自己重要感がある。 自己肯定感とは なにかができるとかできないとか関係なく、どんな自分であっても存在すること自

          こころを動かす人になりたい。

          愛玩動物看護師の人材が流動化するのでは?

          愛玩動物看護師が活躍できるか否かは、動物病院の規模や方針、考え方によって左右される。 私は愛玩動物看護師になった。 実は動物看護師統一認定機構に連絡すれば4月1日から登録がされているか確認できる。 「そんなに早く確認がしたいか」 と言われればその気持ちはもちろんある。 そんな感情論ではなく、採血などできることで業務を潤滑にするためである。 そうすれば獣医師が患者に向き合える時間も増える。 患者もhappy、会社もhappy。 愛玩動物看護師に採血を任せる病院は増えるのだ

          愛玩動物看護師の人材が流動化するのでは?

          男性獣医師が育休取得した。同僚にも手当を。

          まず初めに男性獣医師が育休を取得できたということが珍しいということを主張したい。 実際は権利はあっても取得させてもらえなかったり、給与が減ってしまう、同僚などに迷惑をかけるという気持ちで取得しなかったりするのが現状。 当院は獣医師4名(常勤が2、3名)で診察をしている。 そのなかで男性獣医師が育休を取得することは 当院の規模だと同僚の負担が大きくなる。 育休を取得する本人は制度である程度守られて、残された同僚はその負担を無償で負わなければいけないのだ。 今は同僚たちのための

          男性獣医師が育休取得した。同僚にも手当を。

          愛玩動物看護師になって、あなたは何をする?

          愛玩動物看護師国家資格も終わり、3/17の合格発表を待つ。 国家資格試験に携わった、たくさんの関係者の皆様に感謝を申し上げます。 さてさて、愛玩動物看護師の資格を取得してもメリットがないと嘆いている人が少々見受けられるそうで。 諸費用を考慮して今回は様子を見た方々もいたそうで。 確かに予備試験、本試験の試験費用、地方に住んでいるなら渡航宿泊費、また合格後も登録手数料、登録免許税、診断書のための受診など諸々の費用が発生する。 動物看護師の平均月収からは高額な印象である。 人に

          愛玩動物看護師になって、あなたは何をする?

          動物病院のアンコシャスバイアス

          動物病院にはさまざまなアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)がある。 決めつけによって悲しみが生じる事もある。 小ネタ飼い主さんをお母さん、お父さんと呼びがち 実は兄弟妹と思っているかもしれないし、友達や相棒と思っているかもしれない。 ただのペットと思っている人もいるだろう。 我々が関係性を勝手に決めつけている。 男性職員は獣医さん よく先生と間違えられる。 今は女性の獣医師も多いのだが、なんせ男性の動物看護師が少ないもんで。 動物病院スタッフは動物が大好き ほと

          動物病院のアンコシャスバイアス

          「君の名は」 退職が決まった後のあの名前

          今の職場に入ってかれこれ約5年 退職する人たちを見送ってきた。 なぜか退職が決まってから活躍するひとが一定数いる。 この時の現象の名前はあるのだろうか? 私自身の体験では 部活で引退したあとに急に上手くなった経験がある。 上手くならないといけないプレッシャーから解放され、純粋に楽しくプレーができた。 音楽も一緒だ。上手くなろうと懸命にコード弾いたり練習すると沼にハマる。 趣味と割り切り、楽しむことが大切。 そういうことなんだろう。 残された人のためになる制度を残す。 退

          「君の名は」 退職が決まった後のあの名前

          文句は行動してから

          来年度から愛玩動物看護師が誕生する。 ペットの家族化と共に、関わり方が変わってきた情勢もあるだろう。 高い志をもった人が集まれば、その分救われる命が多くなる。 高度医療を提供している獣医師は、この国家資格化に対し好意的なのだが そう捉えない獣医師もいる。 直接インタビューをしていないので、推測ではあるが 国家資格を持つとそれに見合った給与が求められる。 その先生は従業員の昇給をしたくないのだ。 ただ便利なお手伝いさんであってほしい。 自分の手が空くはずなのに、なぜか望まない

          文句は行動してから

          人が悪いんじゃない、制度が悪い。

          ぼやき私を筆頭に大体は凡人だ。 なのに会社は即戦力を求めてくる。 代替が可能な人は搾取され続け、過酷な労働を虐げられるのだ。 そうして経営者はつぶやく。 『育てても去っていくんだよな』と。 その職場にまた新しい従業員が雇われ、繰り返す。 そこから生まれた『動物病院ってブラックな職場だよね』ってレッテル。 誰のせいでもなく制度が悪いさっそくぼやきから始まったが、新人教育に大変悩まされた。 成長速度は十人十色だが、教えることは一緒。 電話や受付対応、検査方法、手術の準備など諸々

          人が悪いんじゃない、制度が悪い。

          クラゲになりたい私と宇宙飛行士

          夢が叶うってなんだろう。 小さい頃なりたかった職業になれたこと? 自分と向き合う先日、認知科学に基づくコーチングについてのセミナーを受けた。 すごく刺激になった。 が、今の自分にはコーチングはまだ必要がないと思った。 まだ早いではない。 自分が何者で何がしたいか、自分と向き合うことに必要性を感じなかった。 そんなこと考えるよりも、何も考えず海に浮かんでいたい。 クラゲになりたい。 一方、院長が宇宙飛行士に応募した。 書類選考で落選したが、条件も満たしていたし、不可能なケー

          クラゲになりたい私と宇宙飛行士