日経ってどうしてこう意固地なんだろうなぁ。この記事は本日ボクのFacebookのタイムラインに広告として表示された。すでに一年以上前の22年2月の記事。それをいまだに金払って広告に出し続ける意味がわからない。 これが東北の震災の話を風化させないとか、そういう社会的に広く意義のある話なら理解のしようもあるんだけど、企業間の揉め事を片側だけに取材した記事を、こうやって一年以上も金を払って宣伝し続けて何の生産性があるんだろうかねぇ。良い加減しつこ過ぎて見るとイラっとする。 ちな
さて、今回は国語の読解力の基礎問題です。中学生以上なら正解できて当たり前なので、おそらく誰でもわかるレベルなのですが、イデオロギーに凝り固まるといかに文章が読めなくなるかというモデルケースになっています。 課題となる記事はボクがITmedia ビジネスオンラインに書いた記事 「ようやく議論は本質へ 揺らぐエンジン禁止規制」です。 そしてこの記事についてのtweetがこちら。 さて、ここから出題に入ります。 問1. この記事では日経ビジネス電子版に掲載された「自動車の経
中国での日本の自動車メーカーのシェアが落ちているから日本ヤバいという議論だけれど、全くそうは思わない。別にこの人だけを取り立てて否定するわけではないが、こういう意見は散見される。たまたま目立ったので例に挙げさせてもらった。 われわれは過去2年間、ロシアのカントリーリスクに直面してきた。国際的な銀行間の送金システムであるSWIFTから、ロシアが締め出され、外資企業はロシアでビジネスをしても売り上げは持ち出せないし、それ以前に海外から部品や原材料を買うことすらままならなくなった
さてさて、ずっとnoteに記事を書いてこなかったのに、久しぶりに書けばこんな内容なわけですがねぇ。 本日ITmedia ビジネスオンラインに掲載された記事がYahoo! ニュースに転載されました。長期的に見ていると少しずつヤフコメも酷いものばかりじゃなくなってきたのですが、とは言っても痰壺系コメントがなくなったわけではありません。それはそれでヤフコメの文化なので。そういう伝統芸としてのクソコメ返しをボクもちゃんと伝統に則ってやっていこうと思います。伝統へのリスペクトでありま
さてマルチリンクサスペンションについては日経ビジネス電子版の記事で前後編に渡って書いた。 CX-60の記事を書こうとしたらとんでもないことになった 謎は解けた! マツダがCX-60のリアサスでやりたかったこと 大変難しい話を「初心者にも分かるように」という編集部の無理筋のオーダーをやれるところまで頑張ってみた記事である。で、まあ予想はしていたけれど、この記事について「池田の書いていることは怪しい」というコメントがいくつか付いた。まあそれ以上に労をねぎらうコメントが多かっ
ESG Equity Funds Experienced Record Month of Outflows in May 同業の大先輩がフェイスブックでシェアした記事の、そのまたコメントにぶら下がっていたブルームバーグのニュース。ってもこれも投稿はご本人なんだけど。 タイトルを日本語にすると 「ESG未上場株ファンドから5月に記録的な資金流出」 みたいな感じかな。 記事をざっくりサマリーすると、「米株式市場全体のパフォーマンスが悪化した結果、投資家がポートフォリオを
ロシアのタトゥー2人が明かしたドタキャンの真相 タモリさん「番組で一番印象的」 2021年の11月に公開された記事に今さら辿り着きました。多分その頃にドタキャン事件の真相そのものは読んだ記憶があり、まあ衝撃の真相みたいなものとしては、もう一回りしたし、どうせ知っていることしか書いて無いだろうと思っていたのに、なんとなくクリックしたら意外にも深掘りが面白い記事でした。 やらせドタキャンの先にあるもの。t.A.T.u.の2人の素直な気持ちもだけれど、それ以上に興味深かったポイ
ITmedia ビジネスオンラインに書いた記事「トヨタはプレミアムビジネスというものが全く分かっていない(後編)」についたコメントについて。 いや今回はかなり笑い話系です。「トヨタは今回の件でプレミアム販売というものをもうちょっと考えたらどうよ」というテーマの記事でありました。当のトヨタはだいぶ興味津々で、ちょっと話を聞かせてくれと言っております(笑)。まあそれはそれで良いのですが、このコメント。あのねぇ(笑)。 いや確かに貧乏人ですし、何も間違っちゃいないんですが、そん
ITmedia ビジネスオンラインに「日産SAKURAに補助金100万円? 期待の軽BEVを潰す、無策な補助金行政」という記事を書いた。 ポイントは補助金の過剰摂取はロクなことにならない。というかむしろ産業を潰しかねないからダメだと。悪しき前例である「家電エコポイント」を例に説明し、こんなことにしてしまって、一体どういう出口戦略を取るつもりかと、そこを追及した記事である。 この記事のコメント欄に、常連の読者の方が、なかなか良いコメントをくれた。お礼とともに回答をしたい。
パーパス経営なる言葉を耳にした。ググって記事をよんでみたのだが、読んでいくとオエッとなる気持ち悪さ。 例えば「禍福はあざなえる縄のごとし」とか、「人生は死ぬまでの暇つぶし」みたいな、経験に照らして深く頷きたくなる手応えや、自然に響いて共感できる単語が全く無い。 机上の空論が混じっているのではなく、机上の空論以外を丁寧に取り除いたような空虚感を感じる。何だろうこの嫌悪感を伴う違和感の感じ。あ、アレと似ている。 培養槽の中で次々と作られる第2、第3のESG。 正確に引用し
SankeiBizの「【モビリティー新時代】政府の電池生産後押し、電動車促進策が先」を読んだ。 これからしばらく、グローバルで奪い合いが続くと思われるバッテリーについて、日本政府が無策というのはまあわからないでもない。 という辺りを読んでいるとそれで本当に解決できると思っているのは相当ヤバいと思う。 例えば「年産台数の10%以上BEVを生産しない自動車メーカーは上場停止」くらいの厳しい規制を掛けたとして、強制的に生産させられたBEVは売れるのだろうか? 買手がいなければ
ウクライナの一件で色々と忙しいです。というかエネルギー危機の方かなぁ。世界同時エネルギー危機はそもそもは2015年のチャイナショックが出発点で、上流投資が細り、そのあとトランプの中国デカップリング政策から新型コロナという、世界規模ショックのリレーで、いまに至るまで投資が戻らず。そこへ化石燃料悪玉論で儲けたい投機筋の利己的な誘導で「投資してもリクープできないどころか悪者にされる」という新たなリスクが発生して誰も投資できない状態が続いておりました。 採掘というのは放っておくと年
苦笑いするしかないなぁ。ボクは本文にはこう書いている。 上のtweetの返信の続きを見てもらえばわかるのだけど、要するに、エンジン音の話をすると、バカにせずにはいられない人がいる。絡まれることを予見して、無音こそベストではない場合があるからそう書いているだけのことで、無音のクルマを無くすべきと主張しておるわけではない。この人も書いている通り、ボクがこの記事で “EV下げ” をしなければならない理由はひとつもないし、1本いくらの原稿でわざわざ余計な文字数を書く無駄なことはしな
4月11日朝、ITmedia ビジネスオンラインに「マツダのラージPF、CX-60プロトタイプに乗る」が掲載された。 この記事のコメント欄に「CX-60ってアメリカで売らないでしょ?」という書き込みがいくつかあった。 CX-60はマツダの社運を賭けたラージプラットフォームの頭出しであり、ラージプラットフォームはマツダの未来を担う超が付く重要プロジェクト。 よって、ボクの認識としては、CX-60単体の記事というつもりは全くなく、ようやく出て来たラージ第一弾のCX-60をき
過去エントリー「経験主義マウント」についたコメントへの返信 正直こういう面倒臭いことになるからコメントに返事はしたくないのです。エラそうに言いたいわけではなくボクは一応プロの原稿書きなので、読者に向けて原稿を書いているわけであって、個人個人に向けた手紙を書いているわけではないのです。こういう返信を全読者に分け隔てなくやってたらもう一本たりとも新作の原稿は書けなくなるのです。いや怒っているわけではないですが、それはホントにたまらんので勘弁してください。 さて、まあボヤキを書
「どうなりますかね? 次の記事のテーマで書きませんか?」 と気軽に振られるのだけれど、そんなこと後で残るテキストに簡単に書けるわけない。条件分岐が多すぎてどうなるかわからない。 今回の件に関して言えば、ロシアの動き方は全部想定外。第二次大戦後の世界のあり方を規定した前提条件を、華麗にぶっ壊してしまったので、世界の建て付けを全部をやり直すしかない。それがどういう形になるか分からない以上、細かい部分がどうなるか分かるはずがない。 国連安保理の理事国が自ら国境を越えて軍事侵攻す