見出し画像

その箱、お座敷につき。 「ナカザタロウがクマガヤにやってくる #3 新年会に集まれ!」感想

トキです。

1/9に新年初ライブ(&初笑い)にナカザタロウを見に熊谷に行ってきました。

12/25 ナカザタロウ・はやぶさ・ビリー @江古田マーキー感想

↑で書いたように、定時で退社出来るように仕事始めからこの日に向けて奮闘。
だって新年初ライブだもの。(気持ち的には初笑いも兼ねている)
無事退社して電車に飛び乗った。しばらく定時は難しいだろうなぁ。

この日の熊谷、初雪を観測したそうです。寒かった。
冷えきった空気から逃げるように、足早に会場であるモルタルレコード熊谷へ。

今日の対バンは町田昌弘さん。初見。
事前のツイートを拝見して、ベースの方も来るのかな。楽しみ。
昨年秋の「ナカザタロウがクマガヤにやってくる#2」で桃野さんとの対バンを見に来て振りのモルタル。
2階建ての店舗は民家を改装した雰囲気で1階が店舗、2階がお座敷のライブスペースになっている。懐かしい木造の階段を上がると、二間続きの部屋の襖を取り払い、奥の部屋をステージに、手前の部屋を座席用のスペースが広がる。1階で受付を済ませると、「祝い酒です」と通常のドリンクの他にワインが1杯振る舞われた。
開演前の物販としてナカザタロウの二人に迎えられ、昨年末のマーキーでの感想などの話をさせていただき、ライブスペースへと続く階段を昇る。

前回初めて足を運んだ際は演者との距離感に欲張り、かなり前の方で観賞。
今回は全体が見たかったので割と後方に腰を下ろすことにした。ステージの見方を選べるのは自由席の良いところだと思う。

●町田昌弘さん

暫くするとトップバッターの町田さんがセッティングに。
祝い酒の白ワインをちびちびとやりながらそれを眺めていた。途中から、セッティングが済んだのかBGMに合わせてアコースティックギターを鳴らしている町田さん。この段階でめちゃくちゃ上手い。え?これもう始まってる?と勘違いしてしまう贅沢な演奏に感じた。
会場の都合で5分程押すようで、準備が整うまで町田さんは演奏を続けてくれた。耳を傾けながら、ワインの味すらも1ランク2ランク上がったような感覚に。

いよいよ開演。町田さんはこの日7曲を演奏。
オリジナル曲の他、サポートを務めてらっしゃるTHE BOOMの「極東サンバ」より「それでも汽車は走る」をカバー。長年の付き合いというベーシストのサトウトモノリさんを迎えての場面も。
曲名がわからないオリジナル曲でも、とても楽しめた。
1曲目、静かな印象で始まった演奏を見ていて、モルタルの箱としての魅力に改めて気付き、なるほどと思った。
モルタルレコードはこの日のように後方から眺めるのが好きだと実感した。
ステージ全体を見ようとすると、天井の梁や鴨居も視界に入り一気に「部屋感」が出る。
きっとどんなギタリストも、最初は自室でひとり練習していただろう。そのギター少年がそのまま成長した、というか「育ちました」感というか、そういうことを想起させるノスタルジーがそこにはあった。
そのノスタルジーと町田さんの演奏が、歌声がとてもしっくりとくる。
上手後方の窓から漏れる外の灯りすら、演出の一つのように感じた。
小さな部屋(自宅など)の空間をゆっくり広げていくような歌声で、観客はその空間に含まれていく。どこまでも広がるその空間をずっと感じていたいと思った。

また、印象深かったのはサトウトモノリさんとの演奏。間奏を長くとって、お互いの見せ場を交互に披露する場面。終始お二人ともめちゃくちゃうまい(今年も絶賛語彙力喪失中。がんばります。)上に、本当に好き、楽しいんだなと感じる素敵な演奏でした。「大人の遊び」的な格好良さというか。

他にも観客にクラップとコーラスのリズムをキープさせて、アドリブで弾いてみせるところなんて、ジャズのセッションみたいで楽しかった。もっとタップが上手くなったら、こんな風にバンドとセッション出来るようになりたいなぁ。リズムキープまだまだ甘いし、もっと練習しなきゃ。

●ナカザタロウ
登場したかと思うと、メガネを忘れていることに気付いていないタロウ氏。
ナカザさんが気付き視線を合わせた後に、両手でメガネのジェスチャー。始まる前から笑わせてくれます笑(そして初っ端から二人とも可愛い)
慌ててトレードマークの赤いメガネを取りに行き、お待ちかねのライブスタート。
この日は7曲を演奏。
「ナカザタロウのテーマ」「ああ熊谷」「SHOW GATS」「Who You?」「オシリシリ」「こぶたぬきつねこ」「Good Bye」

「ああ熊谷」では前回のモルタルでのライブで配布された歌詞カードの最後に「※好きなだけくり返す」と書かれていたことを思い出す。「みんなこれ見てゾッとしたでしょ」と笑うタロウ氏の笑顔とセットで思い出しつつ拝聴。
昨年末のマーキーでのライブで「ボヘミアンラプソディ」ネタが出てから勘違いしていましたが、なんとタロウ氏未視聴とのこと!
ナカザさんは観に行かれたとツイートしていたので、なんとなく観たんだろうなと思っていたので小さな衝撃。え、じゃあ中田さんの年忘れ公演での「最近ボヘミアンラプソディを観て影響を受けてしまったカトウタロウさん」とあった一幕は…?ああもうその辺は考えないことにします笑
誰かのインスタで「ボヘミアンラプソディ」を歌っている姿もあったし、なんかもう超格好いいからいいや…

まだナカザタロウのライブは3回目の新参の為、「SHOW GATS」と「こぶたぬきつねこ」は初見。特に前者はお正月限定?とのことなので聴けて良かった。次のフルアルバムには「サジタリウス」と一緒に加えてほしいところ。
「こぶたぬきつねこ」は子供向けと言いつつ時事ネタも盛り込まれててめちゃくちゃ笑わせてもらいました。あと絵が上手い。ナカザさんが書いてるのかな。はまちゅんの個展で販売してた絵とタッチが近い気がする。だとしたら絵心まであってほんと多彩な人だなぁ。

トーク部分で笑ったところを全部書いていくと幾ら時間があっても足りないと思われる。毎回のことだけど。
ところどころ「ボヘミアンラプソディ」観た人のフレディ症候群に罹患している症状が見られたのが楽しかった。僕自身この作品見といて良かったーと最近思います。こうしてライブをより楽しむことも出来たし。

楽曲が前後するけれど「オシリシリ」。タロウさん急に全力のオンナ感出しますよね。これも見る度に髪の洗い方が可愛いー。(僕は短髪なのでワシャワシャ洗える。タロウさんの方が余程女性的だと思う瞬間。)
脇洗いのところで毎回餌食になるナカザさんを見られるのもこの曲の楽しみの一つ。面白いし反応がいつも可愛いので。

同じ「部屋感」でも町田さんとはまた違いますよね。ナカザタロウは友達の家に遊びに行ってスマブラやってる感じ。友人同士のわちゃわちゃを見て、笑い合う心許してる感じ。

●アンコールセッション

ナカザタロウ終わりの終演を知らせる金曜ロードショーの懐かしいテーマ曲で、満身創痍のナカザタロウがハケていく。
そしてハケるとほぼ同時にアンコールの手拍子。

アンコールを受けて、この日は二組一緒にセッション。(町田さんたちの呼び込み方がとろサーモンのキャッチのネタみたいなアレ。好き。)
上記で分かるかもしれないですが、みんなフレディ症候群に罹患しているようなのでこの日のセッションは「We will rock you」!
ナカザさん、フレディを自らの身体に憑依させフレディナカザに。(ティアドロップのサングラス&付け髭。可愛い。視界に入るだけで可愛くて辛い。)
観客のドドンパン(タップで言うとスタンプ×2からのクラップ)、歌いだしはフレディナカザさん、続いて町田さん、最後にタロウさんの順で熱唱。
皆さんめちゃくちゃ格好いいです。来て良かった。職権乱用ギリギリのスケジューリングで、この日来て良かった。
町田さんのエレキめっちゃ格好良かった。素敵か。素敵過ぎるのか。

終演後、感想をナカザタロウのお二人に伝えて帰路。
行くことしか考えてなくて、終電見てなかったけれど、終電は23:11。乗れた電車22:43。割とギリギリのギリ。

ナカザタロウは果たして帰れたのか…!!!!

よきライブ初めでした。
今年もライブ、たくさん行けたらと思います。

 

 

✎__________
記事に共感、気に入っていただけたら
「スキ」お願いします。
「スキ」はnote未登録の方も押せます。
__________

この記事が参加している募集

₍ᐢꙬᐢ₎サポートいただけたらめちゃくちゃモチベーションが上がります! 良ければ一緒になにか面白いこととか出来たらうれしいです。