なお

異性愛者・シスジェンダーの大学4年生。性の多様性についての研究・活動をしています。 個人企画『学校で教えてくれなかった 性の多様性と愛を考える』

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異性愛者・シスジェンダーの大学4年生。性の多様性についての研究・活動をしています。 個人企画『学校で教えてくれなかった 性の多様性と愛を考える』

最近の記事

近況報告[今後どうするの編]

長くなりました。 大学院退学、大変だった就活を経て、結局就活を辞めた私が、どう落ち着いたのか… 就活での経験を経て、結局私は性の多様性に関わっていきたいという思い、 特に、大人に対して何かできることはないかと思うようになりました。 就活を始めた時は、働きながらボランティアくらいで性について関われたらいいなと思っていましたが、 自分の就活での経験を経て、もう少しがっつり取り組んでみてもいいんじゃないか、と思うようになりました。 ただ、企業相手となると、NPOやサークルで学校

    • 近況報告[就活編]

      次は、今まで1ミリも就活をしてこなかった大学院中退女子が、就活でボロボロにされるお話をしようと思います。 大学院を退学することを5月に決意し、そこからすぐに私は就職活動を始めました。 すでに内定が出ている人もいる中で0からのスタート、何をしていいかも全くわからない状態でした。 学部生時代も就活には1ミリも触れなかったし、 そもそも自分が何の仕事がしたいのかも全く決められていませんでした。 とりあえず私は、「企業って何か知ろう!」というアホな考えで、 会社説明会に参加しまく

      • 近況報告[大学院やめた編]

        今日は、私が大学院を辞めたことと、今まで何をしていたのか、これから何をするのか… 諸々の近況報告をしようと思います。 私は今年の4月から静岡の大学院に進学していました。 理由は、大学の教授になるためでした。 私は大学1年からLGBTや性の多様性について学び、 将来も、そこに関係する仕事がしたいと思っていました。(漠然と) その頃、私の周りでダイバーシティに関わる仕事をしていた1番身近な人が大学教授でした。 周りに影響されやすい&安直な私は、 「私も大学教員になれば勉強しな

        • ピル服用2ヶ月経過(マーベロン28レビュー)

          2ヶ月前から、念願だったピルの服用を始めました。 なんだかんだ生活が忙しかったのと、 もし副作用が出たら…と、数日予定のない日を見計らっていたのもあり ついにピルデビューできました! なんか私の感覚では結構ピル飲んでるって言えちゃうけど、 世の中ではまだまだ言いづらいのだろうか? 自分も飲んでみようと思った時 いろんな人のブログやSNSを参考にしたので、 私のもその一例にできればいいな〜と思ってレビューします! (注)副作用などは私個人の例ですので、全員が同じではないと

          大好きな人とともに生きる全ての人に、結婚の自由を

          最近、自分にパートナーができた。 大学生の中で色々な恋愛をして、傷ついたり傷つけてしまったり、 失敗を繰り返して、永遠なんてないと知って、 もう、大学生のうちは恋愛しなくていいかな。なんて思っていた自分にだ。 こうして文章にするのは少し恥ずかしい気もするが、 あぁ、この人と結婚したいな。と思える人。 一緒に過ごしていて常々そう思う。 惚気はこれくらいで。 私は結構自分中心に生きるタイプなので、 今までそんなに結婚について深く考えたことがなかった。 まぁ今は全くする気も相手

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          大切な人を傷つけたくない、と悩む学生たちに伝えたいこと

          私は現在LGBTや性の多様性についての研究・発信活動をしている大学生です。 たまに中学校や高校に行って講演をしたり、こうしてブログを書いたり、 大学で性の多様性について議論する場を作ったりしています。 しかし私はLGBT当事者ではない。 女性として生まれ、女性として生き、好きになるのは男性です。 なぜそんな私が、LGBTに関する活動をしているのか? 私には高校時代に片思いをしてる男友達がいました。 今までの人生で一番好きだったと言える相手。 ある時、彼から、 「僕ゲイ

          大切な人を傷つけたくない、と悩む学生たちに伝えたいこと

          「LGBTは周りにいない」という発言について

          ふとツイッターを開いて、 たまたまみたツイートの中で、 「私の周りにLもGも一人もいない。 親戚にも、今まで人生で付き合った人の中にも。 だから、理解が足りないっていうよりは、 理解のしようがないんだから。」 という発言をしている人の動画を見た。 腸が煮えくり返るとはこのこと。 こんなに他人に腹が立つことがあるだろうか。 気になって、この人のインタビュー記事も読んでみたが これ以上は私の健康衛生上よくないと判断し途中で読むのをやめてしまった。 元気になったら今後読もう。

          「LGBTは周りにいない」という発言について

          「大学生はいいよね」なんていうな

          コロナの影響で、悲鳴を上げている大学生が増えた。 それは、大抵の場合 「後期もオンライン授業」 という決定が下された大学生だった。 この一連の出来事で、いろんな人がいろんな影響を受けている。 ただ、私は最近 「大学生はいいよね、暇でしょ?」 と言われることに非常に腹が立つようになってしまった。 もちろん、暇ではある。 でもそれが「いいこと」かと言われれば、そうではない。 3月、春休みに「おうち時間」なんてワードが流行って 友達も、あつ森をやってみたり、パズルやゲームにハ

          「大学生はいいよね」なんていうな

          バイト先で「なんで会員登録に性別欄が必要なんですか?」と聞いてみた。

          先日Twitterで、 「履歴書の性別欄をなくす」 という取り組みをしている人たちがいることを知った。 なぜそういった取り組みをしているのか? 履歴書だけでなく、 私たちは、自分の個人情報などを記入するときに 「男・女」のどちらかに丸をつける経験をたくさんしてきたと思う。 履歴書、受験票、お店の会員登録、アンケート、、、 最近では、 「男・女・その他」とか、 記述式になっている場合もある。 なぜ「男・女」という性別記入欄に問題があるのか? 1つは、セクシュアルマイノリテ

          バイト先で「なんで会員登録に性別欄が必要なんですか?」と聞いてみた。

          同性愛を受け入れられなかった主婦さんとのその後

          昨日の 『バイト先の主婦さんに「同性愛は受け入れられない」と言われた話』 の続きを。 あの会話をしてすぐ、主婦さんは職場を辞めた。 あれ以来約半年間彼女には会っていなかった。 彼女が職場を離れてすぐ、コロナ騒動が始まって、 私は、スピーカーとしての活動の場を失った。 こうしてブログを書いているだけの日々で、 正直このままスピーカーを辞めようか、 自分には向いていないんじゃないかとか、 色々悩んだ半年でもあった。 そんな時、たまたまあの主婦さんと遭遇した。 久々だね、元気し

          同性愛を受け入れられなかった主婦さんとのその後

          バイト先の主婦さんに「同性愛は受け入れられない」と言われた話

          これは半年くらい前にあった出来事。 昔ブログにしたことがあるんだけど、最近この話の続きが生まれたので それを話したい。 今日は、まず前半のお話。 ーーーーーーーーーーーーーー ある日のバイト中 パートの主婦さんに聞かれました 「なおちゃんは大学で何の勉強してるの?」 ...... この質問、意外と困る。 例えば、 「教育です!」とか「英語です!」 は、 「なるほどね!」 ってなるんだけど。 「LGBTについてです!」 「性の多様性の研究です!」 なにそれ? 「社

          バイト先の主婦さんに「同性愛は受け入れられない」と言われた話

          最近のこと

          1週間ブログ更新最終日。 バタバタした生活の中でも、時間を見つけてブログを書いてみました。 毎日、と言ってもまだ7日目だけれども。 生活の中で、ブログのネタを考える時間が増えて、 一つ一つの出来事に対して深く考えるようになった気がします。 ただ、LGBTに関する話となるとどうしても限定されてしまって、 全然ネタが出ない…笑 あとは、話題の扱い方や、言葉の使い方がとっても難しくて、 自分の知識不足と、語彙力のなさを痛感しました。 今は、セクシュアルマイノリティだけじゃなく、

          最近のこと

          オランダLGBTプライド体験記

          今日は、私が2年前に行ったオランダ・アムステルダムで参加したLGBTパレードについて記録しようと思う。 現在、世界各地で「LGBTパレート」「プライドパレード」などと言われるイベントが開催されている。 どんなイベントか簡単に説明すると、 「性のあり方は自由だ!」というお祭りである。 同性愛、異性愛、トランスジェンダー、いやすべての人が、 自分のありたい服装で、好きな人と、ありたい性のあり方を楽しむというイベントだ。 東京でも、「東京レインボープライド」というイベントが毎年5

          オランダLGBTプライド体験記

          コンドームを持つ女はビッチか?

          中学生の時、クラスの男子が 財布にコンドームを入れるか否かで議論していた。 発端は、クラスのイケイケ男子の財布の中からコンドームが出てきたからだ。 中学生で、そもそもそれを見たことがある人がとても少なかったので、 男友達の間で彼はまるで英雄のようだった。 「すごい」「どこで買ったの?」 なんて話す一方で、 一部では、 「コンドーム持ってるなんてヤリチンだ」 と非難する人もいた。 まぁあの頃はきっと彼も、 「中学生でコンドームを持っていること」 をただただ自慢したかっただけ

          コンドームを持つ女はビッチか?

          私が1度だけ女の子を好きになった話

          以前、友達にこんな話をされたことがあります。 「実は人間の8割はバイセクシュアルらしいよ。 社会とか環境で、ほとんどの人は気づいてないけど、 実は多くの人が心の何処かに同性愛的部分を持っているらしい」 友人の話なので、真偽は定かではありませんが。 そこで、じゃあ私も?と思ったわけです。 でも今は、完全に恋愛対象も性対象も男性。 でも、そこで思い出したんです。 私、人生で一度だけ、女の子を好きかもと思ったことがある(かもしれない)と。 昔の話は 「女らしさってなんだ」の

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          LGBT当事者コミュニティに誘われる話

          最近、Twitterで、フォローよりフォロワーの方が多くなり ありがたいことに色んな人に私の文章を読んでもらえて 嬉しいなぁと思う反面、 一つだけ困っていることがあります。 それは、 「LGBT当事者コミュニティ」へのお誘いが増えたことです。 私は、アライすなわちLGBTの当事者ではないのですが こういった活動や発信をしていると、 パッと見、LGBT当事者なのかな?と思われがち。 そこで、メールやDMなどで 「私たちのLGBT当事者コミュニティにぜひ参加しませんか?」 とい

          LGBT当事者コミュニティに誘われる話