エンジニアの働き方「客先常駐」の特徴を紹介
こんにちは。なおきちです。
エンジニアで働くなると客先に常駐する話をよく聞きます。
僕自身は客先常駐の会社を2社経験しているので、客先常駐の特徴を紹介していきたいと思います。
ちなみに僕は自社で働きたい派なので、文章も避けたい意図が伝わるような文になっています汗
ビジネスモデル
やっている事は派遣会社と変わらないです。
人を他社に派遣すれば、派遣するほどマージン手数料で儲かるビジネスモデルを取っています。
なので、自社に抱える人数が多ければ多いほど儲かる仕組みになっています。
派遣を受け入れている会社は大手企業が多いので、常駐先も大手企業の可能性が高いです。
求人の傾向
・自社開発より客先常駐の求人のほうが圧倒的に多い
どの職種の求人も扱っているような「リクナビ」「マイナビ」「エン・ジャパン」などの求人媒体があると思います。
そういった求人媒体で職種をエンジニアで絞ると、客先常駐系の会社ばかりヒットします。
逆にWEB業界に特化した「Green」「Find job」などの求人媒体は自社開発の傾向が高いです。
・勤務地が一つではない
勤務地が東京23区、神奈川県など勤務地が一つの場所を指していない会社はほぼ100%客先常駐の会社です。
求人票を見る時は会社名、会社の説明よりまず勤務地を見ます。自社開発か客先常駐か判断するのにかなり重要な指標です。
・求人票に「Sler」「受託開発」のキーワードを入れている
IT業界の中でSler業界が客先常駐に当たります。
・未経験者歓迎が多い
自社に抱える人数は多ければ多いほど儲かるので、採用のハードルを低めに設定されています。
・採用されやすい
採用のフローが1次面接のみの会社が多いです。
未経験でも入りやすいです。
IT特化の転職フェアに参加する企業はほぼ客先常駐
求人の大手サイトが時々転職フェアを開催すると思います。
行ってみると分かりますが、歩いているだけで「うちの会社に来ませんか?」と勧誘されまくります。
休憩所の椅子に座って休んでいると、採用担当が隣に座ってきて会社のパンフレットを持って説明してきます。
面白いなーと思ったのが休憩所で隣の席が空いていると勧誘されるので、求職者同士で勧誘されないように隣を詰めて座ります。
電車の席ではできるだけ隣がいないほうがいいですが、転職フェアの休憩所では隣がいたほうが安心感があります笑
求職者同士で暗黙の連携プレーをしています。
そんな連携プレーを見ているせいか、勧誘してくる人は真正面から話しかけてもきます。
なので、なかなか休む事ができずに疲れます。
自社開発しか探してない場合、時間の無駄&疲れるので行かないほうがいいです。
入ってから大変な事
・常駐先を決めるのに、毎回面談がある
面接は緊張するし、頭が真っ白になるからできればやりたくないですよね。
客先常駐の会社は入ってからも面談があります。
普通の面接と違って志望動機や自己PRは聞かれないですが、自分のスキルを具体的に伝える必要があります。
・常駐先が決まらないとクビか、自宅待機で給料減額される
会社によりますが、常駐先が5回連続ぐらい決まらないと自宅待機させられます。
給料が半額になり、面談の時だけ呼び出される形です。
・未経験だと経歴を嘘つくように指示される場合がある
未経験者は戦力として見られないので、営業の人に経歴を加工されます。
面接用のシートは営業の人が作るので、面談で初めてシートを見たら自分の経歴が違っていて衝撃を受けました。
嘘を付く事に罪悪感が出て辛いです。
・案件ガチャがある
営業が持ってきた案件を受けて、受かった所が常駐先になります。
それが自分の希望している仕事内容ならいいですが、希望でない所にも行かされます。
一番経験値がたまらない案件が「テスター」なのですが、未経験者は特にテスターに回されます。
テスターは名前の通りでSEの人が作ったテストの書類に書かれている項目をひたすら実行していきます。
「テストをやりました」という証明をするために、テストのフローごとにスクリーンショットを貼る、つまらない作業が待っています。
別名「スクショ職人」と呼ばれています。
テスター案件が終わって次は開発に行けたらいいのですが、またテスターになる可能性も高いです。
僕が関わった人の中で最長5年間ずっとテスターだった人もいます。
未経験で最初に入った会社がテスターのループになりそうだったので、短期退職して逃げました。
・勤務地が遠くなる事もある
常駐先が郊外の所も結構あるので東京23区に住んでいても、通勤時間1時間半〜とかざらにあります。
駅から徒歩20分の常駐先もあるのできついです。
まとめ
・客先常駐の会社は採用されやすいので、未経験者は入りやすい。
・客先常駐か判断するのに勤務地を最初に見る
・入社してからも面談がある
・案件ガチャがある
・面談の時は自分が商品であるような錯覚を感じる自社営業と他社営業の引き渡しがある。
いかがでしたか。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?