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『東大生社長の勉強法』を読んで〜常識を疑ってみることが、成績を上げるコツなのかもしれない〜

こんにちは、なおきです(@naoki_blogger)。

東京大学の教養学部を休学しながら、会社を経営しているみかみさん。その方が執筆した『月に1億円稼ぐ現役・東大生社長の勉強法』を読んでみました。

まず読んでみて、、、意外と共感できる部分が多かったです。うーん…たとえば、「1教科に絞って短期間だけ勉強する方法」が本書で紹介されているんですが、僕もこの1教科に集中して取り組む方法取り入れているんです。

そういう勉強の仕方で著者と共感できる点が多くて、思った以上に早く読み終わりました。勉強法に共通点あるおかげか、積極的に読むことができた本です。

今日は、簡単に感想と学んだことを綴っていきます。

東大生が出した勉強本の中で、いちばん実践的

正直、どの東大生の本も素晴らしいんです…。けれど僕は、今回の書籍がいちばん行動に落としやすかったなーと感じています。例えばですけど、「1教科に特化して短期間だけ取り組む」という方法が紹介されていました。

著者も実際に受験勉強していた頃は、やっていたらしくて最初は化学→物理I→物理IIと二ヶ月ごとに進めていたそうです。

こういった経験談って言葉にするだけでは、伝わりにくいんですよね…。読者にとっては、目の前に著者がいるわけではないし、著者も目の前に読者がいるわけではないので、相手を想像して執筆するというのはなかなか困難です。

ただみかみさんは、日頃からSNSで発信したり、会社を経営しているおかげか、彼の経験が伝わりやすい文章になっていました。

1教科に集中して勉強すると成績が上がるらしい

1教科だけに短期間集中する…というのは、学生でもなかなかやっていないと思います。というのも学校ではバランス良く、数学→現代文→物理というふうに授業を受けます。

ただこのやり方は彼いわくマルチタスクになっていて、効率が良くないそう…。その代わり、『1科目を深く理解してから、次に正しい科目を学習する』という方法を推奨しています。

正しい科目を選ぶというのが大切みたいです。学習する順序を間違えてしまうと、知識が体系的に繋がりません。例えば正しい例だと、数学Iを学習した後に数学IIという感じです。間違った例だと、数学Iを学習後、現代文Bに手を付けるという選び方ですね。

何が間違っているのか?

そう思うかもしれません。

簡単にいうと、現代文Bと数学Iには関連性がないのです。数学Iで覚えた知識やスキルを数学IIで活用するというのが、著者の勧めている勉強法です。

実は読んでいてドキッとしました。僕は曜日ごとに一科目に特化して学習するんです。実際、数学IA(赤チャ)→英語…😇という学習パターンを繰り返していました。でも著者のやり方によると、この違う教科をまたいで学習というやり方は間違っています。

数学と英語って習った知識に関連性ないですよね(笑)。僕は完全に間違ったやり方で学習してたんです。

1教科に集中して学習する方法をまとめると…
・1科目を深く理解してから、関連性のある2科目めに移る(数学Iなら数学IIのように)
・次に学習する科目は正しいものを選ぶこと

※英語だけは唯一、並行して進める必要があるみたいです。

【覚えやすい暗記法】エピソード記憶と感情を使う

記憶法はいろいろ紹介されています。今回は手っ取り早く実践できる「エピソード記憶」と「感情を使って記憶」の二つを紹介します。

まずはエピソード記憶から…

暗記にはいろんなやり方があるんですが、やっぱりすぐに忘れてしまうのが人間です(笑)。特に苦手な教科だとそうですよね…。不思議なことに人はストーリーは記憶しやすくできているそうなんです。いろいろ説明すると長くなるので、手っ取り早くエピソード記憶…、ストーリーの作り方を説明していきます。

例えば、円周率の暗記。

3.14159265と音読してもやはり忘れてしまいます。逆にこれをエピソード記憶にすると、、、「3.1415そういえばさっきお茶飲んだ。コップには9265という製造番号が刻まれてた。」みたいな感じになります。

いま記事を書いていて、めちゃくちゃ覚えやすいなと僕は思います。

ストーリー作りのコツ
・その出来事・物語の主人公を自分にする
・学んだ場所の状況や気温を映画のワンシーンのように記憶
・はちゃめちゃでもいいので、物語を作ってみる

次は感情と一緒に覚えるやり方

これだけだと、全く意味がわからないかもしれません。感情と一緒に覚えるやり方は、英文・英単語の暗記や社会の人名などを覚える際に効果的です。

英文だと、
・My daughter was absent from school so I am sad.
(娘が学校をサボったの、悲しいわ。)

『東大生社長の勉強法』より

の場合、声優や役者のようになりきって音読するのがいいそうです。感情を込めて読むとより効果的。

次は自分がその単語を学習した状況を含めて、覚える方法を紹介します。できるだけ自分が学習した状況を思い出して、関連付けて覚える感じです。


英単語・社会の人名では、
「701年平城京」を覚える場合
・「701年平城京。これを覚えていなかったから試験に落ちた

『東大生社長の勉強法』より

というように勉強した時の感情と、暗記したい単語を結び付けて記憶する方法になります。人は嬉しい記憶よりも悲しい・苦しい記憶の方が忘れにくいので、ぜひネガティブな過去や体験を使って学習してみてください。

あらためて思う、東大生って…戦略家だ。

いままで5冊くらい東大生の書籍を読んできました。やっぱり共通して思うのが、どの著者も戦略家だということ。彼ら・彼女らは、自分なりに考えて効率よく勝つ方法をあみ出しています。

読むうちに、ただ勉強時間を増やしたり、計画を立てるのが全てじゃないんだと感じるようになりました。やっぱりがむしゃらに勉強時間を伸ばしているから結果が出る…わけではないんです。

もちろん最終的には努力が必要になります。

が、やっぱり自分なりに考え、効率よく勝つ方法をみな心得ているなと学びました。

ということで今回は『月に1億円稼ぐ現役・東大生社長の勉強法』を紹介しました。本当に実践しやすい内容が詰まっているので、ぜひ目をとおしてみてください。

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