てか新NISAがどうこう言う前に私がどれだけ無知だったかの話さして

職場の後輩に「新NISA始めたほうがいいと思ってるんですが何も知らなくて…」と相談を受けて第一声が「わかるよ❗️」だった危険人物こと私である。後輩まずはこんな大人にならないでほしい

今でこそ私は普通の人が手を出せるタイプの投資について手を出したり出さなかったりしているけど、そもそも投資なるものをしてみむとてしはじめたのは2018年ごろで、「この辺の話題について一個もわかってないけどやっといた方がいいっぽいことだけはなんかわかるな〜」みたいな、おいおいおい死ぬわアイツ状態スタートだったのね。

今年1月からのスタートということで1月もはや1週間が過ぎ(早すぎて無理)、もう既に始められた方もいらっしゃる中でこれを言うのもマジでアレすぎるんだけど新NISAどうしてるよみたいな話の前にこんな状態で始めた奴いるんだ…みたいな謎の安心感を持って欲しすぎるから書く、私の無知を。

ちなみに結論から書くと何も知らんスタートでも5年間つみたてNISAやって100万前後の運用益出たし(前後って言うのは日によって数が変わるから断定的な言い回しを避けがちなアレ)、今はちゃんと納得して旧NISAはホールドしつつ新NISAもやっている。


無知①投資やるって…モニターいっぱい用意して常に見なきゃっ…ッてコト⁉️

偏見があるとか言うレベルじゃない。
どこでそんな図像を見たのか全然心当たりないんだけど、投資家の方がなんか20個ぐらいモニターを縦横にズラァと並べて謎のグラフを見比べてるみたいなイメージあって、投資=そうなる/そうしなければならないと勝手に思っていた。だから投資の前にモニター準備しなきゃじゃない?初期投資エグすぎない?って本当に思ってた。

そういうスタイルで取り組まれてるプロの方もいらっしゃるかもしれないが、長期投資前提で積立で分散型の投資信託を買っていくなら全然そんなことはしなくて大丈夫だった。モニター買う前に調べてよかった〜

無知②:投資、失敗したらマジで財産をはじめとする全てを失うんでしょ

↑ともちょっと絡むんだけど、幼き頃にリーマンショックの頃のあれやこれやをよくわからんままニュースで見てたりとか、歴史の授業でブラックマンデーについて習ったりとかした結果、普通に投資って怖いし最悪命かけなきゃいけなくなるのでは?だから投資するって文字通り必死でやらないといけないんじゃ?ってガチで信じてた
投資とはすなわち自分が全て責任を負ってコントロールしなくちゃいけないタイプのギャンブルで、リスクがあるって財産一個もなくなる可能性ってこと???みたいな。

ちゃんと必要なお金は別で取っといた上で少額で始められるっぴ…

無知③:非課税って何がいいンすか

「NISA/つみたてNISAは運用益が非課税」というの見ても普通に意味不明だった。
税金の種類は色々あるっぽいのはなんとなく知ってるつもりだったけど、基本消費税しか意識しない生活してたからまぁありがたいけどリスク負って110円が100円になるくらいだったら預金でよくないスか…って思ってた。

んで調べたら、投資信託で得た分配益とか譲渡益とかそういうのにかかる税金クソデカくて20.315%とかなので1/5以上税金で持ってかれるって知って爆笑した。1リットルのファンタをさ、ご機嫌で買った側からコップ1杯分飲まれたら憤怒よな!!

税率は「つれー、最高」で覚えた。315つったらアイドルマスターSideMだからな。Mマス好きでよかった。いや315プロダクションに謝れ

無知④:SBI証券にした理由は本の操作画面丸パクリできるから

マジで今でも感謝してるんだけど、私が人生最初に手に取った投資関連の本は全く同じ気持ちがタイトルになってるという理由で選んだ『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』という本だった。

後になってわかったことだが著者のお一人である山崎元さんはインデックス投資について一貫して推奨していらした名投資家さんで、聞き役である大橋さんは私のような超初心者と同じ視点を持っていらっしゃる名インタビュアーなのであった。投資のことをようやく少しわかってきた今でもこの本に書いてあることが基本的な理解だし納得もしている。人生の中で読んでよかった本のひとつ。Kindle Unlimitedでも読めるよォ

で、この本の中にSBI証券にまつわるページがあったんだよ…具体的には設定方法について、SBI証券を例に取って説明されていた(朧げな記憶だけど今私の手元にあるのがそれだからそうだったんだと思う)。どこから申し込んで、何を設定すれば良いかなどを実際の画面を用いて説明してくださっているのだが、これを私はそのまま鵜呑みにして、完全にコピーするためだけにSBI証券を選んだ。
実際、わかりやすくて大変ありがたかった。

現在はその当時開設したSBI証券でNISAの運用と買付を継続していて、その他に貯金代わりの特定口座を楽天証券で保有している。分けた理由はかいつまんで言うと私が当時楽天カードで生活費を賄っており、50,000円分のポイントが最大ということで満額分還元されたかったからだ。つみニーは月5万だとオーバーしちゃう

各社に特徴はあるが、NISAなりを始めるにあたって口座はどちらでも、何ならどこでもいいと思う。だけど、とっかかりと言う意味ではそのままトレースできたSBI証券はとても良かった。まぁ、その前にちょっと位楽天証券のことを調べてよかったんじゃないかと今になって思う。

無知⑤:評価額がマイナスになるたびに命のカウントダウンかと思って怯える

投資信託や積み立てに限らず株というものは買い始めた頃合いは特に、買った額よりも評価額が低くなることがままある。日々変動する数値のものなので普通のことなのだが、当時の私はおびえすぎてこのままゼロになったらどうしよう…これが損をするというリスクの事か…まだ額が小さいからいいけどこれワンチャン命のカウントダウンの始まり説あんのか?と怯えていた。

賛否両論あるがドルコスト平均法の考え方で行くならば、とにかく定額で株式の評価額が高い時も低い時も買い続けることでおおよその平均値をとりながら上昇していけると言う理論があるが、そのこともよくわかっていなかった。とにかく買い続けるってどんなドM脳筋ソリューション行為だよって普通に思ってた。

でも止めなかった理由はせっかく設定した積み立て設定を解除する方が私にとってはめんどくさかったから。その判断は間違っていなかったが、めんどくさいからってマジなんなんだろうな。めんどくさがりで得したことの唯一かもしれん。
今も日々の証券口座のお金の移り変わりをおみくじかのように見守っている。上がってれば大吉、下がってたら明日たぶん大吉。

無知⑥:お金がないという理由でつみたてNISAにした

NISA2種類あって、私はその時つみたてNISAの方を選んだ。今もし当時に戻って始めるとしても、長期・分散・積立をモットーに月々の負担がそこまで大きくない状態で満額始められて、なおかつ20年と言う長期にわたって保有が可能と言う理由でつみたてNISAを選択するが、当時は普通に年間120万円を拠出できないよ〜という消極的な理由で選択・実施していた。

何もわかっていないのに貧乏性の亜種でどうせやるなら満額が良いという矛盾あって笑う。

シンプルに毎月33,000円も少なからぬ額なんだけど(てか今更ながら40万円ってマジなんだったんだろう、12で割り切れる方が好み)、ボーナスとかでまとまった金額が手に入るときあったら全ツッパしてた。当時の私、ありがとな

無知⑦:購入する銘柄をあろうことか勘で選んでいた。

まだまだ続くんだわ。
手数料が安くて広く分散して投資できる銘柄にするとか配当金があるから的な発想マジなくて、純度100%勘だった。ランキング見るとかもなかった。操作画面からどうやって見ればいいかわからなかったから………。

しかもなんか当時年間の非課税枠勿体無いから売って買い直すより保有してた方が結果いいよみたいな感じだったのでその謎の勘で買った投資信託まだ持ってて笑うし、しっかり運用益あるのもウケてる。そんなノリみたいな感じでもいいんだ。。。いやダメかもだけどさ。。。

最後に

まじで全く何もわからないまま始めたがやっていくうちお金の仕組みのことをちゃんと知りたくなり、FPの資格を取ったり簿記の勉強を始めたりして、今は納得しながら投資信託を買い続けている。本当によくわかんなくても始めててよかったなって思う一方で、よくわからんしなんならアレルギーくらいこの手の話題苦手だな、わからんものにお金払っていいのかなって気持ちもよくよくよくわかる。

資産運用というものは理屈として基本お金が増えるケースが見込まれるものであるが、それを利用したうまい話、ないし人を騙そうという発想が時々あるので、そういう事例が抵抗感や恐怖感を増幅させているんだと思う。

超ざっくり言うと、この世の中がどんどん良くなっていくお手伝いをするために自分のお金を社会に還元して、そのお礼として利益がちょっと発生するのを手元で受け取ると言うサイクルだと思っている。諸説あるし、これが全てではないことも100承知だが、そう考えるとある種社会貢献のような気持ちで投資という行為ができているのでいささか気持ちが楽である。

こんな状態で始めても、よくわかっていなくても、今こうして自分のやっていることに納得できて軌道修正もできるので、まずは始めることに対してそこまで怖がらずにいてもいいかなとアラサーの私は思うゾ。
この記事を安心材料にするもよし、反面教師にするもよし。そんでこの先のお金関連に限らない話も超パーソナルな持論ばかりなので、ちゃんと調べたほうが身のためだなって思うことがあったら心の声に従ってってくださいませ。

ではまたね〜


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?