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夜中、窓の外から雪かきの音が聞こえてきた話
怖さ:★☆☆
会社の同僚(「内線がかかってきた話」をお話ししてくれた方とは、異なる方です)が、子どものころに体験したお話です。
彼女が小学2年生のころ、お父さんのお仕事の関係で、北海道の札幌に住んでいたそうです。
当時、お父さんの勤める会社の社宅に住んでいたのですが、その社宅は平屋でした。冬になるとたくさん雪が積もって、窓も埋まってしまうほどだったそうです。
さて、ある冬の夜、彼女が子ども部屋で寝ていると、窓の外から、ざざっ、ざざっと音が聞こえてきました。その音を聞きながら、一緒の部屋で寝ていたお兄さんと、「誰か雪かきをしてくれてるんだね」と言っていたそうです。そして、きっと向かいの家の人がやってくれているんだと思ったそうです。
ところが翌朝、向かいの家の人にあったので「昨日の夜は雪かきをありがとう」と言ったところ、「雪かきなんてしてないよ」と言われました。しかも、雪かきをするとしても、玄関とか人が通るところの雪かきはしても、「窓なんて雪かきしないよ」と。
確かに見てみると、どこにも雪かきをした形跡はありません。
あの夜中に聞こえた雪かきの音は何だったのかな?とときどき思い出して、不思議だなぁと思うそうです。
話し手:会社の同僚
採取時期:2019年9月
採取場所:昼食を食べに行った定食屋さん
「子どものころ」の、なんか怖い話
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