だや@光と私語
耕す畑もないのに、毎朝5時に目がさめる。 明け方にする昨日の記録。
主に人の作品について書いたもの。お蔵出し。
告知とか補足とか昔ばなしとか。恥ずかしくなったら消します、恥ずかしくなくなったらアップします。
吉田恭大第一歌集『光と私語』についての、吉田以外の方が記述したnoteのまとめ。
吉田恭大第一歌集『光と私語』(いぬのせなか座)界隈について。
仕事のために、毎日劇場に通っている。 舞台制作。大雑把に説明するなら、舞台芸術の、舞台上で起こること以外のだいたいを手配するのが仕事だ、と言えるだろうか。英語では便宜上directorを名乗ることもあるが、特に図書館司書や学芸員のような資格があるわけではないので、身分としては有期雇用の一事務職員に過ぎない。 二〇二〇年、勤務先の劇場でも多くの舞台公演が中止となった。状況を簡単に振り返る。 まず、二月二十六日の政府のイベント自粛要請の前後から、東京都内での公演の中止が目
ずっと好きな作品が今度横浜で上演されるらしい、のでいろいろと思い返してみました。 初演のときのツイート。偶然にも4年前の今日ですね。 「眼科の地下」は新宿眼科画廊の地下スペースのこと。 それで、サメっていうのは、こちらです。 荒悠平(ダンス)と大石麻央(彫刻)による、サメの着ぐるみを着たダンス作品。着ぐるみ、ってつい言ってしまうけどオフィシャルには「彫刻」という言い方をしていますね。素材は羊毛で、中身は人間です。 舞台上では、400才生きているとされる「ニシオンデンザメ
砂子屋書房HPで1年間連載します。 「運用と手順」は2020-2021に「塔」の結社誌で連載していた短歌時評の(勝手につけていた)タイトルです。この時は検索性を下げるために、毎回同じタイトル+通し番号で掲載していました。 砂子屋書房HPでは各回のタイトルが必要になるので、とりあえず初回は何も考えず「SNSについて①」にしました。必然的に次月は「SNSについて②」ということになります。 短歌時評、無料のウェブコンテンツでやるの結構リスキーだとおもっていて。労力のわりにレス
今年もありがとうございました、のまとめです。↓これまでのやつ。 作品「#今日の仕事は楽しみですか」 2021年夏に作った作品のリサイクル。時事ネタは一瞬で終わる。 「松見坂公園前」(氷砂糖新聞) 千種さんに誘われて、久々に詩を発表しました。 「万象」(13首) 瀬戸芸に出した奴。詳しくは後述。 「クマのグミ」(12首・歌壇12月号) 「海辺のマンション三階建て」(10首・『多脚』) 評・エッセイ〇歌評「未來」~2022年3月号「ニューアトランティスを読む」
一葉の記憶―私の公募短歌館― 吉田恭大 公募短歌館に投稿していたのは十六、十七歳の頃。 高校では友人たちと同人誌を出していたけれど、そこで短歌を作っていたのは私だけだったので、人から作品の批評や感想を聞く、ということがほとんど無かった。 とにかく自作を読んでもらう場を探して、鳥取の定有堂書店で『短歌』を買い、投稿を始めた。『短歌』はその隣に並んでいた「短歌研究」より若干価格が安かった。しかも市販の葉書が必要な「短歌研究」と違い、専用葉書が誌面についていたので、投稿へのハード
斉藤斎藤歌集『渡辺のわたし』『人の道、死ぬと町』について 吉田恭大 〇1 それが架空であれ実在であれ、市の中の人々の営み、という俯瞰で示されるスケール、の遥か手前に私たちの生活はあり、私たちは大抵の場合半径五メートルくらいの視野で汲々と暮らしている。 ひとりひとりの半径五メートルの世界を丁寧に描写していくことが、短歌形式の優れたメゾットの一つである、というのはここで言い切ってしまっていいだろう。老人であっても下女であっても、高利貸や廃嫡された若者でも、誰のものでも生活
最近の告知のまとめです。よろしくお願いします。 11/20 文学フリマ東京20日曜の東京文フリ。例によって吉田は仕事でいませんが、よろしくお願いいたします。 【く-06】越冬隊と隣のフのブース 『多脚』1000円 【S-10】いぬのせなか座 『光と私語』版元のブースはこちら。 『光と私語』2300円、ほか。通販もご活用ください。 【Y-9】TOLTA 既刊で、吉田も参加した共同制作詩集『閑散として、きょうの街はひときわあかるい』お取り扱いとのこと。楽しい企画でし
瀬戸内国際芸術祭(秋会期)参加 美術家のEriHayashiさんの展示に作品を提供しました。 EriHayashiのコンセプトに呼応して水原涼が小説、吉田が短歌を制作、それを展示の中に組み込む、という形式でここ半年くらい(断続的に)ずっと動いていた企画でした。どういう形で展示の中に作品があるか、最終形態はまだ見てないので楽しみ。 『Lilith』歌集批評会 9/17『Lilith』歌集批評会お疲れさまでした。久々すぎて勝手がわからなくなってたけど、わりかし良い流れが作れ
皆様いかがお過ごしでしょうか🍅 近況、っていうほどのものもないですが宣伝告知をまとめておきます。 8/30 短歌のWSをします。 8/30 19:00~ 下北沢BSTにて。 BSTでは二回目、WSとしては今年入って4回目ですね。前回が10人だったのですが、今回はもう少しこじんまりできそう。 詩情も感受性もいらない短歌講座、みなさまご参加お待ちしています。 こちらは前々回のWSを主催してくださった、神保町のオトナリ珈琲さん。コインランドリーの上というかなり楽しいところにあ
うたとポルスカの日4、7月17日 →31日まで開催中です。 『銀耳』新装版&刊行記念フリーペーパー 魚村晋太郎さんの第一歌集『銀耳』新装版刊行記念ペーパーに一首評を寄せました。 こちら、うたとポルスカでも配布中。エネルギーのある評が多くて、やっぱり多くの人に影響を与えた歌集なんだな、ということを改めて感じました。ぜひ『銀耳』とご一緒にどうぞ。 (オンラインストアでは『銀耳』お求めの方にペーパーを同封します。) その場でつくる短歌WS(終わりました) 初のBST開催
最近は、n連勤してから九州行って宮崎で歌会おじゃましたり、n連勤してから鳥取帰って米子で歌会企画したり、していました。各地でお会いしたみなさま、ありがとうございました。 物理的に東京から消えない限り延々休日出勤してしまうので…つらい…… ◎ 直近の話題。紙を作りました。 紙なので同人紙です。 詩が三篇載った紙が郵便で届きます。 ◎ 下北沢BSTで開催中の「うたとポルスカの日4」もよろしくお願いします。※氷砂糖新聞は店頭で取り扱いません。 会期中に歌会かWSできる
店内と同じ音楽がきこえる。イオンの屋上の駐車場 獅子舞いはひとりでもふたりでもやる。 お囃子にもう何人かいる ニューヨーク/ ニューヨークはアメリカの都市/ 職場のそばにあるラブホテル 古い映画はまた掛かるけど 古い映画館が少しずつ閉じてゆく もっとゆっくり(虫みたいに)動いてほしい この星に棲むわたしとしては この部屋に大きな馬が横切った気がするわたしたちよ、おやすみ 水ゼリー買うたびに現世が嫌い 駅のピアノを弾いている 誰 (角川『短歌』2021年9月号掲載
二〇二一年四月。とあるインターネットの記事をしばらく観測していた。ライターの島田彩さんによるによる『ティファニーで朝食を。松のやで定食を。』という「エッセイ」として書かれたテキストで、仕事で西成を訪れた作者が、偶然現地で出会ったホームレスのお兄さんとデートをする、というような内容であった。 ルポルタージュとして考えるならば、大変グロテスクな取材ではないか。例えば、西成地区の状況、取材対象のホームレス自身の経済的、社会的な困難さについては何も踏まえることなく、単にエモーシ
年末年始だけ日記をつける奴。これまでの記録↓ 〇 12/27 仕事を終え、日付が変わって帰宅。 始発で家を出る。 朝一の羽田米子便を押さえていたけれど、猛寒波のため飛ぶか分からんとのことで。既に地上は智頭急行、山陰本線などなど運休が決まっている。 萩石見空港便への変更、新幹線を使って新山口からスーパーおき、など代替案を考えつつ、とりあえず空港まで行って判断することに。 飛ばないより羽田に戻ってきちゃうのが一番困るんだけど……この日の米子一便はどうにか米子鬼太郎空港に着き
時評書かなくなったらこういうトピックへの感度が全然下がってきて/それはお前の不精だから別にいいんだけど記録は残しとこうね、という件です。 Twitterでの蒼音さんのご発言。 浅野大輝さんの時評はこちら。 引用したのは最後のあたりです。 私も含め皆さん「塔」という短歌結社にいるので、会則とか色々の前提は共有しているつもりです。以下やり取り。 取り急ぎ流れだけ。あとで研究の対談とか引けそうなら追記します。 わたしは今ちょうど、学生会員だった時期と一般会員の時期が同じく
すこしずつ海からはなれ、平日の 今日の仕事は楽しみですか 改札で鳴くのはペンギンのカード 今日の仕事は楽しみですか ワクチンの二回目はいつ打ちますか 今日の仕事は楽しみですか ポイントでお得に乗れるグリーン車 今日の仕事は楽しみですか 不織布のマスクとウレタンのマスク 今日の仕事は楽しみですか お台場に横浜に立つガンダムよ 今日の仕事は楽しみですか 知り合いに配達員はおりますか 今日の仕事は楽しみですか 羽織るものなにか一枚ありますか 今日の仕事は楽しみですか