『留守』宣材写真と壁ドン写真を撮影しました。

先日、稽古時間にパパパッと『留守』のイメージ写真を撮影しました。たかつが現場からリポートをお届けします。

撮影が進むと遊びたくなってくるのが人の心というもの。
というわけで壁ドン大会が行われました。写真一枚からどんな物語が読み取れるか、皆さんも想像して楽しんでみてください。私もストーリーを展開してみましょう。

まずは王道を撮ろうと、イシゲくんからお富ちゃんに壁ドン。

イシゲくんが照れすぎてあんまりいい感じにならない。やはり雰囲気作りって照れが邪魔しますね。こういう写真は度胸というかやりきることが大事です。そう、あれですあれ、イシゲくんはきっと紳士すぎるんですね。うん。イシゲくんの「やらされている感」がどうにも抜けない。
これはそうだなあ。そこを逆手にとって。妹に「お兄ちゃん壁ドンやってみて」って言われてやってみたのに「ふーん」と言われるだけで終わって、何かへこむというストーリーはどうでしょうか。

では逆は。と、お富ちゃんからイシゲくんに壁ドン。

なんだろう、ありそうな感じがする。こっちの方がリアルにありそうな感じがするのはなんでだろう。なんでだろ～うなんでだろ～～♪
イシゲくんは責められる側の方がいい味出しますね。表情がすばらしい。
気風がいい女と、浮気を問い詰められてる男。という感じ。マジでビンタの5秒前だ。

じゃあ村井さんからお富ちゃんに壁ドンしてみて。って言ったらこうなった。

村井さん凛々しいし、お富ちゃんすごい笑顔。これはアレだ、女子高だ。学園祭の時に勇気を出して、憧れの先輩に「ツーショット撮ってください」ってお願いしたら壁ドンしてもらえて嬉しい後輩だ。きっと写真撮ってる友人たちも「キャーッ」って言ってて、順番待ちの列ができちゃうんですよね、わかります。

次はお富ちゃんが村井さんを壁ドンしてみよう。

ああ、うん、なんかこれは二人とも大人だな。大人の関係一歩手前だな。ほら、体の密着度が今までと違う。攻め込んでるもんこれ。お富ちゃんが質問しながら迫ってきて、壁に背中付いた村井さんが「わかってるくせに、いじわる。」っていうやつだ。これはもう愛の組んず解れずが始まる前触れだわこりゃ。

今回のマイベスト壁ドンはこちらの一枚です。

なんか一番しっくりきました。一枚絵として美しいし、二人の関係性にも余韻があります。想像の間口も広いですね。愛の逃避行物語でももちろんいいのですが、SFでも行けます。
二人とも別時間軸からこの世界に紛れ込んじゃって、それを隠して生活をしていて。でも同じ身の上だから村井さんが勘づいちゃう。ほんで勇気だして訊いてみようとして勢いづいちゃって「あなたも別世界からきたの？」の壁ドン。お富ちゃんは慌てて目を逸らすけど、「あなたも」の「も」に気がつく。そして私たちと同じような人が他にもいるのかも、って探す旅に出て、自分たちの運命の理由も探し当てる。大正浪漫×タイムトラベラーです。

さて、みなさまはどの一枚でどんな物語が思いつきましたか？妄想力は創作にとって大事ですよね。さあ、みんなでレッツ妄想★

※壁ドン等の相手のパーソナルゾーンに踏み入る行為は、お互いの関係性を冷静に判断した上で行いましょう。一方的なものはただのハラスメントになりますのでご注意ください。「相手選んでんだろ」って当たり前だ近付いて良いか触っていいかは、される本人が選ぶもんです。そこんとこわかった上で他人とコミュニケーション取りましょうね。