2019/4/11 soarクラウドファンディング LIVE配信 勝手文字起こし(前編)
soar(ソアー)は人の持つ可能性が広がる瞬間を伝えるウェブメディア。
社会的マイノリティの人々の可能性を広げているケースをリサーチし紹介しています。年間280万人もの人に読まれているそうです。
NPO法人 soarさんが「困ったときに誰もがサポートにつながることができる「情報のセーフティネット」に生まれ変わるためのリニューアル」を目指しクラウドファンディングを行なっています。
soar(ソアー)さんが「今なぜクラウドファンディングを行うのか」その理由や思いを語ったライブ配信の文字起こし、4月11日(木)分です。
■当日の音声データ
下記Twitterの画像をクリックすると、当日の音声を聞くことができます。
(以下文字起こし)
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■オープニング(自己紹介)
こんばんは。今日はクラファンのライブ3回目ということで。soarの自慢のかわいいスタッフを2人呼び止めてライブ配信をします。
みなさんクラウドファンディング、ご支援いただけましたでしょうか。
今日800万円の目標のところ、600万円突破しました!(拍手)
soarは今、800万円のクラウドファンティングに挑戦していまして。
今のサイトを「情報のセーフティネット 」として生まれ変わらせるための挑戦をしています。
今日はsoarのメンバーがどんな思いでsoarを運営しているか、クラファンにはどんな思いを込めているか、どんな風にリニューアルするか、というのをお話ししていきたいと思います。よろしくお願いします。
soar代表の工藤瑞穂です。
では今日はスタッフが2人いるので、自己紹介から。
マツモト:soar編集部スタッフのマツモトアヤカと申します。
普段は編集部なので、記事の企画から取材に行ったり、記事を公開して応援して、ディレクション的なことをしたりとか、後は自分がライティングしたり、と言うことをしています。よろしくお願いします。
粟田:事務局スタッフの粟田です。よろしくお願いします。
アヤカさんと同い年で、一緒のタイミングでsoarにインターンとして入って、私は4月からフルタイムで働いています。
私はアヤカさんと違って事務局のスタッフとして働いているので、団体運営に関わる事務全般の仕事だったりとか、団体の活動を発信していくPRの活動だったりとかニュースレターとか、メールマガジンとか、soarの記事とは別の形で発信していくという仕事をしています。今日はよろしくお願いします。
工藤:今日は、なかなかこの2人がライブに出てくる事はないのですが。まずはsoarに関わるきっかけ…どういう思いがあってsoarに関わるようになったかを聞いてみたいと思います。
じゃあマツモトさんから。
■soarにかかわるきっかけ ー 特定のテーマだけでない「横断性」に魅力
マツモト:私がsoarに関わるようになったのはちょうど2年前位の春から、でした。
もともと私は会社員をしていて、3年くらい働いてっていう中で。soarを見つけて。最初はインターンから関わるようになりました。
きっかけは、私もsoarの読者だったので、最初はsoarが好きっていうのがあったんですけど。その背景に、大学の時にダイバーシティーマネジメントを卒論で専攻して勉強していたりとか。あと海外に行って、多様な文化というものがすごく好きで。
ふと、なんで自分が多様性みたいなものに興味を持って研究とかするようになったのかなーと思った時に、身近な人に発達障害のある人がいて。あと祖母が認知症になったりだとか、身体障害のある人がいたりとかということがあって。
なんとなく小さい頃からそういう人たちの姿を見ていて、私も身近にいることで(その人たちの)生きづらい瞬間を見ることで私もちょっと辛い思いをすることがあったりとか。何気なくそういう子供の頃からそういうものが根付いていたなと最近気づいたこととしてありました。
soarは…私は多様性とかが好きだったんですけど、直接支援とかには携わってきていなくて。経営学部だったので、IT系の会社で会社員をしていたんですけれど、
そんな私でもsoarの世界観というのが身近に感じられて。デザインが素敵だったりとか、soarで取り上げられている一人一人が、こう…それぞれ生き方だったり、属性とかも違う人だと思うんですけれど、自分には関係のないような知らなかったような病気だったりとか、今まで身近にいなかった属性を持っている人にも、すごく関心がわいて記事を読むことができて。読むたびに私もすごく元気になって。すごい素敵だなと思って。
テーマを横断して扱っていると言うことがすごくしっくりきていて。私は自分が特定の属性の誰かを支援したいと言うことではなかったんですけど、「多様性が生かせる社会」っていうのはすごく共感があったので、1つの属性だけではなくて横断して取り上げるメディアでつながっているのを感じられて、soarがすごく好きだったので、インターンをやろうと。
工藤:インターン1期生。初めてのインターンでしたね。
そして同じく、初めてのインターンです。
■soarとかかわるきっかけ ー 直接支援できない葛藤、「Webメディアで届ける」スタイルに驚き
粟田:初めてのインターンです。私はsoarとの出会いはFacebookで「はじめてのインターンを募集します」という記事を見たのがきっかけだったんですね。当時は大学院院生の頃だったんですけれど。
(soarの掲げていた)「目指す未来」っていうこの言葉が素敵すぎて、それで飛び込んでやろうと言う感じでスーツを着て面接に行きましたね。
工藤:(soarのインターン面接に)唯一スーツで面接に来た
粟田:懐かしいですね
アヤカさんも話していたように、私の身の回りに、例えば祖母が身体障害があったりとか、すごく仲の良い親友がLGBTの当事者だったりとか、そういうことがあって、彼ら彼女らっていうのが辛い思いをしたりとか、悔し涙を流したりとかする姿を見てきて。この人たちがもっと幸せに、笑って過ごせるような社会ができたらいいのになぁと思っていたというのはあります。
私は大学も福祉系のことを学んできていて、子育て支援の研究を学んでいたんですね。子育て広場というお母さんの支援をして、いろいろ研究をしていたんですけれども。その延長で児童相談所などでも勤務をするようになっていて。直接的な支援に関わりを持っていたんですが。
やはり直接できない支援できない人というのが、どうしてもいるんですね。その場に来れない人。人とのつながりがどうしても辛い人とか。
そういった人のアプローチをどうしたらできるんだろうっていうことをだんだん考えるようになっていて。その中で出会ったsoarというのが、WEBメディアでアプローチをする、希望を届けに行くっていくそんな方法があるんだなぁというのがすごく新鮮だったということがありますね。
いろんな集まる人が集まる場所が私も好きだったので。学生の時代からマイノリティーと呼ばれる人たちが集まるような飲み屋とかに行っていて。
工藤:飲み屋(笑)
粟田:そういう場所に行っていて。おもしろい関わりが生まれる瞬間というのを目にしてきていて。やっぱりまったく同じ悩みを抱えた人が集まる場所というのも、それはそれで素敵なんですけれど。いろんな悩みを持っている人も、それぞれ共通して分かり合える部分というのはすごくあると思っていて。
それがおもしろいって感じたところと、soarの目指す社会っていうのが自分の中ですごく一致した。そういう感覚を持ってsoarに入ったというのがあります。
工藤:懐かしいですね、2年前…
2人ともインターンから入って来て…まさかその頃は、ほぼなにもなかったsoarがこんなフルタイムで2人働いてもらえるレベルになるとは思いもせず。
マツモト:私たちも2年前はフルタイムで働くことになるとは夢にも思わず。
粟田:全く思っていなかったですねー。
■soarで働くよろこび ー 自分の仕事がひとりひとりにつながっている実感
工藤:(この2人は)soarで古株というか…2年間働いているので。先輩スタッフなんですけれど。
soarで働いていて、いろいろうれしいこと、喜びなどこれまであったと思うんですけど。なにか印象的だった出来事などあれば。またメディアと事務局だとうれしさが違うと思うんですけれど。どうでしょう。
マツモト:私は記事に関することが多いんですけど。もともとライティングとかは少し勉強していたんですけれど、編集とか取材とかもsoarで学ばせてもらったっていうのがあって。
最初は、記事を読んでくださっている方はわかると思うんですけれど、soarの記事って長い間じっくりその人の人生を伺うっていうのがあって。
こんなふうに自分の話をしてくださるっていう現場があるんだということに驚いて。それは本当に毎回どの取材現場でも思うんですよね。その人のストーリー聞くことは毎回絶対おもしろいし。属性とかその人とか…本当にどの人の話を聞いてもものすごくおもしろくて。
人の人生にふれるっていうことが、私自身が自分の喜びにつながったっていうのがありました。
でもそこからだんだん…今は2年くらいやっている中でちょっとずつ気持ちも変わってきていて。
自分がすごく心が動く瞬間っていうのが絶対に取材中にあって。それをどう読者さんに伝えるかを考えるようになったんですよね。
いろいろな話がある中で、私はここがメインで響いたとか、一緒にいたライターさんはここがよかったとかいろいろあるんですけど。
記事にして伝えるときにも、読者さんにもいろいろな伝わり方をしているなというのを、反応をいただけることで体感できていて。Twitterで記事の感想を書いてくださったりとか、イベントで実際にお会いして「記事のこういうところがよかったです」っていうお話をしてくださるんですけれど。
本当に奇跡的だなと思っていて。そういうのって。
自分がやった仕事の反応をもらえるっていうのが。まず、自分が心が動く瞬間を仕事にできているっていうことも、大きな大きな奇跡なんですけど。
さらに、それが社会にどう影響をしているかっていうのも知れて。聞くとやっぱりまた「もっとよくできるなとか」「今度はこういうことを伝えたい」とか。読者さんから「こういう記事を書いてほしい」と言っていただけることもあるんですけど。
私の仕事がひとりひとりにつながっているっていうのを感じられるのがうれしいことですね。
工藤:…毎回ね。大感動して。
マツモト:そうなんですよ。熱くなっちゃって、瑞穂さんにマシンガンで報告するっていう。
工藤:soarの取材で泣かないでいるのが難しい、感動具合が…
ともみさんは、どうですか。
■soarで働くよろこび ー イベント参加者の「生きててよかった」
粟田:私は直近なんですけど。先日の活動説明会で、参加者の女性が「生きててよかった」っていうふうに言ってくださったことで。
みなさん、瑞穂さんの昨日の…
工藤:みなさん、noteは読んでいただけましたか
粟田:めっちゃいいnote(※下記↓)なので、ぜひ読んでいただきたいんですが。そこでも書かれていたエピソードなんですけれど。
soarってWEBメディアなので、記事を届ける…記事を読んでいただいて感想をもらうというのもひとつすごく大きな喜びなんですけど。リアルな場で出会いを作っていく、というのも私にとっては楽しい、うれしい仕事のひとつです。
説明会をずっと開催しているんですが、毎回参加者同士のワークショップっていう時間があって。その中で結構みなさん本音のお話をされるんですね。すごく短い時間なんですけど。
その中で、ときに涙を流したりとかしながらご自身のことを語っていらっしゃったり。それに対してみな共感をしたりとか、よく頑張ってきたねみたいな会話が聞かれたりとか。
リアルの場でしかないような、お互いの関わりっていうのがすごくうまれているんですよね。そういう場を…提供しているって言うとおこがましいなあ、なんて言ったらいいのかな…そういう場にいれているっていうのが本当にしあわせだなぁと思っています。
工藤:イベントもいいよね。月2回位ぐらいやってるんですけれど、毎回すごくよい出会いがあって。
soarのイベントでは必ず参加者のみなさん同士でディスカッションをする時間があるんですけど、結構それがよくて。
この前も言ってくださったのは、2回グループ替えしてディスカッションするんですけど、その2回だけでも6,7人の方とお話するので、いろんな人の思いが聞けたりとか。日常生活ではなかなか言えない思いを、soarのイベントだと安心安全な場所として、自分のつらさだったりとか疑問だったりとか、そういう思いも話せるみたいなこと言ってくださって。イベントはすごくよい場ですね。
粟田:よい出会いがうまれてますよね。
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(文字起こしここまで↑)
■soarクラウドファンディングページ
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