ナンブ寛永

たまに骨董市とか出てて、いま古本屋やってる人 クソみたいな情報とか、全国で三人ぐらいが…

ナンブ寛永

たまに骨董市とか出てて、いま古本屋やってる人 クソみたいな情報とか、全国で三人ぐらいが喜ぶ情報を垂れ流します 人さまの日記、赤本や貸本漫画、紙ものについてなど 間違ってたら教えて下さい

最近の記事

メモ ツイッターで読んだマンガ2022/7

ツイッターで読んだと言うか、ツイッター見てて目に入ったマンガをとりあえず全て記録する。備忘録。 7/7 7/8 7/9 7/10 7/11 7/12 7/13 7/14 7/16 7/17 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/25 7/26 7/27 7/28 7/29 7/30 7/31 7月7日から31日までにツイッター上で見たマンガたちを記録してみたが、自分のツイッターを見ている時間

    • 日本のヘンリー・ダーガーは一筋を刻んだ ~正体不明の着せ替え少女人形たち~

       ほんとうに良いものを買った。 ここで言う良いものとは、歴史上に名を残した人物の資料では無く、栄華を極めた芸術家の作品でもない。 もっとアンダーグラウンドじみており、きっと本人は表に出すこともなかったであろう作品だ。 いわゆるアウトサイダーアートと言われてるブツですね。 この異様な良さは見てもらうしかない。 歳月を感じる木箱の中身はこいつらだった。 わあ。 囚われたるは紙製の少女人形たち。身長は11〜18.5㎝の間と、子供のおもちゃとしては手頃なサイズだ。 本

      • この世で最も無駄なモノ"なんで矢"

         昨年11月、久しぶりに解体前の家屋に呼ばれた。 向かう家はいわゆるゴミ屋敷と呼ばれる類らしい。膝の高さぐらいまで色々と積もってるとか。 聞いた限りでは、家には2000年代からのレディコミが山ほど転がっているので買わないかとのこと。もしかしたら”ホラーM”とか”恐怖の快楽”やらの、最近の醜い女特集系レディコミじゃなくてホラーマンガが載ってるのが転がってるのでは?この辺りの評価って最近かなり上がってるんですよね。もしあったら宝の山じゃん!なんて思いながら向かった。 めちゃ

        • 書を捨てよ、町に怪文書を剥がしに行こう(名古屋大須編)

           いつの間にやら秋の陽気になってしまった今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 こちらは時勢で骨董市や業者市の中止が増え、趣味に費やす時間がまあ増えてしまっている毎日です。 じゃああんま金の掛からんライフワークでも考えるか・・・と思い立ったのがこれ、スクラップブックです。貼り方とかキャプション考えるのが楽しいんですよね。 去年から作ってるスクラップブック2冊(2020~) 中身は一体何を貼るのかと言えば、せっかく令和のご時世ですので時勢柄の強いもの(コロナ関

        メモ ツイッターで読んだマンガ2022/7

          深淵を覗く時、フェチもまたこちらを覗いていた -頭部の無いヌード写真たち-

           今日も楽しく骨董の業者市へ。 骨董の業者市と言うが、なんでも鑑定団の如くウン百万もするような陶磁器や絵画を扱うような所ばかりではない。 業者市は各地で開催されており、市場ごとに掛け軸、紙モノ、布、家具など出品されるモノに特色がある。 僕が扱うのは本や所謂紙の資料と言ったところなので、その手のモノが多く出品される市だ。 市に行くと、段ボールに入った出品物たちがうず高く積まれており、開催時間まではろくすっぽ見れない所が多い。 そういうところでは開始と同時に開封され、買

          深淵を覗く時、フェチもまたこちらを覗いていた -頭部の無いヌード写真たち-

          不完全版 昭和65年壱万円硬貨に関する記事 時系列順

          とにかくネット上の昭和65年壱万円硬貨に関する記事を集める。完全に不完全なので随時更新。2021.07.12更新版。 ・2004.10.09 オークションの貨幣のカテゴリーを見ていたら、昭和65年の500硬貨が100倍近くの値段になっていまし Yahoo!知恵袋の投稿。昭和65年の500円硬貨に関する質問。コスモスの壱万円硬貨とは無関係と思われるし、昭和62年か64年の500円硬貨の話ではないだろうか。のちの動画にパラレルワールドの証拠として度々登場。 ・2012.05

          不完全版 昭和65年壱万円硬貨に関する記事 時系列順

          大正時代のゴリラ女房(これはオラウータン女房)のお話 冒険世界 大正6年12月号より

           なんかゴリラ女房の話がツイッターで再燃していたので、僕が見つけたやつ全頁置いときますね。 博文館 冒険世界1917年12月号 水島氏 談/木谷幽谷 記 「人面猿に弄れた私の三年間」

          大正時代のゴリラ女房(これはオラウータン女房)のお話 冒険世界 大正6年12月号より

          50年前の狂人日記を読もう① 日記の読み方

           こんにちは、最近日記の供給と解読が全く釣り合わなくなりましたナンブ寛永です。 このnote見てくれてる方は知っての通りだと思うのですが、人さまの書いた日記を買い漁るのが趣味のものです。 今月も相変わらず日記を売りつけられて万々歳なのですが、読むのが追いつかないのが悲しいところ。 つーわけでようやく読みだしたのがこれ。 「我が精神の遍歴(青春の日記)」1〜2(1970年) こんなにパッと見て危険物だとわかる日記もそうそうないのでは!? 裏表紙まで惜しげも無く書かれ

          50年前の狂人日記を読もう① 日記の読み方

          1910年代の文字列のスクラップブックを眺める 有料版

          表紙含め全55頁です。

          有料
          500

          1910年代の文字列のスクラップブックを眺める 有料版

          1910年代の文字列のスクラップブックを眺める

           ようやく文字のスクラップブックをスキャンした。 スキャンするの、斜めになったりページの綴じに近い部分が上手く映らなかったりと面倒なんですよね。 とまあそんな文句はどうでもいいんですが、今回はこのスクラップブックについてです。 表紙を見て分かる通り、珍しめな文字列のみのスクラップですね。 文面からすると明治終わりから大正期にかけて、まあ概ね1910年代辺りと言ったところでしょうか。 雑誌や本のタイトルなど書籍に関する思われる文字列が多く、さらに紙の色が白や薄茶色

          1910年代の文字列のスクラップブックを眺める

          1970年代の進研ゼミ広告マンガ 学研の中学二年コースより

          進研ゼミが広告にマンガを起用したのはいつなのか?ダイレクトメールはいつなのか? 興味は尽きませんが、確認できた中でいちばん古いゼミの広告マンガを載せておきます。 骨董市で昭和50年度の中学二年コース(学習研究社)を束で買ったので検品してたら発見しました、なんでも買ってみるもんですね。 進研ゼミ中二コース広告マンガ (作者未掲載)「進子と研一の中学生活(タイトル無いため仮題)」 学研 中学二年コース1975年07月号掲載 たったの4コマ1本のみ、絵柄もどちらかといえ

          1970年代の進研ゼミ広告マンガ 学研の中学二年コースより

          めくるめく進研ゼミDM広告マンガの世界へ ~ゼミママのヒロインはゼミママではない~

           そう、彼女はメインヒロインではなかったのだ。 ちょうど7年前の事だ、ネット上で一躍名を馳せたキャラクターがいた。 正確には名前も無いキャラなのだが・・・ゼミママだ。 ↑これがゼミママ 通信教育の広告マンガなのに属性盛り盛りのキャラクターだったため、ネットの大きなお友達たちの手によって瞬く間に拡散され、ついにはフィギュア化まで企画された伝説のキャラクターである。 当時の流行りようについてはピクシブ百科事典、ニコニコ大百科に詳しく記されているのでそちらをご覧頂きたい。

          めくるめく進研ゼミDM広告マンガの世界へ ~ゼミママのヒロインはゼミママではない~

          少年はウルトラのケツで目覚めた

           『ナンブ君出たよー』 骨董の業者市場で荷物運びをしていると、また呼ばれた。 最近はありがたいことに、市場で人さまの書いた日記や資料が出ると呼んでもらえるようになったのだ。 ツイッターなどでも公言しているが、僕の趣味は個人の記した日記や手紙、時には落書きなどの収集である。 当用日記、手帳、夏休み日誌とか↑こう言うやつ 書き手は歴史的な有名人などでは無く、ごく普通の人で良い。全くもって見せる前提で書かれはいない、市井の人々の生活を覗き見たいのである。 当然そんなモノ

          少年はウルトラのケツで目覚めた

          ピンクチラシ無法地帯

           ネオン輝く繁華街、仄暗い灯りで点在するは、今はもう使われることのない電話ボックス・・・にベタベタ貼ってあったアレ ピンクチラシですね いわゆる性風俗店の広告チラシです 基本は名刺サイズ、その小さな紙面の中には店の名前らしき単語と番号がデカデカと原色で書かれ 背景にはどっかから無断転載してきたであろう実写の女性やマンガの絵があしらわれている こういう感じ↓ ものによっては甘い誘い文句も書かれてるけど、ホントにこれ見て風俗店に電話してたの・・・?店の情報がありそうで

          ピンクチラシ無法地帯

          ちんぽにまみれた春画は、何人の手を渡って来たのか 続き

           骨董市で右往左往していると出会ってしまう唯一無二のブツたち 誰かの劇的な人生が綴られた日記、品良く纏められたスクラップブック、肉筆の官能小説、下品な落書きだらけの艶本・・・ 普段は気に入っててもツイッターやインスタでちょいと公開して満足、んで本棚の奥底に埋まるか売っちゃうなんてことが多いブツたち どうせなら全部見せびらかしたいな。でも買値もあるし、かと言って売りにだすには口惜しいし・・・ つーことで電子書籍にでもしてみようかな、と なんとまあ都合の良いことにnot

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          ちんぽにまみれた春画は、何人の手を渡って来たのか 続き

          ちんぽにまみれた春画は、何人の手を渡って来たのか

           クソ久しぶりに艷本を買った いわゆる春画が多数掲載された、江戸時代のエロ本ですね 勝川春章「會本腎強喜」(1789)の上巻のみ? 200年超を過ごして来たうちに題箋(和本の表紙についてるタイトルの刷られたあれ)は剥落し、表紙も毛羽立ってなかなかに年季の入った状態である 年季の入ったというより、和紙から自然に還る寸前な程の満身創痍 ギリギリで本の体裁を保っているなという感じの個体です いくら江戸時代の和本と言えども、状態があまりにも酷けりゃ価値もだだ下がりなんです

          ちんぽにまみれた春画は、何人の手を渡って来たのか