多重人格あれこれ。徒然なるままに。
葬儀の日の帰り道。
バスでうとうとしてると、久しぶりにアーサーに会った。
彼はいつものように問う。
これからの指針を決めるためだ。
私の無意識下は「健康」と答えたようだった。
では、そのように。
いつものように言って、また本棚の前で忙しそうにたくさんの本を彼は漁る。
その夜だったか。
珍しいことにリバーが起きた。
おはよう。
そう話しかけられ、眠たげに気だるげに。
「めずらしいね」と言いながら、彼らしいと思った。
今はこちらを観察中。暇なのか。
上層の人たちは方針を決める時くらいしか直接関わってこない。
基本的に忙しい人たちだ。
リバーは特にやる気がないし、下の問題は勝手にそっちで処理したら、って具合だ。
なので揉め事が起きても基本的に不干渉。
先日、祖母の件で内海が荒れた。
その時は保安人格のマリーさんが彼女らしく生き生きとしていた。
どこで調達したのかと言うような重火器まで持ち出してとても楽しそうにぶっぱなしまわしてらした。
その日はいつものご愛用の二丁拳銃だけじゃなかった。
私は銃の類いには疎いのでよくわからないけど、彼女はとても重そうな黒いハンドガンを愛用している。
一撃一撃が重そうな銃だ。
まぁ、本人が「お仕事楽しい☆」って言ってるし、いいんだけど。。
にこやかに殺伐としたことをされるので、なんとも、。、
それから与一さんがタバコを覚えた。
甘くて美味しいらしい。
吸っている時に、自身がどこから来たのかを思い出したようだった。
母が、よくキッチンの換気扇の下でタバコを吸ってた。
台所仕事とタバコ。
それが与一さんを形作っている。
どうりで、でてきて早々家事代行業をこなしてたわけだ。
*
こうして書き出してみても、彼らには彼らの生活があるのだなとわかる。
「私」という時間は限られている。
その中で、表へ出てくる人、内海で働く人、それぞれに存在している。
相変わらず、なんで私がこんな状況下に居るのか、意味がわからないけど。
まぁ、そういう人生なんだなと思ってやってくしかない。
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