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インドの会社で感じたこと

 日本での派遣の仕事を辞めてちょうど1週間。岐阜県の岩村という街でのんびり生活。時代劇に出てくるような城下町の風景と綺麗な自然と空気、個性的でパワフルな現地の人たちに囲まれて今までで一番リラックスしてる!インドからの東京からの岩村。岩村はインドとまた違う時の緩やかさがあるな。
「もうインドでの生活は終わっちゃった。」と書いたけど、あの期間は今の私を形成する上で欠かせない重要なピース。何があって何を思ったかを忘れないように記録していこう!

インド生活で印象に残っている職場での人間模様!

 私のインド生活ではたくさんの気づきがあった。インドの活気、独自のカルチャーはもちろんだけど、一番印象に残っているのはやっぱりほとんどの時間を費やしていた「仕事」のかなでの出来事。仕事を通して人間模様を目の当たりにし、働きかた、生き方についてたくさん考えさせられた。それも新鮮で刺激的で、今の選択をするきっかけの一つになった。

 何で人間模様を通して色んなことを考えさせられたかというと、インドで暮らしていると人と人の距離が近くなり、日本では見ないような同僚の一面を見ることができたから。普段の暮らしで日本より不便なことが多い分、助け合い、関わり合う場面が多かった。(特に私が入社したインドの会社は日本人の人数が多く、色んな個性の強い人がたくさんいた)

 本当に色んな人がいて色んなエピソードがあるから何から書こうか、、、
では、職場で感じた「インドという国への捉え方の意識」について書いていこう。

インドという国への捉え方の差は人それぞれ

 一つの職場の中にも、日本からやって来てインドに来た印象、感想も様々。
私の勤めていたインドの会社では大体下のような感じだったような気がする。

◯インドにどっぷり浸かって現地化しちゃう人
◯インドやインドの文化が大好きで、普段の生活や旅行を楽しむ人(中にはヒンディー語まで習う人も)
◯インドの方が日本より暮らしやすいと感じている人
◯将来欧米地域に行きたいから、ファーストステップとしてインドで働く人
◯今の会社は将来のキャリアアップに有利だからインドの生活には我慢して働く人
◯インド人は色々先進途上だから、日本の先進的な働き方やビジネスマナーを教えてあげよう。というスタンスの人
◯インドやっぱり途上国な感じであまり好きじゃない人

 このように色んなスタンスの人がいたけど、現地化してしまっている人たちの生活やパーソナリティはとても面白くて、私はその人たちが大好きだった笑

その人たちの住処、Uブロックについて少しご紹介。

 大手企業の豪華なオフィスビルの真横にある、現地の元同僚が、「あそこはほぼスラム」と言っていた街。メイン道路は比較的綺麗だけど、一歩小道に入ると鳥やリスのご遺体を何体か見ることができた😇 夜中も賑やかで活気溢れる街。
会社の人とUブロックに住んでいる人の家に集まって真夜中まで(時には朝まで)飲んでおしゃべりして、それぞれの色んな考えやストーリーが聞けて楽しかった。思い出の場所。

雑多で賑やかなUブロックのメインロード、すぐそこには豪華なオフィスビル
水道管が破裂して浸水していたUブロックのメインロード、移住1ヶ月目の衝撃


インドが好きじゃなくてもそこで働く理由は人それぞれ!それでも、、、

 ネガティブな内容だけど、感じたことなので書いてみよう!インドが好きじゃないと思うことは良いと思う。何が自分にとって心地良いか悪いかを知るのはとても良いこと。

 ただ、インドが好きではない元同僚たちのほとんどは、はっきり言って、いけすかなかった笑笑(私の前の職場の中での、私個人の感想!)
インドや他者を見下すような態度や発言が目立っていたから。
※もちろん、インドがそこまで好きではないと言う人にも面白くて、一緒にいて楽しくて尊敬する人はいた。

◯ちょっとしたエピソード

「マスクしてないでコロナが広がるなんて、インド人てバカだよな。」と同期の男子が言った時はすごく居心地が悪かった。普段からその子はインド人日本人関係なく大体の人にネガティブで見下すようなことを言っていたので、段々周りから人が離れていった。
おじさまの同僚とのとある面談では、「インド人は何も知らないじゃん。世界のこととか。インドの中しか知らない。だから日本人が教えないと。」的なことを言った時はびっくり。その人も段々と孤立していった。
一番の衝撃は元上司の「インド人は自分達より肌の色が白い人に従う習性があるから大丈夫だよ。」という発言。その考えはインド人を人として見くびっているように感じた。その人もインド人に限らず、他の日本人にも見くびっているような発言をしていた。それでもインド人には良い顔をしていたので、その人の印象はインド人と日本人でかなりのギャップがあった。

 その中で私が感じたのが、国の違いを見下したり卑下したり、上下を付ける人は、国籍や国関係なく誰に対してもそうだということ。目の前の人を尊重できない。それは仕事をする上でも感じた。ああ言った発言をしていた彼らは他者の考え、時間やプライベートに対する意識が特に薄かった、、、

 インドという人との距離が近くなる地で、特に忙しい職場だったからこそ感じたことだと思う。

 「好きじゃない、自分に合っていない、うまくいかない=悪い、価値がない(価値が低い)」と言う意識にならないようにしようと私は思った。自分が辛かったり苦しかったりすると、そう言った思考に陥りがちになる。私もそうなってしまった時が何度もある。


 このように、ネガティブなことも含め、私が感じたことは今の私を作っている。どんなことも書いていこうと思う!

 

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