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海外では、どんな生活だった?〜現地採用女子🇮🇳〜

 「インドに住んでいました。」と言うと、高確率で「毎日カレー食べてたの?」と言われる(私の場合はほぼ毎日自炊で日本食だった笑)。また、現地での私の生活を話すと「意外。想像していたのとはちょっと違う。」というような反応が返ってくる。
日本に帰ってきて、私が経験したインド生活と、インドに行ったことがない人達のインドへのイメージにかなりギャップがあるんだなと実感する。
なので、インドでの生活を具体的に振り返ってみよう!まずは私が住んでいた家。


インドでのお家

 私がインドで住んでいたのは日本人女性専用のシェアハウス。どんな暮らしだったのかを良かった点、悪かった点含めてご紹介。

◯私の部屋

 こんな部屋で生活していた。ダラダラしたり仕事をしたり、たまにシェアメイトとお茶したり、お泊まり会をしたり。泣いたり笑ったりイライラしたりもした。広くて可愛い、思い出と思い入れが詰まったお気に入りのお部屋!

ドアを開けると見えるお部屋の景色
ベッド前の鏡。この前にヨガマットを敷いて運動!
テレビ前の机。お気に入りのランプをセット!
ベッド横のカーテンを開けると小さなドレッシングスペース
ドレッシングスペースのさらに奥にはトイレ付きのシャワールーム。シェアハウスだったが、それぞれの部屋にこんな感じのシャワー、トイレがついていた。
ベッドから見える外の景色。バルコニーの植物とお隣のマンション(とその中の公園)が見えた。
部屋の外のバルコニー。インドでは植物がとても安価なため、たくさん飼っていた。


◯私の部屋以外のスペース

 3人でのシェアハウスだった私のインドでのお家。シェアメイトの2人とはとても仲良しだったので、部屋以外の共有スペースでもたくさんの時間を過ごした。

リビングルーム。とても綺麗で広くて、食事は大体ここで(在宅ワークも大体ここで)。友達を呼んで食事会も!
リビングルームには大きなTVとソファーが併設。ここで良く映画を観たりおやつを食べたりした。
共有キッチン。ここもとても広くて、3人一斉に料理することができた。


◯家の近所

 この家は、何と言っても立地が良かった。スーパーマーケットも近く、タクシーやオート力車も拾いやすい。周りはハイソなアパートだったので、危ない目にもあったことはない。大きな犬がたくさんいてたまに怖かったけれど笑

近所のマーケット。スーパーもレストランも安いものから高級なものまでそろっていて、ほぼ毎日通っていた。


◯住んでみてどうだった?

 ズバリ、とても暮らしやすかった。インドにいた期間、このお家で過ごすことができて幸せだった。シェアメイト2人と楽しく暮らしていた。
他の現地採用の方からしても、広くて綺麗で便利なお家とのこと。何が良かったか、良くなかったかをまとめてみよう。

◆良かった点

シェアメイトがいい人たちだった
これはとても大事。シェアメイトの相性によってその家での住みやすさが全く違うと思う。

大家さんが良い人だった
これもとても大事。英語が通じるか、水道が止まった等のお家トラブルにすぐに対応してくれるか、どれくらい干渉してくるか。
どんなに良い家でも暮らしの中で(特にインフラ系で)トラブルが絶えず、外では色んなことがあるインドなので、大家さんがどれくらいサポートしてくれるかが暮らしを良くする鍵の一つだと思う。(大家さんとの相性の問題で引っ越す人も)

・家が綺麗で広く、心休まる場所だった
インドでは家の外が雑多でストレスと刺激が多い。そのため、家はリラックスできる空間であることが大事だと思う。私が暮らしていた家は、私を癒してくれる場所だった。(インドは日本より家賃がかなり安く、1人暮らしでも家が広い人が多かった)

家が広かったので、人を呼べた
私の家では良く会社の人や友人を呼んで食事会や映画鑑賞会をしていた。自分の家に人が集まれるのはとても良い!

日本より安く、広くて綺麗な場所に住むことができた
紹介した私の住んでいたシェアハウスは、あの広さと綺麗さ、立地、メイドさんと光熱費付きで3万ルピー(日本円でおよそ5万円くらい)だった。

・立地が良かった
先ほど紹介した通り、近所には大きなマーケットがあって治安も落ち着いていた。

とても良いメイドさんがいた
私が住んでいた家には何年も勤めている、信頼できるメイドさん達(掃除をしてくれる人、洗濯をしてくれる人)がいて、2人ともほぼ毎朝来てくれていた。そのおかげで埃と汚れの多いインドで、毎日快適で清潔に過ごすことができた。
メイドさんにも、相性があり、信頼関係が大事だと思う。(中にはメイドさんが不真面目で掃除がきっちりできていない、来るはずなのに来ない、物を盗まれた。なんてことも)

◆良くなかった点(困った点)

・停電が多かった(インフラが弱い)
インドにいる間はほぼ在宅だったが、何回停電して会議をブッチしたか数えきれない笑 水道も溢れたり止まったりなんてことも。シェアメイトの部屋では突然お風呂場の換気扇が火花を散らして破裂、、笑

・お湯に限りがある
お湯を使用するにはギザと言うスイッチをオンにして2、30分ほど待つ必要があった。そして、冬場は15分ほどでお湯が切れるので急いでシャワーを終わらせていた笑(ギザによっては短時間でお湯ができ、もう少し長い間使用できることも。あと、大きいバケツにお湯を注いでからまた待って、シャワーをしたりと何とか工夫できる)

・冬が寒い
私が住んでいたグルガオン(北インドにある首都デリーの横の町)、は冬の期間が短く夏が辛いためか、暖を取るものが圧倒的に少なかった笑

・たまに大屋さんとの意思疎通が困難だった
私の元大家さんは高齢のおじいちゃん。耳が遠く、トラブル等の連絡はほぼ文章でやりとりしていた。とても良い人で私達を孫のように可愛がってくれたけど、日本人とインド人の感覚と常識の違いからコミュニケーションが難しいと感じることが何回かあった。(ネズミ、ゴキブリが出ても大きな問題として捉えてくれないとか笑)

・埃と汚れ
朝にメイドさんに掃除してもらっても夜には何故か部屋に埃が溜まっていたり、洗濯物(特に白いTシャツ)が外の汚れで変色してしまったりした。もう白い服は持っていかない笑

・空気が汚い
私が住んでいたグルガオンは世界で一番空気が汚いと言われる町。10月後半から2月くらいまでは空気が本当に悪くて、喉がやられていた、、、

・外での騒音
インドでは騒音が普通。車のクラクションの音が鳴り響き、犬が吠える声をよく耳にする。たまに夜中、騒音で起きてしまうことも。
これに関しては面白かったエピソードがある。日本との会議中でのこと。クライアントが「何かずっと背後で音がするけど大丈夫?」と言ってきた。車とオート力車のクラクション音、犬の鳴き声が鳴り響き続けているので気になったらしい。すっかり騒音に囲まれた生活に慣れてしまっていた私は、一瞬、「何のこと??」と思って混乱してしまった笑
つまり、慣れる


 こんな感じでインドでの居住環境をまとめてみたけど、まとめながら「私は幸せだったな。」と改めて実感したし、またまたインドが恋しくなってきてしまった笑
 
 素敵な家で幸せに暮らせたのは、素敵な大家さんと優しくて温かいシェアメイト2人に囲まれていたからこそ。
またインドに帰りたいと思うのも、彼らのおかげ。インドの家族だった。スウィートホームだった。本当にありがとう。

 またインドに帰って、きっと恩返しするし、どの国のどこにいても味方になって力になるね💓




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