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ありもしないタカサブロウ伝説が脳内で爆誕したので書くことにした。


ことの起こりは、こちらの記事のコメント欄。

annonさんの畑、及びお家のお庭は、豊かな生態系が魅力。私が大喜びする写真の数々を記事にしてくださるので、私が毎度、勝手に大喜びする関係である。何時も有難うございます。

そんなannonさんが、元気に勢力を伸ばす草達の事を書いていて、そこには聞き慣れない「タカサブロウ」という草が。

タカサブロウ、タカサブロウ。

なんで、タカサブロウ?由来は不明だそうだ。
annonさんはウィキペディアに別名「モトタカサブロウ」とあると教えてくれた。

(私の脳内でピコーンッ‼と音がした)

モトタカサブロウ…モト、タカサブロウ…元タカサブロウ?!
タカサブロウに何があったんだ?!


そう、この瞬間、とっ散らかってる私の脳内で有りもしない物語

「タカサブロウ伝説〜そして、男は草になった〜」


が爆誕したのである。

さて、そうなると男は自ら望んで草になったのか、それともそうしなくてはならない理由があったのか。

「草ぁwww」ってわけではないだろう。
タカサブロウはそんな男ではない。
硬派で素朴で、不器用だが気優しい男だ。

まずはタカサブロウなる草のこと説明をウィキペディア先生にお願いしよう。

ヒマワリ連…連??何その分け。
まぁそれは置いといて…

なるほど。薬草なんだ。
人の役に立つ草なんだ。

《カンレンソウ》という名前で扱いがあるようだ。
あとはインドの方でもなにやら《髪の支配者》と呼ばれているらしい。

ふむ。
奥深いぞタカサブロウ!!

まぁ、キク科の植物はハーブティーとしても頻繁に使われるものだから、なんかわからなくはない。

というのを踏まえてお読みください。(そんな壮大ではない。)

『タカサブロウ伝説〜そして男は草になった〜』

昔、ある村にタカサブロウという男がいた。
ぶっきらぼうだが、生真面目な優しい男だった。
村の端で田畑を耕し生活していた。
ある時、村の子供達の髪が生えなくなる病が流行した。
男の子も女の子も、赤ん坊からすっかり歩くようになっても、髪の一本も生えない。
大人達は、これは祟りの類に違いないと山の祠に祈りを捧げ、供物を捧げしたが、一向に髪は生えなかった。
タカサブロウもそんな事態に心を痛めていた。
子供が好きなタカサブロウは、なんとかならぬものかと思った。
「髪がないんでは可哀想だ…」
そうして、村から離れた遠いお堂にある観音様を思い出した。

幼い自分と、手を引く母。
タカサブロウは子供の頃、髪が生えて来なかった。
母はそんなタカサブロウを不憫に思い、お堂に篭って毎日、毎日祈りを捧げた。
すると、ある日夢枕に観音様が現れ、次の日からタカサブロウに髪の毛が生えるようになった。

「あそこならば…」

タカサブロウは村長に話をした。
観音堂までの道は険しく、タカサブロウ一人で行くことになった。

「タカサブロウ、苦労かけるのぅ」
「タカサブロウ帰ってきてね」
「タカサブロウいってらっしゃい」

村の人々から見送られ、タカサブロウは険しい山道を登り、観音堂についた。
そして篭って、毎日、毎日、祈りを捧げた。
寝食を忘れ祈りを捧げた。

村ではいつの間にか秋が過ぎ、冬が過ぎ、春が過ぎて、夏になりかけていた。
タカサブロウは山から降りてこなかった。
村の人々はお堂のある山の方を毎日、毎日、眺めていた。

そんなある日、村の人々の夢枕に痩せ細ったタカサブロウが立ってこういうのだ。

「これから田畑の横に白い花をつける見慣れぬ草が生える。どうか、子どもたちに使ってやってくれ」

その言葉の通り、夏の過ぎに白い花をつける草が村のあちらこちらに見つかった。
大人達はそれを使った。
すると、どうだろう。子供達には美しい髪が生えるようになった。

「タカサブロウのおかげだ。タカサブロウは草になったのだ。我々を救うために。」

村長はそう言って、草にタカサブロウと名付けた。
それから、今に至るまで、タカサブロウは薬草として重宝されることとなった。

      
              おわり。


なんと中途半端な出来なんだ。笑
これこそ草生えるwww設定ががばいwww

髪の毛の昔話といえば、私の中では「かみなが姫」
あれは髪の毛の生えない女の子の両親が荒れ狂う海の中から観音像を命と引き換えに手に入れ、その祈りが伝わり観音様が娘の夢枕に立ち、とても美しい髪が生えて、お姫様になる物語だったはずだけど、祈りって命がけ多いですよね。

というわけで、一人分の髪を生やすなら贄で賄えるけど、村分ってなると、自らを草にかえるくらいの意気込みが必要かなって。天界にもいけず、人間にも転生できない。しかし、永く人の世を助ける道を選んだタカサブロウという人がいたかもしれないと、私は考えたのです。


案外、食べられる草はあるのですが、実食した人に出会わないし、薬草は読んで字の如く薬なわけで、試すには色々気をつけなくてはなりません。
強い浄化作用のあるものも多く、効きすぎることも多々ありますからね。

売られているからって、ハーブティーガバガバ飲むのもやめてほしいくらい。
用法用量って大事なのよ。


というわけで、私の脳内物語でした!!

おつきあいくださって有難うございます。
あなたの口にするもの、肌に触れるものが、あなたを健やかな日々に導くものでありますように。







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