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かぼちゃといえば〜noterさんの書いた本、いただいてみた〜

ごきげんよう(挨拶)

本日は私の大好きなnoterさんである、三谷乃亜氏が文フリに出した本「ほんじつの4食目」の感想を書きたいと思う。

まずは、三谷乃亜氏がどんな方なのかだが、私から言えることは「圧倒的かぼちゃ!!」「かぼちゃを見かければ、三谷さんを思い出す」である。

……え?わからないって??

ごらんなさい。
プロフィールにもかぼちゃである。

彼女は他の食べ物にも情熱がある。
彼女のマガジンをご覧になればわかるだろう。

かぼちゃの記事も載せておこう。


さて、そんな彼女のおやつ本。
文フリには場所が場所で行けなかったが、通販をしてくれたため手にする事が出来た。
便利で、有り難い世の中である。
でも、本当なら会いに行きたかった!!!

表紙かわいい

以下、ネタバレのような感想があるので、まっさらで読みたい方はページを閉じてくださいね。





甘酒からはじまり、ワッフルで終わる、めくるめく『おやつ』の世界。
後書きに御本人も書かれているように『おやつ?』も混じるが、口直しには丁度いいのではないだろうか。

さて、私は大人しく?甘酒からいただくことにしたのだが、ふと、途中で『か』が気になった。
目次が最初についているのだが、中身を早く読みたくて、目次を飛ばした為、『か』に何が来ているかは知らない。
何故、『か』を気にするかは、前文を読んでくれた方にはわかるだろう。


そう。何度でも言おう。

三谷乃亜といえばかぼちゃであり、かぼちゃといえば三谷乃亜なのである。

例えるなら、コース料理に『三谷乃亜』とあれば、それはかぼちゃ料理を指し示すであろう。
それくらいに私の中で、彼女は「かぼちゃの人」(ハムの人みたい)である。


そして開いた『か』のページには、期待を裏切らない『かぼちゃ』の文字があった。
しかも、私の心を読んでいたかのような最初の文書にニヤニヤしてしまう。

ドトールのかぼちゃタルトを文書でいただきつつここで、私のかぼちゃスイーツの思い出を。

私はケーキ屋でケーキを作っていた時代がある。
写真が残っていないのが残念だが、そこで出していた季節限定かぼちゃタルトは美味しかった。
クリームチーズとかぼちゃの裏ごししたものを合わせたクリームを焼き締め、上に甘さを控えた生クリームを絞り、甘煮にしたかぼちゃを飾り、かぼちゃパウダーをふりかけた一品である。
クリームチーズとかぼちゃは相性がいい。
それから、しっかり煮たかぼちゃの皮は美味だ。(ケーキに使われない箇所を持ち帰り塩をかけ食べていた貧乏人の知るウマ飯?だ。)

ケーキ屋時代に三谷さんのことを知っていたら…なんとかして北海道にスイーツを届けたかもしれない………。

読み進めるごとに、とてもキラキラしたおやつの話が並ぶ。
どこから、いただいてもいいだろう。
自分のお口の気分にあわせて読む(食べる)事が出来る。一つの話が読みやすい2~3ページであることも素敵だ。満腹感を抑えられる(とは言っても、全部を読むとお腹が満たされる)
彼女の感じる『おやつ』の世界はどこまでも美味しそうでいい。
文書を読んでいるが、食べてもいる感じで、まさに0カロリーの4食目!!
どれだけ読んで(食べて)も正真正銘0カロリー!!すごいっ!!

そうそう。
焼きプリン。『や』で焼きプリンが出てくるのだが森永の文字を見た時、森永の社員でもなければ、株主でもないのに『有難うございます』と思ったのは、私が森永製菓の小枝チョコにシンパシーを感じ、よく食べているからかもしれない。美味しいよね小枝チョコ。
森永のお菓子は美味しいし、何を隠そう、私も焼きプリンは森永派だ。だから、嬉しかった。三谷さんとお揃い。これは相思相愛では?(考え方が怖い)とホクホクした。
最近、食べていないけれど、話を読むと食べたくなる。

そういえば、『ち』のところがチョコベビーだったのもいい。子供の頃あの小さなチョコで遊びつつ食べたのをありありと思い出す。
赤い蓋パチンと開けるのいいですよね。わかるなぁ。
ちびちび食べるのも、贅沢に口に流し込むのも、楽しく美味しかった思い出がある。
三谷さんはチョコ話なら無限に出てきそうとのことだったので、チョコまみれの本を出しても良いのでは?と、勝手に次回作に期待する。
三谷乃亜とめくるめくチョコの物語……いい。可愛くて、美味しくて、楽しい!!
チョコレートを模ったブックマーカーなども売るのはどうだろうか。あぁ!かわいい!!などと妄想が膨らむ。
因みに、ブックマーカーは見えない袋に入ってランダムである。どうだ、このガチャ要素。きっと三谷さんも好きなはずだ。

『め』のメレンゲだが、これは『も』のモンブランにも関係している。
ケーキ屋時代はメレンゲを絞ってモンブランの底にしていた。チーフ曰く『モンブランとは底がメレンゲのものである』だそうで、様々なルーツがあるケーキには宗派のような厳格な?掟?のようなものがあるようだ。
店のモンブランはとても美味しかったが、私は隠れタルト土台派であったため、それを隠し通した。いや、隠さなくてもよかったんだけどね。笑


三谷さんとは食の趣味がけっこう被る。
被るところだけを都合よく合わせている気もするが、彼女と一緒と思うと、何か嬉しくなる。

近場の友達だったなら、きっと、一緒にケーキ屋めぐりなどしたら楽しかったろう。
場所が場所なだけに難しいが、関西地方のケーキ屋めぐりを一緒にしたい。なぜ関西地方かっていったら、関東地方のものより、私が関西地方のケーキが好きだから。
もちろん、関東地方のケーキも美味しい。が、やはり住んでいないところのケーキというのは、なかなか手に入らないぶん、気持ちが上がるのかもしれない。

『り』で出てくるりんごのスイーツ。三谷さんはアップルパイとアップルクーヘンをあげていた。どちらも好きだ。そもそも、りんごが好きだ。
そんな私は、りんごスイーツといえばタルトタタンなのだ。
京都に、今は残念ながらないのだが、『これはタルトタタンなのか?!』と思う美しいタルトタタンを出しているパティスリーがあった。
とんでもなく美味なのである。おしゃれな店内でケーキを選び2階のカフェスペースで、ほうじ茶ラテなどの飲み物を選び、美しい形のショーケースを上から眺める形でいただくケーキは本当に美味しい。
『あぁっ!!三谷さんが近場の友達ならっ!!旅行に誘って行きたい場所かもっ!!』と、りんごの文書をいただきながら思う。


『ほんじつの4食目』は、三谷さんの感じるおやつの世界をキラキラと感じ取れるし、自分の中のおやつの記憶を掘り起こしてくれる。
三谷さんの話をききながら、自分の話もしたくなる。
友達とカフェで食べ物を目の前に語りあう感覚に近い。
誰かと食べるのは苦手な私だが、彼女ほど食に対して熱量のある人ならば、きっと楽しいだろうと思う。

他のスイーツにも語りたい事はあるが、長くなってしまうし、もう、ネタバレもネタバレになってしまうので、私の感想はここまでとしよう。


これほどの文書をまとめ、本にし、出店して、さらにネット通販までするのは大変だったと思う。
お疲れ様でした!!

最初から最後まで、食べごたえ満点のおやつの本でした。
ごちそうさまです。
ありがとう。

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