見出し画像

年中、かぼちゃタルトが食べられるだと……?




ドトールに行くと、カウンターで注文する段になっていつも「あー、そうだった!」と悔やむ事態になる。


レジ前のケーキ、食べてみたいと思っていたんだった……!


*****


ドトールには、昼食時、あるいは飲み物休憩で訪れることが多い。


なので、『大豆ミートのバーガーか、安定のジャーマンドッグも捨てがたい……』とか、『シンプルに紅茶かな? いやいや、甘い飲み物飲んじゃおうか……』などと考えるばかりで、ケーキのことは毎回忘れてしまうのだ。

そうしてカウンター前で「あー!」となるのだが、既に決定してしまったものは早々覆らない。デザートやドリンクのお供として加えても良さそうなものの、食べる準備も予算の設定もしていないので、あえなく却下となる。



モンブランにミルクレープなど、レギュラーメニューは私の食指を動かすものばかり。特にミルクレープは、何故か毎回「くう〜っ、食べたいなあ!」と身悶えてしまう魅力を放っている。層と生クリームがいいのかな。バウムクーヘンとクレープのサラブレッドみたいなもんだしな(?)。


だがしかし、忘れてはならないケーキがまだあるではないか。


「気になる」を通り越して「食べねばならない」ケーキが、そこにはある。




ドトールさん(急に敬称)は、かぼちゃケーキを常時置いてくれているのだ。そもそも馴染み深い存在だったが、このかぼちゃによって、より足を向けて寝られない存在になった。



ちなみに、夫の同僚さんは、学生時代にこのタルトをよく食べていたそう。ずるいぞ! と理不尽な怒りを覚えつつ、ドトールユーザーのお墨付きによって、さらに期待は高まった。

しかし、ハードルを上げすぎるのも考えもの。ここはフラットな気持ちで、まるでかぼちゃのタルトをカウンターで初めて知ったかのように、注文することにしよう。


*****


北海道産かぼちゃのタルト(400円)


上から、かぼちゃムース、かぼちゃプリン、そしてタルト生地という構成。

かぼちゃがきれいな2層仕立てになっており、さらに下層にはダイス状のかぼちゃが入っている。見た目にも、かぼちゃ感マシマシだ。


タルトも心なしか2層っぽい



ムースはかぼちゃの甘さがしっかり出ており、口溶けなめらか。ホイップクリームのように抵抗感なく口のなかで広がっていく。

大きいボウルに入ったのを、大きいスプーンですくって食べたい、そんな衝動に駆られた(つい先日、コストコの大きなティラミスを見た影響かもしれない)。



下のプリンだが……実は、食べてから公式サイトの説明を見て『プリンだったの!?』と驚いてしまった。私には、かぼちゃペーストに感じられたのだ。

ムースに比べてホクホクとした食感で、本来のかぼちゃらしさが強く、一方で甘さは控えめ。ムースと交わることで、上層にはないかぼちゃらしい舌触りと、下層だけだとやや物足りないスイーツ的甘みが融合する。私はこれを、「幸福」と呼ぼう……。



そんな、2人で1つのかぼちゃーず(?)を支えるのがタルトである。風味や味では主張をせず、小麦のシンプルさがなんとも美味しい。なんて言えばいいのかな……給食に出てくるかぼちゃパイの耳の部分に近いかもしれない(違ったらごめん)。

ボロボロとこぼれることのないクッキータルト系。しかし底の部分に、どこかパイらしさも感じた。このタルト生地、好きです。


季節限定のケーキも魅力的だし、レギュラーメニューだから後回しにしているかたもいらっしゃるかもしれない。しかし、ここで見たのも何かの縁。ぜひ次はかぼちゃのタルトをお願いします!









この記事が参加している募集

至福のスイーツ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏