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文章x音楽xアートのコラボ企画。私の物語への想い。

この度 「文章」と「音楽」そして「アート」のコラボレーションの第一走者として走らせていただくことになりました。

以前コラボレーションをさせていただいたEatalkMaskとのマスク文庫企画。

Eatalk Maskことミムコさんが その後沢山の方とのコラボレーションで、皆さんの作品を載せたマスク文庫が10作を迎えました。

そしてミムコさんの新しい試み 一緒にやりませんかとお誘いの声をかけていただきました。
これはその第一走者七田の作成過程です:)

私がどんな思いで今回の作品を作ったのか…ご紹介させてください:)

この作品の裏にある 『七田の想い』を公開です


●今回のコラボレーション

「七田」x「ギタリスト ジュンペイ」さん x「イラストレーター Eatalk」さん のコラボです:):)

マスクケース文庫本…そこに音楽も合わさるという素敵なクリエーションです。

第一走者はわたくし 七田が務めさせていただくことになりました。

今回マスク文庫音声バージョンに載せていただく作品はこちら!!

「拝啓」というお手紙形式の作品です。
今回のコラボレーション、バトンを渡して行く形にしてゆくので、私の作成工程・作成への思いをお伝えできればと思います:):)


●作品を作るにあたって

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今回のコラボレーションは聴覚を取り入れた初の作品という事で、
どうしても「感覚」を取り入れたいと思ったんです。
ミムコさんとのお話を進める前に どうしても今回取り入れたいな…そう思った感覚が
「風に夏の匂いが混ざっている」というものでした。
ふとした時に思い出す…思い出は様々な感覚と繋がっているのはご存じですか?特に「嗅覚」は「記憶」と強いつながりを持っているんです。

今回ジュンペイさんの音楽という聴覚を取り入れるという事で、その他の「嗅覚」「視覚」「味覚」というものを取り入れたいなと思っていたんです。話を進めてゆく過程で、ミムコさんにもお尋ねしたところ…”色々な感覚を取り入れるのもいいかなと」と言われたんです。自分と同じ感覚をミムコさんも感じてくれていたんだと びっくりながらとても嬉しかったんです:)


●込められた願い・メッセージ

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お話を書く時に 「感覚」を取り入れることが決まり、何となく自分の書きたいが決まったのですが、私 物語を書く時に大事にしている事があるんです:)
それが「季節」です。
その時の季節や 出来事…この想いを 今だから届けたい。。読んでくださる人が気づいてくれる くれないの問題ではなくて、自分がこの季節に この想いに この出来事に乗せたいな…そう思える繋がりを 実はひっそりと私なりに大事にしているんです:)ふふふ。

今回の作品…実は隠れた季節と想いのメッセージが隠れているんです:)
そのもとになったのが…

私の大好きな そして尊敬するお二方「兄弟航路」さんのこの作品…のコメント欄で 兄弟航路さんに教えていただいた素敵なお話です。(兄弟航路さんのご紹介も最後にさせていただきます:))

『本来の七夕は旧暦の7月7日ですから、今年は8月14日になります。時を超えるに相応しいお盆の時期なので。。。』

7月7日と思っていた七夕…本当の七夕は 今年お盆に重なるという 本当に素敵な素敵な真実。

彦星と織姫が会えるように 夜空を見上げて祈る私達ですが、
今年は 自分達の大事な人に…
空と地上の間に星々を散りばめて お盆という七夕に
架け橋をかけられるように…。

実はそういう願いを込めて、この作品を書きました:)
ちょっと私の作品への想いをチラ見せで恥ずかしいのですが。。。ふふふ。


● 文字数 形式 七田作品の空白の謎

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ミムコさんのマスク文庫は400字くらいとなっています。
前にコラボレーションさせていただいた時には 200字作品を二つ…という事でしたが、今回は400字全部使えるという事もあって まずは好きなように 気の向くままに自由に描かせていただきました:):)

私の作品…読んだことがある方は多分もうお気づきだと思うのですが…
空白 を良く使うんです。
これには実は理由があるんです。ふふふ。

①は…ただ単に 文章校正が下手。そして文章の区切り方が下手。という事。。。(笑)。ある方に一度質問されたことがあるんです:)
”なぜ 点ではなく スペースを使うのですか?”と…私文章が長いんです。何処でどう区切ったら良いか…点を入れる箇所が良く自分でも分からなくなってしまうんです。ふふふ。自分の読みやすいようにスペースを開ける事をするんです。

②は…段の空白。。。これには意図があるんです:)っていっても自分なりの意図ですが…(笑)。私が文章を読むときに、その言葉を自分に届ける時間が必要なんです:)空白を設ける事で、区切りと同時に 今まで読んだ言葉達を心まで届ける。。。そんな空白なんです。

マスク文庫は段落もスペースも文字数として計算しなければならくて、私の普段の書き方では 到底入りきらないんです。
そこで、届け方を「お手紙」に乗せたんです:):)

会話の様に 自分の想いを直接、説明なしで届けられる。

そう思ったんです:)

大事な人を想いながら、心で会話しながら…
こうだよ、あーだよ、そうだね、どうだい?
良くお手紙を書く私には 書きやすいものとなりました。


●お話(恋しさ 愛しさ、そして思い出)

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このお手紙は、雲の上で寝そべる女性へ 木の下に一人残された男性より送られたものです。
愛する人を失ってしまった時に、ふと思い出すのは 一緒にいた時の その人の寝顔だったり、その人が大好きだった曲だったり、毎朝飲んだ珈琲の香りだったり…
私の父は フレーバー珈琲が大好きだったんです。特にヘーゼルナッツやバニラです。父に会いたいな…そう思うとそのコーヒーを淹れている自分がいるんです:)父のたばこの香りだったり、母の香水だったり(母は生きています!!(笑))父と一緒に作ったベーコンの香り、一緒に行った公園でなびく木の葉の音、遊んでいた時の風の匂い…そういう「感覚」を織り込みました。

もちろん ジュンペイさんの手によってつくられるであろう音楽が、この作品の「大好きな曲」の設定となっています:)

そのほかにも、
何となく毎朝その人のコーヒーカップに注いでしまう珈琲に恋しさを。
曲が空に響くように…と木の葉に乗せて贈る 優しさを。
女性の残した帽子をそっと取り出す 愛おしさを。
たった一つのお願いに 切なさを。

自分なりに乗せたつもりです。


●出来上がり・まとめ

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こんな思いが沢山詰まった今回の私の作品『拝啓』:)
自分の想いを丸出しにして ちょっぴり恥ずかしい気持ちもありますが、
私の意図を分かったうえで もう一度お読みになっていただけたら…
ちょっと違う読み取り方が発見できるかもしれません:)

そして、、、
私からのバトンが ジュンペイさんに繋がり 音楽が作成されます:)

ジュンペイさんは私がノートを始めた当初に出会った大切なお友達です。
彼に 私の写真から音楽を作ってくれたら嬉しいなという無謀なリクエストをしまして…コラボレーションをさせていただきました。

最新の記事から音楽記事はこちら!

ここからジュンペイさん、他の方の記事を音楽にするという沢山のコラボ企画をなされて 次々と新しい音楽の世界を見せてくださっています。


ジュンペイさんの音楽と 私の文章をアートで飾り、形に残してくださるのが、今回のコラボ企画の発案者でアンカーのEatalk Maskさんこと ミムコさんです:)

彼女のマスク文庫が徐々に広まってきて、沢山の方々の作品がマスク文庫本となりました。この度公式にデビューもされて、彼女の新しい試みの一部になれる事…本当に嬉しい私です。

「素敵な連鎖」…今回の企画はまさしく この通りだと思います。

一人ではできない事。
みんなで自分の素敵を出し合うから出来るもの。

私のこの記事は、そんな「素敵なもの」のスタート記事です。

これからジュンペイさん、そしてEatalk maskさんの投稿にも注目です:)


●この作品作成にあたりThanksを届けたい


EatalkMaskさん、ジュンペイさんはもちろんの事、
この作品に関して、私が感謝を届けたいお方。

兄弟航路さんです。
じつは兄弟航路さん…ご兄弟お二人で一人なんです:)
お兄様は童話や小説をお書きになり、
弟様は俳句や短歌などををお書きになっております。

お二人の書かれるもの…言葉には言い表せないのですが、
学生時代に受けた現代文、古典 全ての授業を合わせても敵わない程の文学を届けて学ばせてくださる方々です。
感銘を受ける…そんな言葉では伝えきれない程の美しい文学が いつもそこにあってくれています。
「尊敬」と「感謝」…兄弟航路さんに捧げるための言葉と言えるほどの素敵なお二人です。

兄弟航路さん…いつも美しさと素敵、そして素晴らしい教えをありがとうございます。

皆様にも是非 兄弟航路さんの素晴らしさ知っていただきたいなと思います:)


● バトン受け渡し!!!


ということで、ジュンペイさん、ミムコさん…バトンをよろしくお願いいたします:)
これからの工程を楽しみにさせていただきます:)

走り終わった七田は…カフェのテラスに座って パフェでも頬張りながら お二人の走りを クリームいっぱいにして応援しております。ふふふ。


皆様も、ジュンペイさん Eatalk Maskさんのこれからの走り…応援よろしくお願いいたします:):)


七田でした:)


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