河波浩平/musician

浅草在住。 歌い、音楽を製作し、人に教え、また色んな曲を歌い、暮らしています。 HP…

河波浩平/musician

浅草在住。 歌い、音楽を製作し、人に教え、また色んな曲を歌い、暮らしています。 HP→https://namihey.jp Youtube→https://www.youtube.com/channel/UC0DpoWvfHeAZSospwrG3YMw

マガジン

  • 河波浩平の日々

  • ttemilのこと

    音楽関係の色々なことに取り組んでいる「ttemil(ってみる)」というチームについての話

  • 河波浩平の仕事

    仕事についての話。

  • 大人の歌唱教養講座

    歌のレクチャー動画を有料で掲載しています。是非ご一読ください!

最近の記事

3種類よりもう少しあっても良い話

 多様性が必然なモノやコト、多様性が必要なモノやコトというのがあるなあと思うわけです。  多様性が必然なモノやコトといえば、例えば人もそうだし、思想も、音楽や絵画みたいな創作物なんかも、色んな種類や特徴を持ったモノやコトが必然的にあるわけです。  それに合わせるためという意味でも、多様性が必要なモノというのは半ば必然的に生まれてくるわけで、例えば衣服も、料理も、土地土地の名産品も、工業デザインなんかにも多様性があるわけです。  ただ、世の中をグルっと見渡すと、それそんなに色

    • 品行方正な人は考えなくても良い話

       マンションの8階に住んでいるのだけど、よく考えてみたら人生で一番標高の高いところに住んでいる。 今調べてみたら、一般的なマンションの床から床(上の階の)までの高さは大体3.5m程度だそうで、そうすると8階の高さは25m前後という事になる。  25mというと、シロナガスクジラのメスの全長が大体そのくらいらしいのだけど、クジラってそんなでかいの?!縦にするとウチのベランダくらいってこと?!海すげえなあ!  あとは怪獣でいうと、バラゴンが25mという設定だそう。…どなたですか?

      • ビジネス感覚の指標

         ビジネスモデルが違えば、ビジネス感覚も違うのだと思うわけなんです。  部署でも違う気がする。営業の人が軸に持つべきビジネス感覚と、制作の人が持つべき感覚も違うはず。もちろん相互理解は必要だけど、やっている事が違うのであれば皆同じで良いわけはないはず。極端にいうと、山賊のビジネス感覚をそのまま八百屋さんに持ち込んで良いわけもないんだし。山賊がビジネスモデルかは置いておいて。  懇意にしているそちら方面の専門家であり、年の離れた俺のマブダチの方は、俺が質問するといつも 「分野

        • 画角という悪魔

           ココナラというサイトでオンラインレッスンを始める事になって、数日前に情報公開して、今日1人目のレッスンをやりました。(ttemilで検索を!)  コロナの期間になった当初に何度かオンラインレッスンにトライしてみた以来だし、今回から利用するココナラの機能もまだ理解し切れていないから、色々といじってみながらやってみました。  しかし、今書きたいのはオンラインレッスンの中身についてなんかではなく、 画角(がかく)  について。  リモートで仕事をしている人も多いと思うのだけ

        3種類よりもう少しあっても良い話

        マガジン

        • 河波浩平の日々
          29本
        • ttemilのこと
          0本
        • 河波浩平の仕事
          14本
        • 大人の歌唱教養講座
          1本

        記事

          今月のライブ情報

           今月のライブスケジュールを作りました。  このnoteは、SNSで感じていた”文章書きフラストレーション”を払拭する事が主な目的で始めたのですけれども、こっちにも「ちゃんと仕事してますよ」という情報を書くようにとスタッフから言われたので、今後はこちらにも出すことにしたいと思います。マリオネット。マリオネットなみへい。  とはいえ、ライブは本当に楽しいんです。これが仕事だなんて不思議なくらい楽しい。のびのび自分の美意識に従って音楽の中にいる時というのは本当に楽しくて素直な自

          今月のライブ情報

          苦い顔症候群

           他人に甘えるのが得意な人と苦手な人っていうのはやっぱりあって、自分は完全に後者の人なわけです。素直とは到底言い難い。  良い機会に恵まれた時、それに気付くのが遅いのも苦手な人の特徴のような気がしていて、頭の中では常に「この状況にどう報いるか」という事を考えているので、素直に「やったー!ありがとう!!」と言うことができない。だから、奢って頂くのも苦手です。高価な物を頂くのも苦手。嬉しいくせに。  他人に甘えるのが苦手な自分は、何かをしてもらったり、良い機会をいただいたりする

          涙袋に涙は入っていない。

           こたつをそろそろ片付けなければと思いつつ、気づけば5月ももう終わりに…。  ふかふかのこたつ布団と、サラッとしたラグマットを入れ替えなければならないのに、なかなか踏ん切りがつかず、ここまで来てしまった。  こたつの温もりに別れ難さを感じているわけではなく、ただただ面倒臭い。 「ちょっと頑張って交換したらいいじゃん」 と思っている方には、失礼ながら考えが浅すぎるとしかかける言葉が見つからない。  そんな方のために、まずはこたつの撤去の手順についてまとめたので、ご覧いただきたい

          涙袋に涙は入っていない。

          おもちゃ

           30年前なんかは「期待させといてこれかよ」みたいな物が多くあった気がする。  例えば、トランシーバー。道向こうに住んでいる友だちに片方を渡して通信を試みるも、ひたすら「ザー」というノイズ音だけでどうにもならなくて、説明書を読んでみたら「有効範囲6メートル」とか書いてあって、子どもながらに「そんなもんちょっと声出しゃあ聞こえるわ!」と思ったことも。  他にも「レーザーで狙い射て!」みたいなコピーで売られていた赤外線のピストルと頭に着ける的のセットみたいなやつなんかは、箱にレー

          三社祭の話

           浅草はこの週末、”三社祭”で活気付いています。  4年振りの完全復活ということで、お神輿を担ぐ人たちも楽しそうというか熱のこもった雰囲気で、なんだか物々しさすら感じます。  個人的には浅草に越してきて初めての三社祭なので楽しみでもありますが、いざ始まるとなると近所だしチラッと見に行けば良いやくらいの気持ちになってきているから不思議。人も多そうだし。 たまたま早起きしたので、土曜の朝の浅草の様子をチラッと覗いてみましたが、浅草にどんどん人が流れ込んできて、満潮になる時の海のよ

          顔と身体

           土曜日のライブ後。  大学時代の同期でもあるピアニスト中嶋錠二とcoquelicotオーナー河村留理子とで、当時の話をしている中で思い出した話。  学生時代、某バーガーショップで、フライドポテトに一番合うのがどのディップかについて話していた時、俺が 「結局プレーンがええわ。」 と言ったら、ジョージが怪訝な顔をして 「え?ヨーグルト味とかあるっけ?」 と言ってきて、一同が??となったという話。"プレーン"の意味を"ヨーグルト味"という意味だと思い違いをしていたという事なのです

          今日は船橋昼ライブ

           赤いパンツが良いらしいと聞いたので、ライブの日にはいつも赤パンツを履いています。あんまりそういう事を信用するタイプではないけど、なんかこう、一応。  だから今日も赤パンツを履いて出発です。  ジョージとのライブは、今の俺には必要。シンプルなところにちゃんと立ち返らせてくれる気がしています。ひと月くらいもつ感じのドーピングというか、マッサージみたいな。  そしてお店の店主であるるり子と我々は大学時代の同期でもあるので、今日みたいな日は俺にとってそういう感じの日です。 行っ

          今日は船橋昼ライブ

          しょ…

          これ…これから……しょ…商工会の総会というものに行ってきます。 な…なんだか……き…きん…きん……きんし…きんしちょう……緊張する気が…する…。 立食パーティー的な、交流会的な、知らない人が沢山いるところで積極的に話しかけたりするなんて、全然平気じゃない。 ましてや「積極的に話しかけて積極的に皆さんとお知り合いになろうね」みたいな空気の中で一瞬でもボーっと突っ立ってようものなら、 「あ〜、この子、ビビっちゃってるじゃな〜い」 「あら、田舎の子なのかしら?」 「私たち貴族とは

          「ライブにお越しくださいませ」というお誘い

           今月はライブが少ない!!  ボーッとしていたらこんな事になってしまって、心が一瞬ザワとなったけれど、色々やる事があるんだから我慢。  毎週木曜日は三鷹の「ベラトルナ」というお店で弾き語りをやっているわけですが、毎週同じ所で演奏するという事の楽しみが分かってきました。良いお店だからというのも大きいのだろうけど、”毎週ココ”というのがあると、久しぶりの人も来てくれたり、新しい出会いもあったりして、楽しい。それが居心地の良いお店での事だからなおさら。  そして、最近は毎月1回ほ

          「ライブにお越しくださいませ」というお誘い

          レコーディング1回目

          4月某日。 都内某所でレコーディングの1回目。  ttemilというチームで色々やっている中の一環として、自分のアルバムを作ってみる事になったわけなんですけれども、これはつまり自分を実験体にしたテストという意味もある。あまり詳しくは書けないのだけれど、「作品を作る」という作業をより簡単にした上で、そこから収益を得るまでのロードマップを新しく描いてみようという実験。コンパクトに動いて良いものが作れて、かつ収益が上がる販路を開拓できれば、色んな人の良い作品が沢山生まれるだろうな

          レコーディング1回目

          腕枕の理論(フェスやります。)

           むかしむかし、10代の終わり頃、当時の彼女の家でシャワーを浴びて出てきたら着替えが畳んで置いてありました。  なんかね、そういう事があると嬉しい。これ別に、女なんだからそういう事やれよ的な感覚ではなくて、シンプルに気配りが嬉しかったわけです。  当時やっていたアルバイトの関係で、しばらく彼女の家に泊まる事になっていた俺は、次の日もその次の日も、丁寧に畳んで置いてある着替えにポッと温かい気持ちになりながら過ごしていました。その次の日も、そのまた次の日も。  しかし、しばらく経

          腕枕の理論(フェスやります。)

          才能とか天才とかない

           才能という言葉が"生まれ持ったモノ"という意味を含むのであれば、音楽の才能というものはほぼ存在しないと実感しています。むしろ、才能論や天才論が音楽と人を遠ざけているし、音楽力の向上を阻んでいると強く感じています。  俺が音楽の勉強に本格的に取り組んだのは、20歳の頃でした。 (別に、この何の告知もせずひっそりとやっているnoteを使って"自分語り"をしようというわけではなくて、この身をもって体感した"音楽の姿"について少しだけ書きたいだけなので、読んでくれている方はお付き

          才能とか天才とかない