しょ…
これ…これから……しょ…商工会の総会というものに行ってきます。
な…なんだか……き…きん…きん……きんし…きんしちょう……緊張する気が…する…。
立食パーティー的な、交流会的な、知らない人が沢山いるところで積極的に話しかけたりするなんて、全然平気じゃない。
ましてや「積極的に話しかけて積極的に皆さんとお知り合いになろうね」みたいな空気の中で一瞬でもボーっと突っ立ってようものなら、
「あ〜、この子、ビビっちゃってるじゃな〜い」
「あら、田舎の子なのかしら?」
「私たち貴族とは違う身分の者が混じっているようね」
みたいな事を思われてはしないかとソワソワするわけで、全然平気じゃない。
その状況で貴族のお姉様方になじられ、ワインでお気に入りのスカートを汚され、慌ててこぼれたワインを拭こうとかがんだ拍子にお姉様のスカートの裾をふんでしまい扇子のような鈍器で額を叩かれ、妖精が現れ……みたいな事になれば、ただでさえ日常的に世知辛さに晒され限界まで膨れ上がっているストレスがメルトダウンを起こし、耐え切れずに逃げ込んだ馬小屋で意識を失いかねない。
そんな事に思いを巡らせながら、若干遅刻気味で行ってきます。
遅刻で悪目立ち必至。あ〜もう。