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世界を敵に回しても、自分だけは自分の味方だと、決める、こと
今の自分を、心から褒めてあげて欲しいのです。
ありのままの自分を讃えて欲しく思います。
今、生きづらさに気がついた人は、それはそれは、傷つき、苦しみ、耐え難きを耐えて、生き抜いた人、なのです。
その自分のこれまでの、頑張り、を正当に評価して頂きたいのです。
生きづらい人の心は、深く傷ついた幼い日に凍りついてしまいました。
心は氷の中にあり、冷たさ、寒さに耐えて、誰にもわかってもらえないまま、生き抜いたのです。
その全てを余すこと無く、わかってあげられるのは他でもない、自分自身、だけです。
生きづらさに気がついて、生きづらさを手放そうと決意したなら、
確かに踏むべき手順が有ります。
有るのですが、それより何より、凍てついたまま、今日まで生き抜いた自分自身を、心から労って欲しいのです。
生き抜いたその事が、既に尊い道のりであった、と正当に評価してあげて欲しいのです。
生きづらい人は、これまで自分の事を嫌ってしまっていた人、であり、
生き抜いた事実、を過小に評価していたのです。
大きな愛に包まれて然るべき幼い日々に、
包んでくれる筈の存在から、傷つけられ、利用され、貶められたのですから、
自分には価値など無い、と思い込んでしまったのは、致し方無い事です。
しかし一旦、価値無し、と思い込んだにも関わらず、
今こうして、生きづらさを手放す決意をするに至った道のりは、
言ってみれば、不可能を可能にした、大偉業です。
そこに着目せずに何処を見るのか、
そんな自分を受け容れずに何を許すのか、
自分自身が愛さずして誰が愛してくれると言うのか、
巨万の富を掴むよりも、オリンピックでメダルを取るよりも、
誰が知らずとも、もっと困難な一大偉業を成し遂げた自分を手放しに讃え、
一番の味方になってあげて欲しいのです。
生きづらさを背負って、今日まで生き抜いた人は、
その胸を内側から引っ掻く様な痛みを知る人です。
痛みの根源を探して、様々な知識を得た人も少なく無い、と思います。
精神医学かも知れないし、心理学、スピリチュアル、自己啓発、宗教…、
痛みの根源を探して、知識の上に知識を積み重ねた人も在るでしょう。
知ることは、始まりだと思いますが、
それを置いても、何よりも大切なのは、
たとえ世界中を敵に回しても、自分だけは自分の味方だと、決めること、です。
その想いが、自分自身に届いたなら、氷はいっぺんに溶けるのです。
生きづらさを手放すことを決意したなら、
先ず最初に、決めて欲しいのです。
生きづらさを手放す手順を踏んで、
自分自身と向き合う時、
見たくない心の傷に触れて、
痛みを感じ、揺れる事もあります。
だからこそ、最初に決めて、
痛みを感じたら、心が揺さぶられたら、
生きづらさの重さにも、
心の傷の痛みにも、
耐えて生き抜いた、
自分自身の全てを知る者として、
自分の最大の理解者、最高の味方であり続ける、と決めた事を、
思い出して欲しく思います。
読んで頂いてありがとうございます。
感謝致します。
伴走者ノゾム
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