Vol. 209 豊臣秀吉のような4歳の息子
4歳になった息子の「豊臣秀吉化」が止まらない。
【印鑑をハイどうぞ!】
ある日、インターフォンが鳴った。
「だれがきた?」という息子の問いに「ネットスーパーのおじさんだよ」と答える私。すると、なんと息子は引き出しを開け迷わず印鑑を取り出したのだ。そしてママに「ハイどうぞ!」・・・得意気な顔で差し出した。ビックリである。
【排水溝の蓋をハイどうぞ!】
またある日、夫が空のビニール袋を取り出した。
目ざとく見つけ「パパなにするの?」と聞いた息子。「お風呂の排水溝を掃除するんだよ(※ビニールは溜まった髪の毛などを捨てる用)」と答える夫。すると、なんと息子は浴室に先回りし排水溝の蓋を外したのだ。そしてパパに「ハイどうぞ!」・・・これまた超得意気に差し出した。
2人してビックリである。
この様に、最近の息子はとても気が利く。
なんでも先回りしてやってくれる、と言うかやりたいようだ。そういうお年頃なのだろうか。
驚くほど親の行動をよく見ている。
●ネットスーパー=印鑑
●ビニール=排水溝=蓋
という風に、物事が結び付いている。
先を予測する力も付いたようだ。
その成長が嬉しい反面、
「変な事は出来ないな(^_^;)」と思う。
良くも悪くも子供は親の背中を見ているのだ。
尚、元ネタの秀吉だが正確には木下藤吉郎である。まだ「猿」と呼ばれていた頃の秀吉が信長の草履を懐に入れて温めていた…というエピソードはあまりに有名だ。立身出世や気配りの代名詞ともなっている。
しかし今回改めて調べたところどうも作り話のようだ。江戸中期以降に書かれた「絵本太閤記」が初出という。ま、現実はそんなものだろう。
【猫ムスメより】
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