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#73 やる気があっても動けないなら動けない理由を潰すしかない

こんばんわ。


「続かないならそれを習慣化したらいいですよ。」

「スケジュールを組んでそれ通りに動くようにするんです。」

「5秒ルールで考えずにとりあえず始めるといいですよ。」

「その日のやる気に任せて行動するなんて無理なので━━」


いや、うるさい。

どっかの啓発本か経営者の話かで拾って来たのか知らんが、そんなもんで動けてたら苦労しない。

やる気が出なくても続く方法?

いやいや、やる気は皆あるんだよ。

何かの知識を得たいとか勉強したいという気持ちは常にあってそれでも動けないから困ってるんですよと。

別にやる気が無いからとかそういう問題じゃない。


じゃあ具体的にどうするかって言ったらもう動けない理由を潰すしかない。


とりあえずここでは”勉強が続かない”という設定で考える。

たいてい動けない理由はベッドから出れないかスマホを触っているかの2つだ。

だからこの2つをとりあえずクリアすれば大きく前進する訳だ。

とにかくまずは机に向かうことを目標とする。

多くの人がこれすら出来ていないのだから。

じゃあどうすればいいか。


ベッドからの脱出

まずベッドから出る方法。

ベッドから出るためにはベッドに居られないようにすればよい。

私はヘアワックスを付けるようにしている。

これは潔癖が理由かもしれないがワックスが付いた状態の頭を枕や布団に付けたくない。

こうすれば少なくとも横にはなれないのでベッドにいる時間は必然的に短くなる。

他にも外行きのズボンに履き替えるとか靴下を履くとか色々方法はあると思う。

とにかくベッドに入りたくない環境を物理的に簡単に作る方法を考えるとよい。

潔癖だとそこらへんは逆に楽かもしれない。

汗だくでベッドに倒れ込める人間はそうそう居ないはずなので、体を汚すという方向性が手っ取り早いかと思われる。


スマホからの脱出

次はとても厄介なこいつだ。

電源を切るという方法が何の意味もなさないのは既に証明されている。

とりあえず電源を切って━━なんて、またすぐ付けて使い始めるに決まってる。

とにかくスマホを物理的に使えなくする方法が必要である。

最近ではタイムロック付き金庫という商品がある。

設定した時間まで決して開くことのない禁欲ボックス。

こういうのを使ってみてもいいかもしれない。

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価格は4000円弱と少し値が張るが、スマホを我慢してあなたが得るであろう知識やスキルからすれば安いものだろう。

ついでにテレビのリモコンや触ってしまいそうなものを入れておくと良いかもしれない。

お金を出すのが嫌ならパスコードをわざとミスして強制的にロックするという方法もある。

iPhoneの場合は6回ミスで1分、7回で5分、8回で15分、9回で1時間、10回で1時間、強制的に使えなくなる。

非常にめんどくさいが何もしない日を送るよりは15分でも1時間でも勉強できた方が良いと私は思う。

ただし、11回目を間違えると解除不可か初期化となる。


消した選択肢

例えばカフェに行ってとか図書館に行って勉強するという方法も確かにある。

余計なモノを持たずに行けば勉強できるのではないかと。

だが外に勉強の為に出るという行為を続けるのがそもそもとても難しい。

雨が降ったら動きたくないし服も選ばないといけない。

時間が遅くなったら外に出る気も失せるしという具合でステップが多い分、多分続かない。

だから今回は自宅学習に絞って考えている。



さて、なんとかしてベッドとスマホの誘惑を断ち切れたとしよう。

それだけでも大きな前進だ。

じゃあこれですべきことに取り組めるかと言えばそんな訳はない。

例えば、資格の勉強をしている時にそれを取った後に働く自分の姿を妄想して集中できないなんてことは良くある話。

こんなに晴れてんのに部屋で勉強かぁ、彼女とデートしてる奴はいいなぁとか思って憧れの彼女像とかを考え始めるなんて事も良くある話だ。

思考に物理的ロックをかけることは出来ないので、机に向かってから先の事は結局自分次第。

ここから先は方法論があってもなくても変わらない領域。


何かを成し遂げたいならどこかに必ず負荷が掛かる。

苦しい思いをどこかでする。

何となくダラダラして達成できる目標は無い。

成長が目に見えにくいという点で勉強は続けるのが難しい。

だからとにかくベッドから出てスマホを断って机に向かう。

まずは土俵に上がらないと始まらない。


どうしても集中できず前に進まないなら、集中できないその状態があなたの実力だったりする。

あなたが40%だと思っているその推進力があなたの100%という話。

だから諦めて撤退するか目標を下げるかのどちらかが現実的な取るべき行動かもしれない。

逆にもう”私100%で生きてます!!”って言ってしまうのも視点の変え方としてはポジティブで悪くない。


まぁ結局、具体的な方法が分かっていても実践しないから何も変わらないっていうのが一番多いんだろう。

苦しみ無しで目標を達成できる方法があると信じて疑わない人が多いから啓発本やらハウツー本がいつまで経っても売れるんだろうね。

そんなもの無いのに。

繰り返し、繰り返し。

社会は変わるけど人は全然変わらないね。




っていう、自省の念と私は少し潔癖症だよって話でした。


ふと気が向いたらでいいので投げていただけると手をたたいて喜びます!