Hiroyuki Nakazono

経営学の研究者をやっています。大学の教員をやっています。

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マガジン

  • 広島修道大学ゼミナール

    広島修道大学商学部で開講しているゼミナールについての垂れ流し。

最近の記事

  • 固定された記事

授業の遠隔化を、Google Classroomを基盤としてGoogle hangouts meetを活用しながら実現させる方法

旧タイトル:「G suite を活用した遠隔授業の進め方」 お寿司の画像を見てから優しい気持ちで読み進めてください。 気になったことや修正すべき点、誤り等あればコメントやリプライをお願いいたします。 2020年4月4日現在でのまとめです。 2020年4月5日に情報更新とタイトルの変更 2020年4月6日に情報更新 2020年4月7日に学習環境の変化を別記事化 2020年4月17日にppsxファイルに関して訂正 2020年4月29日に遠隔授業コンテンツについて加筆(NEW)

    • 辺境でも研究者として暮らしていきたい、暮らしていく。

      じぶんがこれからも「研究者」として生きていくためにはどうしていこうかと考えてみたことの記録です。 【追記】タイトルの辺境は「イノベーションは辺境から生まれる」という言説が念頭にありました。ネガティブな側面がないとは言いませんが、辺境ゆえのポジティブ性を込めたつもりでもあります。イノベーションと辺境の議論については、たとえば下記の加護野先生の議論をご覧ください。 少しでもやさしく:過酷な修業と競争のその後 研究者になりたいとがんばっているとき、あるいは研究者と呼ばれるなに

      • サバティカルについてのフィールドノート

        サバティカルについてです、サバティカルについての情報整理をします。 サバティカルをどうしようかなどと思ってもなかなか情報が流通していないため、先輩なみなみなさまにお話を伺いまくってきました。その結果を概説的にまとめたのがこの記事です。 サバティカルの基本サバティカルとは、教育や校務から一定期間離れて研究に専念するための制度であり、特別研究や在外研究などと呼ばれることもあります。要するに、研究がんばってねという期間のことです。 サバティカルは、その期間と国内外でまず区分可能

        • 曳野孝先生のご遺稿

          京都大学の伊藤智明先生より、曳野先生の遺稿が掲載された書籍が出版されたとのご連絡をいただきました。こちらです。 曳野孝(2023)「ビジネスエシックスとCSR・CSV・ESG、次は何か」幸田博人・柴崎健編著『現代ビジネスエシックスと企業価値向上』きんざい。 「はじめに」にて述べられているように、みずほ証券寄付講座の講義の記録となります。講義のシラバスはこちら。(シラバス更新のため、おそらく年度には閲覧不可になりそう) 曳野先生のご担当はふたつのようです。 第2回「企業の

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        • 広島修道大学ゼミナール
          3本

        記事

          Jxivに論文を掲載してみようとなったとき

          みなさん、Jxivに論文を掲載してみようということが一度や二度ほどあるはずです。はい。 Jxivというのは、みんな大好きJSTによるプレプリントサーバのことです。和製プレプリントサーバ。 プレプリントサーバといえば、近年であればCOVID-19関連の論文がメディアを賑わせていた時にちょっと話題になりました。専門家による査読前の論文が掲載されるという速報性を優先したような場所です。社会科学では、経済学領域では普通に利用されるものです。 ということで、論文を掲載してみましょう

          Jxivに論文を掲載してみようとなったとき

          「経営学研究における研究書出版の意義」のお話

          本ってなんかよいですよねということについて、少しだけ考えてみたことの記録です。 「若手研究者による著書出版のセッション」の開催 この会を企画したことが、今回のきっかけでした。完全に終わった件ですが、下記のようなイベントです。 木川先生は日本ベンチャー学会第9回清成忠男賞 書籍部門受賞、岩尾先生は組織学会第37回組織学会高宮賞 著書部門受賞という素晴らしすぎる成果を上げており、例年であれば表彰式が終わった後にお祝いイベントがあったと思うのです。しかしながら、学会自体がオン

          「経営学研究における研究書出版の意義」のお話

          OBSで講義動画(オンデマンド授業)をつくる

          非対面講義、遠隔授業、講義動画、オンデマンド授業、なんでもよいのですが、画面録画をするときのおはなしです。 パワーポイントから直接録画をしたり、ひとりZoomで録画をしたり、Atem miniをつかってみたり、いろいろとやり方はありますが、今回ご紹介するのはOBSを用いた方法です。OBSとは、Open Broadcaster Softwareというフリーのソフトウェアです。ダウンロードはダウンロードのページから頑張れば気合でなんとかなります。 気合でダウンロードが完了する

          OBSで講義動画(オンデマンド授業)をつくる

          2020年まとめがやってきた

          noteからメールでやってきました、ということで数ヶ月ぶりに更新をば。 2020年の記録はこんな感じになりました。 noteには雑記的にちらほらと書いていて、2020年は遠隔授業関連の記事をいくつか書きました。記事を書いた目的は自分の思考を整理するためと、有識者からコメント等をいただけたらと思ってのでした。 ありがたいことにTwitterやFacebook経由で多くの御連絡をいただくことになりました。Twitter的にはフォロワー100名にも満たないにもかかわらず、16万

          2020年まとめがやってきた

          遠隔授業と4月のまとめ

          しばらく日本酒を飲んでいない気がする。 2020年4月はたくさん書いてしまった。備忘録的にまとめておきたい。 Google Classroomと遠隔授業2020年3月になり、Classroomについて書いた記事にLikeがつくようになりました。2019年4月に書いたClassroomの長所を紹介した記事です。本学情報部門にClassroomを使いたいのですと懇願に行ったときに話した内容を整理したものです。 記事が閲覧されるようになって、さらにTwitterでフォローしてい

          遠隔授業と4月のまとめ

          遠隔授業コンテンツとしてのZoomウェビナー音声配信をGoogle Classroomに載っける

          桜きれい。 遠隔授業にはプラットフォームとコンテンツが必要です。本記事は遠隔授業コンテンツの話です。これで確定だと思っています。とはいえ、みなさまにチェックしていただき修正したいのです。コメントやリプ等お願いします! なお、遠隔授業プラットフォームとしてGoogle Classroomを活用することは確定。Classroomについては下の記事で書いた通り。 前提と制約・受講生の受講環境 基本的に想定すべき学生の受講環境として下記のようなポイントがあります。遠隔授業コンテンツ

          遠隔授業コンテンツとしてのZoomウェビナー音声配信をGoogle Classroomに載っける

          Zoomを開始する前のチェックリストを作りたい、作る。

          Zoomのセキュリティ関連の香ばしい話が出ては、対策をされ、少しずつ良いサービスになってきているのだなあと思います。というわけで、ミーティングを開始する前にやるべき必須チェックリストと、やった方がよい推奨チェックリストを作ってみる。コメント等で修正要求してください!必須と推奨のレベルもあり方も確認してほしいです! (ウェビナーでどうなっているのかはまだ触れていなくて、後日アップデートしようと思います。良ければ情報共有をお願いいたしますです) 必須チェックリスト・【初回のみ】

          Zoomを開始する前のチェックリストを作りたい、作る。

          Google ClassroomがGoogle hangouts meetをサポートする(組み込める)ようになった件

          カレーたべたいです。 本日、Google ClassroomがGoogle hangouts meetをサポートする(組み込める)ようになりました。いままでも使えなかったわけではないのですが、サポートされることによって、わかりやすく簡単に使えるようになりました。 設定画面を追っていきます。設定の全般からいけます。設定前に出現した画面はこちら。 それから「Meetのリンクを生成」するとこうなる(このURLは既にリセットされているため使えないですよ)。 そうすると、クラス

          Google ClassroomがGoogle hangouts meetをサポートする(組み込める)ようになった件

          緊急事態宣言前後の学習環境の変化記録

          遠隔でのオンラインでの講義をするための講義設計について書いた記事で随時更新していた学習環境の変化が長くなってきたので、別途記事化しました。主に大学を想定しています。 2020年5月3日現在での学習環境の変化状況・桃山学院大学が「携帯電話会社各社による学生向け通信料サポートについて」を整理している。 2020年5月1日までの学習環境の変化状況・文部科学省「大学等における遠隔授業等の実施に係る留意点及び実習等の授業の弾力的な取扱い等について(令和2年5月1日)」 2020年

          緊急事態宣言前後の学習環境の変化記録

          G suite と Office 365 での学習環境を比較したい、比較する

          本学では、G suite と Office 365 がどちらも使えます。非常に恵まれている。素晴らしい。だがしかし、本学の多くの学生の利用状況としてはどちらもあまり使っていない。もったいない!!使おうという記事。 Office 365に至ってはサインアップさえしていないあるいはその存在すら知らない学生もいる。教員も知らなかったりする。ただし、Officeの各種ソフトウェアについては馴染みがある。 一方で、G suiteは、少なくともメールは使用している。学生のメールはGma

          G suite と Office 365 での学習環境を比較したい、比較する

          「動画」を活用しないオンライン講義を考えたい、考える

          リアルタイム・オンライン講義についての情報が増えるにしたがって、学生の通信環境だったりデバイス環境についての差が見えてきて(あたりまえ)、これを書こうとおもい、書きます。背景は最後に書きました。 講義内容情報の提供まずはここから。さっと思いつくのは、教科書。教科書を読めと。でも教科書を読むだけでわかれば苦労はしない。だからこそ、教科書を用いながら、講義をするわけです。 教科書に加えて、パワーポイント資料を提供する。パワーポイント資料は要点よくまとめているので、概要をつかむ

          「動画」を活用しないオンライン講義を考えたい、考える

          大学でのオンライン講義の準備をまとめたい、まとめる

          2020年3月27日に更新したという前提で書きます。2020年4月2日にちょっと加筆。 2020年4月4日に新たに書き直したのが「授業の遠隔化を、Google Classroomを基盤としてGoogle hangouts meetを活用しながら実現させる方法」です。 文部科学省からの通知まずは、「令和2年度における大学等の授業の開始等について(通知)(令和2年3月24日)」を確認しましょう。下記はPDFリンクです。 5頁から「遠隔授業の活用について」示されています。順番に

          大学でのオンライン講義の準備をまとめたい、まとめる