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遠隔授業コンテンツとしてのZoomウェビナー音声配信をGoogle Classroomに載っける

桜きれい。
遠隔授業にはプラットフォームとコンテンツが必要です。本記事は遠隔授業コンテンツの話です。これで確定だと思っています。とはいえ、みなさまにチェックしていただき修正したいのです。コメントやリプ等お願いします!
なお、遠隔授業プラットフォームとしてGoogle Classroomを活用することは確定。Classroomについては下の記事で書いた通り。

前提と制約

・受講生の受講環境
基本的に想定すべき学生の受講環境として下記のようなポイントがあります。遠隔授業コンテンツを作成するうえで受講生の環境は重要です。

・PC等の大画面デバイスを保有していない可能性(→モバイル環境を前提とする)
・WiFi等が整備されていない可能性(→モバイル4G通信のみで通信制限という制約が付く)
・自室がない可能性(→静穏な学習環境がないという前提)
・プリンターがないという可能性

・講義の成立要件
「令和2年度における大学等の授業の開始等について(通知)(令和2年3月24日)」にて言及されている「平成十三年文部科学省告示第五十一号」の件です。つまり、①時間を同期した双方向的やり取りが担保され、一定の教育効果を認められるならば良い、②時間を同期しない場合はフィードバック等の十分な指導を行い、かつ意見交換の場を設ける必要があるというものです。

・教育効果と通信環境のジレンマ
時間を同期した双方向的やり取りであったり、時間を同期しないハイクオリティな映像授業であったりと教育効果を高めようとする施策を取ろうとすればするほど、学生の通信環境に負荷がかかります。これをどのようにクリアしようとするか。もちろん、学生アンケート等を踏まえて、通信環境に問題のない受講生のみの環境であればジレンマになりません。いずれにせよ、受講生の環境は確認しておくべき。

コンテンツ作成の準備

・利用可能で用意したものたち

・iPhone 11 Pro + 三脚
・iPad Pro + pencil 2g
・Office各ソフト(Word, Excel, PowerPoint)
・G Suite対応ソフト(Meet, Document, Spreadsheet, Slide)
・Zoom(本学ウェビナーアドオンが付きました!!!!激熱!!!)

今回の記事では前提にしないけれど、ハイクオリティなコンテンツを作成したい場合は、次の2点を参照されたい。

・具体的な機材と作成されるコンテンツを紹介している下島さんの記事

・テキストで受講生との相互作用感を生み出すComment ScreenとSlido

配布資料

どのようなコンテンツであっても、資料を配布しましょう。テキストを用意させたいと思いつつも、物流等の問題からテキストが受講生の手元にない可能性があります。たとえば、自分の講義のテキストはAmazonでは購入できない日々が続いています。別のオンラインショップ等でもなんでも利用して学生の手元に届けば良いが、届かないことも想定する。もちろん、電子書籍でテキストを用意するという視点もあるが、受講生が複数デバイスを用意できるかどうかはわからない。ひとつの画面を電子書籍のテキストで占有してしまうのは講義の幅がけっこう狭まる。ゆえに配布資料を準備する。

配布資料を用意したところでプリンターがないじゃないか問題、あると思います。これはコンビニ等のプリンターを使いましょう。受講生にとってもコンビニであればアクセスしやすい。コンビニでプリントアウトする場合は、N-up処理等を出来ない場合があるため、教員が資料をPDF化するときにN-upを施しておくこと。必須。1枚の用紙に1枚のスライドをプリントアウトさせるなんて絶対やっちゃダメ。

1枚に複数のスライドが印刷されることになるため、文字サイズ等は注意して見やすくしておくこと。カラーコピー要求もすべきではないので、グレースケールで可視性高く資料を作る。15回分の講義で印刷費用が1000円を超えないようにしたい。

講義運営

講義時間に何をするか。どのように学習効果を担保するのか。ずっと悩んできました。熟慮して2つのやり方に決めました。

・Zoomウェビナー音声配信
時間を同期した双方向配信は抑制的であるべきという主張をずっとしていました。それはセキュリティリスクだったり、受講生の通信環境であったり、の問題を克服することが高コストだったからです。
そこに本学ではZoomウェビナーアドオンが入りました!このアドオン自体がそれなりにコストではありますが、セキュリティリスクを下げ手間をかなり省くことが出来ます。このウェビナーにて、教員はカメラは付けず、画面共有もしません(講義開始と終了時にカメラを付けて挨拶をするくらいはやっても良いと思う)。ウェビナーでリアルタイムで音声だけを配信します。配布資料がN-up済みなので、スライド番号とページ番号との齟齬だったりも回避しています。そしてなにより、音声だけであれば通信量が少ない。講義開始前にURLをClassroomに貼りましょう。配布資料はもっと前に共有しておくこと(プリントアウトさせる時間を確保するため)。
15分程度で内容を区切り、ストレッチ等を挟みながら、やりましょう。朗読にならないように、抑揚をつけてはっきり、話すようにする。途中で投票などをさせてもよいでしょう(ウェビナー万歳)。チャット欄を使い質問を集めておいて、講義終盤に回答する。また、発言での質問をさせる場合には受講生をパネリストに指名して発言を許可させましょう。講義終了後は録音ファイルをClassroomにアップすることで、フォローアップも完了です。
(ウェビナーがない場合は、ミーティングでも良いけれど、一定のセキュリティ対策等の手間を惜しまないこと。ウェビナーはその手間の多くを省けるからよいのです)

・mp3音声配信
Zoomウェビナーとの違いは、事前収録するということです。講義時間前に音声ファイルをClassroomにアップして、音声終了後に課題等があることを示しましょう。そして課題等の提出を求める。課題等をチェックして、その内容を翌週にフィードバックする。

フォローアップ、バックアップ、フィードバック

Classroomをベースに遠隔授業を構想すると、Zoomウェビナーでトラブルが生じたとしてもmeetで容易に代替することが出来ます。meetを使わずとも、代替の方法でバックアップ体制を用意できるのです。Zoomを使うからといって、ZoomのウェビナーURLだけを受講生にメールで共有するのではだめです。Classroomをベースにするから諸々出来る。フィードバックもです。

まとめ

Zoomウェビナー便利!

結局、iPhoneと三脚は使いませんでした。iPadは資料作りに手書きメモや計算等を書くときに使う。質疑応答で回答するときにちょこっとだけ画面共有して補足するときにも使える。

いただいたサポートは研究室の学生向けに活用します。学生の研究用書籍や研究旅費の足しにすることになると思います。