派遣技術者という働き方のメリット
こんにちは!
そして初めての方ははじめまして!
なかです。
今回は就活生や転職を検討している方向けに、派遣技術者という働き方について書いていきたいと思います。
実際に3年間で4社の企業で働いてきた生の体験を交え、有益な内容にまとめましたので最後までお付き合いください。
よろしくお願いします!
1.派遣技術者とは?
まず、派遣技術者という働き方について簡単に説明します。
派遣技術者とは、各メーカーやIT企業などに外部人材として各種製品・ソフト開発や保守・管理などの仕事に従事する働き方です。
現在では、家電やパソコンといった電機関係、自動車や航空機・船舶・鉄道車両などの輸送用機器、通信や発電所・コンビナートといったインフラ関係、さらにはIT・ソフトウェア関係など多種多様な業界に活躍の場が広がっています。
主に技術者派遣の会社に理系の大学・大学院を卒業後に新卒入社、もしくは今までの専門分野をもって活躍の場を求めて中途入社するのが一般的なこの職への就き方です。しかし、会社によっては比較的異業種からの転職もしやすく、アパレルや接客・事務などからキャリアチェンジしてきた方も自分の周りによくいました。
(ちなみに自分は文系の専門卒です。見た目と雰囲気から理系大卒だとよく間違えられますが・・・汗)
また雇用形態については、事務やイベント系に多いような一般登録型派遣(給与が時給制でパートやアルバイトに近い)とは異なり、無期雇用派遣といい技術者派遣の会社に正社員として雇われるケースが主流で、給与は月給制で昇給・ボーナスありという一般的な会社員と同じような感じです。
(ただし、会社によってはボーナスが出ない代わりに月給が高いなどの例外があります。)
配属先は、会社の営業部署に自分の希望を伝え、それに合う案件を紹介してもらい、担当営業とお客様のもとに面談に行き、双方が合意したら配属決定という流れが一般的です。
(中には人脈・コネをフル活用し、自分で案件をもってきてしまう、営業職と技術職を一人でこなしてしまう凄い方も例外的にいます・・・。)
以上が簡単な派遣技術者の紹介です。
2.派遣技術者のメリット
ここからこの働き方のメリットについて紹介していきます。
①様々な企業・業界・組織を経験でき、それによって自己理解が深まる
その時の案件の数や景気・経験にもよりますが、外部人材として色々な企業や業界・組織を経験することができます。自分も実際、自動車関係(2社)、ITコンサルティング、半導体関係と渡り歩いて来ましたが、それぞれ業界・会社特有の社風や文化、組織の命令系統や上下関係の強さの違いなどを生で感じることができ、良い社会勉強になりました。
また、それによって自己理解を深めることもできました。
自分は新卒一年目、トップダウンが厳格な自動車系企業で就業し、漠然とした不満や物足りなさを感じながら上司や先輩の指示通りに言われたことを淡々とこなしていました。
ところが翌年、他の自動車系企業に転属し、比較的上下関係が緩く、裁量を与えられた環境で仕事を始めると変化がありました。同業種ということで前職場での経験を踏まえ、派遣先に仕事のやり方を改善するアイデアを出すといった実業務+αのこともできると共にそれにやりがいを感じるようになったのです。
また、自分が物事の改善や効率化に意識が向き、それをしたいという欲求を持っているタイプであると気づくことができました。
このように環境が変わることによって自己洞察が深まり、自分のやりたいことや隠れていた部分に気が付くことができるという意味で、色々な職場を経験するのもいいかもしれません。
②未経験でもメーカーでの製品開発に携わることができる
自分は元々、高校から大学の理系学部に進学し将来はメーカーで働きたいと考えていましたが、高校からの進学先が諸事情あり文系専門学校という選択をしてしまいました。ものづくりに携わりたいという将来の希望の一方で他の職種にも興味があり、その道に進む学科を選んだのです。ところが、就職活動でいざやりたいことを考えたときにものづくりがやりたい、それも輸送用機器の開発関係に携わりたいという希望があり、今の技術者派遣の会社を選びました。
幸いにも自分の会社はそういった希望を叶えようという方針の会社で、自動車関連企業での就業をさせてもらえることができました。その後、その経験を生かせる別の企業への転属も決まり、キャリアアップすることができました。
もちろん、その時の運や巡り合わせにもよりますが、努力次第では自分の進みたい道を未経験でも作り出すことができる業界でもあります。チャレンジしてみたい方は是非検討してみてください。
③人間力を養える
ここで言う人間力とは、下記の力を総称したものです。
・組織に適応する力
・人間関係を形成する力
・知らないことや分からないことを人に聞いて吸収していく力
職場や業界が変わる派遣技術者にとってこれらは必須の能力で、自分も転属をしていくなかで磨かれたとな実感しています。
特に人間関係の形成や知らない事を聞く部分にはについては、元々自分は内向的で人と話すことも苦手なタイプでかなり苦労しました。それでも克服したいと気持ちがありましたし、クリアできないと仕事が進まず、なにより契約更新(=生活)に影響しますからなんとか乗り切りました(笑)。追い込むような形にはなってしまいましたが、結果としてかなり成長できたと思います。
自分を変えたいと思っていたり、成長意欲が強い方にもこの業界は特に向いているかもしれません。
④ライフスタイルに合わせて働きやすい
これは派遣という働き方すべてに言えるかもしれませんが、結婚や出産、家族の介護での引っ越しなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に就業先を変更することができるのも魅力です。
案件によって業務の重さや勤務時間・残業時間が違いますので、家事や育児をしないといけないのであれば定時で帰宅できる、もしくは自宅に近い職場を選ぶといったように、その時の生活状況に合わせて働くことができます。
ただし、普段から前述した人間力やその他実務能力を兼ね備えていないと選択の幅はあまり広くはありません。
結局配属前の面談で今までの職務経歴と共にそれに見合う成長や努力をしてきたかどうかは見られます。また何より派遣先の求める能力を満たしていないと受け入れてもらうことが難しいケースもあります。(中には面談でいつまでにどのくらいのことを覚えればいいのかと質問しただけで、即戦力にならないなら要らない!と怒り出すお客様もいらっしゃいます・・・。(泣))
この点を承知の上で普段から努力を継続できる人であれば、人生設計やライフイベントに柔軟に対応できる働き方であると言えるでしょう。
3.おわりに
以上が自分が考える派遣技術者のメリットです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
よろしければスキ!やコメントよろしくお願いいたします!
また次回の記事でお会いしましょう(^^)/
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