【仕事】適応障害で退職して気付いた"信頼"の大切さ
01.寝すぎてイベントが起きない
過眠により夕方に起きる。
一日を棒に振った気がして、”やっちまった感”がすごい。
このところ不眠と過眠を行ったり来たりしている。
以前より適応障害の症状は落ち着いた気はするが、まだまだ休養が必要そうだ。
noteはその日に起こったことをネタにしていたので、今日は何もイベントがないことに気づく。
そんな日もあるよね。
書くことがないので開き直って、適応障害で退職してから自分の考え方がどう変わったかについて内省して振り返ることにする。
02.3つの自由と主語
新卒で前職の会社に入社した私は、”7つの習慣”という本を読んで、”ミッションステートメントを決めろ”と言われて、”3つの自由”を定めた。(本は会社の研修で読まされた。)
なんとなくで決めたことだったが、今でもその”3つの自由”は”自分の核”になっている。
ただし20代そこそこの私は、恣意的で自分が興味のあることだけで頭がいっぱいだった。
当然、先ほどの文に下記のような主語がついた。
同じような考えを持った直属の先輩がおり、その先輩は早々に独立した。
当時は憧れていたが、結果その先輩は仕事が得られていないようだった。
そしてその先輩の姿は、私が思い描いていたような自由を得ていないように思われた。
当時の自分なりに分析する。
お客様の”信用”が得られず、自分の影響範囲が増えていないのではないか。
そうすると細かい仕事が増えて時間に縛られ、単価の低い仕事で経済的にも苦しくなる。
結果的に時間が無くなって、人間関係も狭くなっているように思われた。
”信用”は、自分が立てた客観的な実績や評価から生まれる。
そうして私は、我武者羅モードに突入した。
02.利益と信用優先、我武者羅モード突入
建築士の私は、当時会社から設計売上目標を課されていた。
会社に来た設計依頼に対して見積交渉をして案件を受注し、自分で設計する。その繰り返し。
”信用”を得るためには、”売上”という名の客観的な実績を積み上げ、評価を上げるしかない。
その時、主語が変わった。
いつのまにか利益!、金!、評価!と考えて、社会人としてお客様からの評価や実績を積むことに重きを置いていた。
そんなことを10年弱くらい繰り返して、ある朝起き上がれなくなり、適応障害と診断され休職し、結果退職することになった。
03.”信用”ではなく”信頼”を得ること
たしかに我武者羅に働いたことは、建築士としての技術的な側面から見れば意味があったのかもしれない。
しかし、仕事で自分が”信用”を積んでも、休職したときに誰も助けてはくれなかった。
結局助けてくれたのはパートナーであったり、自分が本当に”信頼”している人達だった。
”信頼”は、”相手への感謝”と”自分の行動と言動を一致させること”から生まれる。
”信頼”がなければ、帰属感が持てず、自発的に積極的な行動もできない。
そのことに気付いて、主語が再び変わった気がする。
仕事や創作を通して、”信用”とともに”信頼”を積み上げること。
大学時代の恩師が教えてくれたことを思い出す。
「建築は”うまく”つくれば、みんなが幸せになれる。」
これからは自分も含めてステークホルダーみんなが自由になれるように”うまく”建築士として働こうと誓ったのだった。
04.おわりに
自分語り失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
30代半ばでキャリアブレイクした建築士の記録を書いています。
読む人が前向きになってもらえるnoteを目指しています。
これからもゆるくお付き合い頂けますと幸いです。
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