#11 【授業レポート 01】中国のキャリア形成と来日に懸ける想いを聞いて|中国地誌の授業から

こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部2年のなかのっちです。

今回は、高校時代の友人からのリクエストで学部や大学での学びに関して私の考えを交えてお話してみましょう。

今回は「中国地誌」の授業から、中国の人口問題とキャリア形成に関するお話をしてみます。

では、今回もお付き合いください(^▽^)/

中国の人口問題

中国の人口に対してどんなイメージがあるだろうか。

めっちゃ人が多い
子供が多い?一人っ子政策?

そんなイメージを持つだろうか。ご存知の通り、中国は人口大国であることは間違いないです。

しかし、今日、日本のように「少子高齢化」が進んでいます。
私もこの情報を聞いたとき、「いやいや、そんなわけないじゃないか。」と正直思いました。

中国の人口分布を見てみると日本のように段々と少子高齢化を表す「🙆‍♂️🙆‍♂️型」へと変化していってることがわかっていただけると思います。

画像

そんな今日の中国の人口分布を生み出すきっかけになったのが、皆さんご存知の「一人っ子政策」。

中国の「一人っ子政策」は、1979年から実施されている人口抑制政策のことをいい、原則、一組の夫婦は1人の子供しか生むことができません。「晩婚、晩産、少生、稀、優生」を柱とするこの計画出産は、中国語で「計画生育」とか「独身子女政策」と呼ばれています。
※アジア四季報「現地スタッフレポート」より引用

これにより、子供の数が減ってきたわけであるが、これらと女性の社会的地位の上昇などが絡み、「晩婚化」を招いている模様。

さらには、一人の子どもに教育投資をできるわけであり、たった一人の子どもをより良い環境に、より良い仕事に就かせるということのプライオリティが高くなり、受験戦争や教育の強制などが問題化。

そんな中国におけるキャリア形成の悩みを2点取り上げてみたいと思います。

1つ目は、留学生のキャリア観の問題。今回は日本にやってくる留学生にフォーカスして、そのキャリア形成に関して考えたいと思います。特に、留学に来る学生がキャリア形成を考えていないという問題を取り上げましょう。

2つ目は、子どもを連れて日本に移住した1組の家族のお話です。こちらは私が実際に出会った涙が出そうになった家族のお話です☺️


留学生のキャリア観への危惧

留学に来る学生がキャリア形成を考えていないという問題に関して考えてみたいと思います。

中国からの留学生だけではなく、日本に来る留学生(どの国に留学に行くかは関係しないのかもしれないが、少なくとも日本においてを考える)はなんとなく留学ビザを取得してしまうという問題が生じています。

日本語教師へのインタビュー調査を行った際に、非常に危惧していたため、どのような支援が必要なのかを考えないといけないと感じています。


子どもを連れて日本へ移住した母の想い

先日、アルバイト先にご来店された在日中国人のお母さまと話をしている際に、「なぜ日本に子どもを連れて移住したのか」という話をしてみました。

中国のキャリア形成が国家試験を受けるなどの基本的に単線的なキャリア形成である。

日本のように幅広いキャリア形成が可能な国でいろいろな選択肢に触れてほしいので移住したという話を聞き、涙がでそうになりました。

これもまた、一人っ子政策時に出生したの子どもが今日の親世代になっているので、受けてきた教育へに嫌気や教育の強要への違和感、反対に自分の子どもにも熱が入った結果、キャリア形成を深く考えるようになったのだろうか?と考えさせられました。



終わりに

今回は授業レポートとして中国地誌から中国の人口問題とキャリア形成をピックアップしてお話してみました。

また、授業レポートは定期的にアップしていこうと思います。キャリアデザイン学部の学びを考える参考や、大学での学びとは?という側面など様々な視点から呼んで頂けたら幸いです(^▽^)/

では、また次回。

それではぁ~!


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