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きみも、ぼくも、悲しい。

辛いのに
寂しいのに

近づこうとしたり
その手を取ろうとした人を
振り払って
時には傷つけまでして

何人たりとも
近寄れない雰囲気を身にまとって

笑顔や冗談で隠しているつもりが
隠せていない
きみが思うより
等身大のきみが
見える瞬間は多い

きみだけが
そのことに気付かないでいて
寂しい笑顔を作ってる


そうして
ふと
気がついたら
独り

そこに誰かがいても
孤独を感じずにはいられないんだろう?


寂しい
孤独だ
悲しい
辛い
と言うけど

自分で自分を独りにしたんだ


きみは何度
そうしてきたの
無意識にそうなるくらいに
だから
それ以外の
「自分のやりかた」が
分かんなくなってる

今までの道、時間、労力
無駄にはならない
でも

こうじゃないほうがいい

って思うなら
方向転換したらいいだけ

それとも
何かを恐れて
孤独の道をまだ
いくの?

ひとの
何が そんなに怖いの?


遠回りしたぶん
時間がかかったぶん
何かを見ることができた

これからどこかで活かせばいい
直ぐに活きなくたって
自分の血となり肉となり
知的財産となって
豊かな自分になっていける

そうしようと思えば
いつからだって
できるんだ


寂しさや孤独感を振りかざすほど

どんどん
もっと
誰もいなくなってく

愛想笑いをするひとすら
いつか失う

それが本当に目指すところなら
止めはしない
というより
止めることができない

きみは本当に
誰かの手の温もり
要らないの?

そうだって言うなら
寂しいなんて
振り払われた側に見せるなよ

きみが本当は
あたたかさや
優しさを
渇望しているように見えるから

みんな
振り払われても
傷つけられても
そこに、いるんじゃないの

みんなに
諦められたいの?


ぼくは
きみを孤独じゃなくしたい
でも
全部背負うことなんてできない
ぼくがきみの全部を背負うということは
きみがぼくの全部を
抱え込む覚悟を決めなきゃいけない

そんなこと
きみはしないだろう

悲しいけれど

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