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わたしの職歴

わたしの職歴をまとめてみると・・・結構意外性に溢れてますね。

自分で言うのもアレなんだけど。

間違いなく小学生の頃の自分に「君はこうなるんだよ」と説明しても「そんなはずないよ」と言われそう。

大学卒業後


大学卒業後から結構ひどい出だし。

「石の上にも三年」と唱える方からしたら「意気地なし」「根性なし」とか言われそう。

まあ、あの頃はわたしもガキだったのだ。

世間知らずのアマちゃんだから仕方ないのだ。

まさか、新卒で入った会社であんな目に会うなんて誰が思うか。

閉鎖的で怨念渦巻く人を人として働かせてくれない会社に入ったのだからたまらない。

従業員の顔を見れば「あ、あかん。逃げよ」と思うレベルだよ。
ここにいたら人間じゃなくなる気がしたもの。

統合失調症隠して入社してたから余計つらい。

あっという間に気がおかしくなってご乱心だよ。

そのあとは絶望的な気分でその辺をプラプラして、職なし金なし希望なし状態。

楽しかった大学時代にタイムスリップしたくて机の引き出しに「ドラえもん!」と叫びたくなる。

惨めだよ。

少し時が経ってアルバイトを始めたがとことん自分は客商売に向かないと痛感した。

スーパーのレジ係という仕事は臨機応変さが必要だけど苦手で苦手で。

お客さんに質問されてもとっさに声が出ない。

頭真っ白、心臓バクバク、膝ガクガク。

「早く退勤時間にならないか・・・」と加速装置が欲しくなった。

009に心から憧れた。

でも、なんとか毎日を過ごさないといけない。

バイトがない時間はもう趣味に走った。

夢中になれるものがないと生きていけない。

もう現実なんて見たくない。

見たら一瞬で頭がフリーズしちゃう。

受け入れられない現実。

とにかく趣味に没頭。

そのうち自分はフランスパンを焼けるレベルになっていた。

仕事にはならないがちょっと嬉しさを感じた。

鍋パーティにて

そしてその日はやってきた。

「だいだい、鍋パーティ来ない??」

知り合いの元引きこもりの市議会議員に声をかけられ、なんだかわからんが鍋パーティにフランスパンを両手に持って突入。

知らないおじさんしかいない鍋パーティだったが、フランスパンが好評だったおかげで深夜までダラダラお話しをした。

もう、酔った勢いで「自分は統合失調症なんすわ」とポロリと呟く。

「へー、そうなんだ。君、うちで働かないか??」と、当時は知らないおじさんAだった農業法人社長に声をかけられた。

なんでも以前一緒に働いていた方が統合失調症だったらしく、とんでもなく病気に理解があった。

というかその社長、ちょうど農福連携を推し進めていたところ。

トントン拍子に雇われた。

それから農業という未知の領域ながら働き口が見つかった。

働く仲間はたいてい精神疾患や障がいを持っていた。

そのため親近感が湧いて自分の病気に対して負い目を感じなかった。

一年ほど働いて少しずつ自信を取り戻すことができた。

ネット販売の手伝い

そして、ある日のこと農業法人で作っていた加工品をネットで売る仕組みをつくる際関わったとある会社の社長さんから

「ネット販売の仕事を手伝って欲しい」とお願いされた。

その当時、農業法人で農産加工品のネット販売を任されていたのでその仕事はわたしでもできると思い、二つ返事で了承。

仕事内容は中古品などのデータをパソコンに入力したり、ネット上で売れた商品の発送作業などだった。

今まで農業法人で培ったスキルを活かせたのでとっつきやすい仕事。

また、その会社の社長さんも病気のことに理解があり、わたしの体調に合わせていろいろ配慮をしてくれた。

具合の悪い日は「休みます」と言えば「全然okよー」と了承してくれる。

それに加えてその社長さんが時折してくれる経営やビジネスのお話しが面白く、SNSの使い方やビジネスのイロハを教わった。

ある意味、師匠と言っても過言ではないだろう。

この仕事も今のところ継続中。

自然体験活動の仕事


さらに、わたしが大学時代にお世話になった先生の親族の方が運営している自然体験活動にもここ一年、1ヶ月に数回スタッフとして仕事を任されている。

自然体験活動とは何かというと小学生が放課後に自然に親しみながら遊び、社会生や協調性を身につけることを目的に行われる、児童館に近いもの。

つまり、学校帰りの小学生数人が野山の麓にある民家で遊ぶ場所を提供しているのだ。

そこで子どもが怪我とかしないように補助することがわたしの仕事だ。

元々子ども相手に遊ぶのは得意なので特に問題なくこなせている。

また、子どもにわたしがアルバイト時代に趣味として始めた「クロスステッチ」という手芸を教えることもある。

自分の特技が活かせるので結構やりがいはある仕事だ。

この間は子どもたちと鬼ごっこをしたり、手芸で子どもの名前を刺繍する方法をレクチャーしたりとわたし自信も楽しんでいる。

最後に実家の不動産の仕事はまあ、両親も歳を取ってきたし、そんなに簡単に事業をたたむこともできないのでわたしが継承していこうかと考えて少しずつ継承中。

やることは主に建物の管理や住民のトラブルを解消すること、また空きが出た時の集客などいろいろある。

けっこう、大変な時は大変だが今までやってきた仕事で学んだことを生かしながら従事している感じだ。

まとめ

わたしの職歴を振り返ってみるとなかなか意外なキャリアを積んでいるなと思う。

昔は会社に就職してサラリーマンをするとか、公務員になるとかそういう方が適していると思っていた。

でも、実際はいろいろな仕事を体験してキャリアを積んできた。

それが自分に合っていたのだろう。

今はこういった働き方は気に入っているので満足している。

出だしこそ悪かったが、少しづつ改善を積み重ねて今こうして働けていることは実に驚きだ。


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