中身のない蟹

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最近の記事

狂う

ここ1週間ほどタスクに追われ、心と身体のバランスが優れなかったが、ようやく自分の時間を作ることができた。 時間があったので書店を歩いていると、一冊の本が目に入った。 『劇画ヒットラー』(水木しげる著) 『ゲゲゲの鬼太郎』以外で水木しげるの名を聞くのも初めてだったが、表紙の迫力に惹きつけられ、購入を決めた。 内容は50年以上前の1971年に少年誌にて連載されたヒットラーに関する伝記作品であるが、古さなど微塵も感じることなく、一気に読み終えてしまった。 考えてみると、ヒ

    • ネタ作り

      ここ最近、1ヶ月の間で4回、芸人さんの単独ライブやネタライブを観覧した。 学生時代はこのぐらいのペースで通っていたが、社会人になり、コロナ禍に入ってからは足が遠のいていたので、久しぶりに通った感覚がある。 理由は、ちょっとした漫才のネタを作らなければならなくなり、プロのネタをこの目で見ておきたかったからだ。 自分が観覧したライブは、チョイスが良かったのか、全て最高潮に盛り上がっており、正直、自分が参考にできるような要素はなかった。 だが、改めて家に帰り、机に向かってネ

      • 友達の結婚式

        先日、大学時代の同期の結婚式に出席した。 お笑いのサークルの同級生で、一緒に組んで大会にも出場した仲間だ。 結婚式には、とにかく幸せな空間が流れていて、同じ空間にいるだけで1週間分ぐらいの生きるエネルギーをお裾分けしてもらった気がする。 乾杯のスピーチという一番大事な役は同じくお笑いサークル時代の友人が務めた。 友人が行った3分間のスピーチは、「ジェンダー」「政治」「ハラスメント」全てに引っかかる内容で、新婦側は終始、沈黙。 新郎側はその気まずさを消すように、控えめ

        • 夢をのせて

          仕事や人生、色んなことへの疲れからなのか、昨日、ふと思い立ったようにスマホで宝くじについて調べてみた。 どうやら、ほぼ年中、「〇〇ジャンボ」という名称で1等数億円の宝くじが売られているらしい。 その直後に街中で宝くじ売り場を発見し、運命的なものを感じたのでバラ売り10枚の3000円分を購入してみた。 1等は3億円。 当選は雷に打たれるぐらいの確率であることは承知の上であるが、買った瞬間から頭の中は3億円の使い途でいっぱいになる。 仕事を辞め、家を買い、毎日好きなこと

          整わないサウナ

          サウナが好きだ。 通うようになったのは、大学3年生ぐらいのタイミングで、通学途中にある大井町の『おふろの王様』にハマったのがきっかけだった。 そこにある塩サウナが特に好きで、週に1回程度、暇を見つけては通うようにしていた。 だが、僕自身は極端な暑さも寒さも苦手で、長時間サウナ室に入ることもできなければ、水風呂に浸かることもできない。 サウナ好きがよく言う「極限までサウナに入って水風呂にどっぷり浸かって整う」感覚が全く分からない。 今でも週に2回程度はサウナに通ってい

          整わないサウナ

          母の日

          ○月の第△日曜日なんていう記念日以外で使わない数え方をされると、毎年、いつがその日なのかピンと来なくなる。 母の日なんていうものはその最たる例で、毎年、街中のチラシやインターネット上の投稿を見て「あと数日しかない!」と気づき、慌てて準備をする。 そんな習慣もここ3年ぐらいの話で、結婚前までは毎年、全く意識することなく過ぎて行った。 入籍してからは、まずは義理のお母さんに感謝する日になり、そこから自然と実の母親にも意識が向くようになった。 母親との関係は、世間的に見たら

          病は気から

          ここ2ヶ月ほど、令和の世の中ではおよそ考えられないような働き方をしている。 3月4月と残業時間が120時間を超え、案の定、体にガタが来ている。 20代中盤の頃は、多少無理をしても365日ほとんど風邪をひかなかったが、今考えたら病気になっても気のせいだと思って無理していただけだったように思う。 かなり昔、「ダルビッシュ有が多少の違和感があっても登板し、勝利した後に熱を測ったら高熱を出していたことが発覚した」みたいなニュースが当時の自分にはカッコよく見えて、その時に「病は気

          みんな転職していった

          友人の転職が決まったということで、お祝いをした。 その友人は日本有数のメーカーに勤めており、「会社は辛いけど、辞めるつもりはない」と事あるごとに言っていた。 だが、日本固有の年功序列の給与システムや若手の営業配属の慣習に嫌気がさし、転職を決めたという。 この問題は、自分が働いている会社にもあるが、なぜ若手の多くは営業に配属されるのか。 会社によって事情は様々だろうが、おそらくまずは営業で地道に力をつけ、厳しい社会環境を学べということだろう。 全てを否定するつもりはな

          みんな転職していった

          コロナとマスク

          新型コロナウイルスが今週8日(月)より5類感染症に位置付けられた。 それに伴い、世間的なマスク着用必至の流れは弱まり、街を歩いていてもマスクを着用していない人をチラホラ見かけるようになった。 自分自身、マスクの圧迫感が苦手だったため、コロナ周りの規制緩和はとても助かっている。 ただ、習慣というのは怖いもので、髭を剃らずにマスクに甘んじていた3年間の余韻で、全くのノーマスクで外を歩こうという気に中々なれない。 むしろ、電車でマスクをせずに咳をしているおじさんが気になった

          コロナとマスク

          発達障害とカサンドラ症候群

          妻との関係がギクシャクし始めたのは、いつ頃からだろうか? 明確には覚えていないが、おそらく入籍して半年後には現在のような頭が上がらない関係性になっていたと思う。 尻に敷かれるというだけならまだ良いのだが、ここ1年はとにかく1つ1つの言動に対してダメ出しをされ続け、少し参っていた。 カウンセリングというものに手を伸ばし、数名のカウンセラーと話してみたものの、なかなか解決の糸口が見えない。 そんな中で出会った1冊が『パートナーが発達障害かも?と思ったときに読む本』神田裕子

          発達障害とカサンドラ症候群

          始める理由

          ゴールデンウィークというものを久しぶりに体験した。 社会人スタートと同時にマスコミの仕事を始めた僕に長期休暇という概念はなく、特にこの数年間はカレンダー関係なしに深夜の勤務を続けていた。 そんな中での久しぶりの1週間に渡る休暇。 とはいえ、自分が自由に使える時間を1週間与えられたわけではなく、先日2歳を迎えた娘の世話を続ける毎日。 表面上は娘が飽きないようにと言いながら、実際は自分がおかしくなってしまわないように、都内の色んな公園を探して連れていった。 最近、休日は

          東京都庭園美術館

          本屋でふと手に取った『散歩の達人 歩きニストのための東京散歩地図』(交通新聞社) 散歩関連の本が充実している中、随所に挟まれる手書きの地図に温かみを感じ、購入した。 早速、2歳になった娘との日課である散歩に取り入れ、近所の目黒・白金エリアの名所の1つ『東京都庭園美術館』に足を運んだ。 1933年(昭和8年)に朝香宮の自邸として建てられたという建物は、周辺の木々から趣があり、高級住宅が立ち並ぶ白金の中でも、一段と輝きを放っていた。 庭園のみの入園は200円だが、せっかく

          東京都庭園美術館