ネタ作り

ここ最近、1ヶ月の間で4回、芸人さんの単独ライブやネタライブを観覧した。

学生時代はこのぐらいのペースで通っていたが、社会人になり、コロナ禍に入ってからは足が遠のいていたので、久しぶりに通った感覚がある。

理由は、ちょっとした漫才のネタを作らなければならなくなり、プロのネタをこの目で見ておきたかったからだ。

自分が観覧したライブは、チョイスが良かったのか、全て最高潮に盛り上がっており、正直、自分が参考にできるような要素はなかった。

だが、改めて家に帰り、机に向かってネタを書き始めた時、プロのセリフ運びや構成を意識させられた。

学生時代にお笑いサークルで活動していた時は、ネタ作りに精一杯で、客観視ができていなかったように思う。

自分が1人で作ったネタはあまり上手くいかず、コンビやトリオ、大人数で一緒に作ったネタで結果を残せていた記憶がある。

今は、ネタを一通り書いた後、もう1人の自分が頭の上から出てきて、客観的にダメ出しをしてくれる。

展開の甘さや論理的な矛盾、立ち振る舞いまで細部にわたって気になる部分が出てくる。

ネタの内容に関する部分が固まっても、実際に披露し終わるまでは心配事も尽きない。

学生時代の根拠のない自信も、お笑いという舞台に立つ上では1つの有効材料だったのではないかと思った。

久しぶりの舞台、勝っても負けても一発勝負だ。

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