発達障害とカサンドラ症候群
妻との関係がギクシャクし始めたのは、いつ頃からだろうか?
明確には覚えていないが、おそらく入籍して半年後には現在のような頭が上がらない関係性になっていたと思う。
尻に敷かれるというだけならまだ良いのだが、ここ1年はとにかく1つ1つの言動に対してダメ出しをされ続け、少し参っていた。
カウンセリングというものに手を伸ばし、数名のカウンセラーと話してみたものの、なかなか解決の糸口が見えない。
そんな中で出会った1冊が『パートナーが発達障害かも?と思ったときに読む本』神田裕子(すばる舎)だ。
以前から発達障害の可能性は自覚していたが、30近くある発達障害のチェックリストの8割以上に心当たりがあり、これしかないと思った。
何より助かったのは、発達障害を持つパートナーが陥るカサンドラ症候群という言葉を知れたことだ。
自分がキッカケになったことは申し訳ないが、僕も妻も普通の状態ではないということに気づくことができ、とても心が楽になった。
そして、本格的にこの病気と向き合いたいと思った。
30歳を迎えたタイミングで何ができるかは、まだ分からない。
ただ、自分と折り合いをつけ、一歩ずつ進んで行きたいと思う。
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