病は気から
ここ2ヶ月ほど、令和の世の中ではおよそ考えられないような働き方をしている。
3月4月と残業時間が120時間を超え、案の定、体にガタが来ている。
20代中盤の頃は、多少無理をしても365日ほとんど風邪をひかなかったが、今考えたら病気になっても気のせいだと思って無理していただけだったように思う。
かなり昔、「ダルビッシュ有が多少の違和感があっても登板し、勝利した後に熱を測ったら高熱を出していたことが発覚した」みたいなニュースが当時の自分にはカッコよく見えて、その時に「病は気から」なんてことを本人が言っていた気がする。
その言葉がすごく印象に残っていて、僕も馬鹿みたいに働いていた時は社内で「鉄人」なんて呼ばれて良い気になっていた。
でも、昨年に一度新型コロナウイルスに感染し、2週間ほど会社を休んだタイミングで、気付かされた。
自分が倒れたところで代えになる人間はいくらでもいる。
それは悪いことではなく、歴史的に見てもどうやらエジソンが電球を発明しなくても、ライト兄弟が飛行機を作らなくても、いつかは他の人間が作っていたであろうみたいな研究があるらしい。
スティーブ・ジョブズが亡くなっても、iPhoneは変わらず人気商品だ。
体調が悪かったら休むことは心がけているが、他の人より無理してしまう癖は今でも抜けない。
ここ1ヶ月は、毎週のように何かしらの病気になって病院の色んな科に世話になっている。
そろそろ潮時な気もするが、今週も37.8℃が出た翌朝に無理やり熱を下げて会社に行く程度には、まだまだ無謀な人間だ。
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