【’18年2月の新刊】『なかみ博士の気になる人文・社会系ニュース』2018年2月 冬の増刊号
2018年の年明け1月21日の第二回文学フリマ京都、皆さま、お疲れ様でした。報告につきまして、こちらの記事で書きました。ご覧いただけたらと思います:「【同人活動‐イベント報告】第二回文学フリマ京都, 2018.1.21~それと科学ニュース新刊の通販&委託での対応について~」(はてなブログ『仲見満月の研究室』)
さて、私が作っている「文理総合系の博士が科学や人文・社会学系の話題を」ニュースからテキトーに考えるコラム雑誌。今回は、2018年2月のオリComi Nagoya8で初売りし、札幌で開催のELYSIAN34で引き続き新刊となる、『なかみ博士の気になる人文・社会系ニュース』2018年2月 冬の増刊号の紹介です。
本誌の裏表紙や本文の一部は、次のpixivページでご覧になれます:
・裏表紙を含む、くるみ表紙の全体画像
・見本『なかみ博士の気になる人文・社会系ニュース』2018.冬の増刊号
1.目次
【巻頭:古代エジプトの気になるニュース1選】
・各地の「宦官」と古代エジプトの去勢ミイラの話~「古代エジプトの新たな謎「去勢されたミイラ」が示す驚愕の事実」(Forbes Japan)~
【特集:中東の近現代史を知る】
・今号の特集で取り上げる主な中東地域(概略図)
・現代史を知るための「擬人化」世界史漫画~ゆげ塾『ゆげ塾の中国とアラブがわかる世界史』:アラブ編~
・世界史を教えていた私が選ぶイスラームと中東地域の近現代史を知るための3冊
・《 #ツイキャス 講談録》『村田エフェンディ滞土録』とその周辺の話:作品の概説編
・《 #ツイキャス 講談録》『村田エフェンディ滞土録』とその周辺の話:好きな理由と更に近代史の視点から語る編
2.本書の内容について
本書は、特集は「中東の近現代史を知る」です。複雑な中東の近現代史について、高校で世界史を教えていた経験をもとに、おすすめの漫画参考書、絵本、小説の紹介記事を中心に、メインブログから記事を選び、現在の中東地域の地図を特集冒頭に置いたり、解説したりして、編集しました。
また、本書の後半では、梨木果歩著『村田エフェンディ滞土録 』とその関連小説を軸に、オスマン朝トルコの皇帝(スルタン)の招きで、文化財の保存や管理の研究者として、渡土した村田とその周辺の人々を通じて、第一次世界大戦に突入していく日本や、ヨーロッパの情勢を読み解きました。加えて、作品中の発掘や村田の仕事を通じてみた、現在までつづく文化財保存の問題など、世界史だけでなく、人文・社会系の学術的視点からも、この小説を語りました。これら本誌後半の記事は 、ツイキャス の筆記録であり、読みやすいよう、メインブログ掲載の記事を書き換えたり、登場人物のモデルと思わしき実在の人々の手書きイラストを加えたりしています。
本記事の目次には載せていませんが、巻末の「あとがき」には、掲載元のメインブログにはない、私の高校世界史の臨時講師時代の授業準備の苦労や、院生の頃に接したムスリムの研究員や留学生との思い出、ムスリムの人々を受け入れていく日本社会の変化に関する雑感、といったことに少し触れる形でまとめました。
3.本誌の仕様や頒布方法について
【本書の仕様】
・タイトル:『なかみ博士の気になる人文・社会系ニュース』2018年2月 冬の増刊号
・著者:仲見満月(なかみ・みづき)
・発行年月日:2018年2月18日 第1刷
・ページ数:約50ページ(本文、モノクロ)
・サイズ:B5(高さ25.7×幅18.2センチ)
・イベント頒布価格:600円
【頒布方法について】
本誌について初売り・新刊扱いのイベントは、下記の名古屋と札幌の同人誌即売会です。著者多忙のため、いずれのイベントでも、スタッフさんに委ねて託し、売っていただく委託頒布となります。私は会場には行きません。
1.2018.2.18(日) オリComi Nagoya8(ポートメッセなごや)
2.2018.2.25(日) ELYSIAN34(札幌市・アスティ45ビル4階・アスティホール)
*新刊おまけとして、「雪だるまと博柴(はくしば)」イラストの
1.オリComiNagoya 8:ラミネートカード
2.ELYSIAN 34:絵ハガキ
をお付けします:
絵柄は同じですが、加工方法が異なっております。用途は無限大!マグネットシールを裏に貼ると大判マグネット、そのままでは栞、といった感じで、お好きにお使い頂けます。
その後は、オンライン通販で頒布いたします。通販開始は、2月26日(月)を予定しております。直参イベントは、2018年5月以降での頒布を考えています。
4.最後に
オンライン通販や、直参イベントでの頒布については、追って、メインブログ『仲見満月の研究室』や仲見のTwitterアカウント等で告知していきます。しばらく、お待ち下さい。
人文・社会系ニュースンの’18年2月の新刊については、以上です。
仲見満月の「分室」では、「研究をもっと生活の身近に」をモットーに、学術業界のニュースや研究者の習慣や文化の情報発信をしております。ご支援いただくことで、紙の同人誌を出すことができますので、よろしくお願い致します!