+1 マイクロノベル鱗「気分転換に最適な仕事」
マイクロノベルNo.1835
「気分転換に最適な仕事」
ドアを開くと、空気清浄機が一台。物置のように狭くて埃っぽい部屋。「なにをぼんやりしているの? ほら、窓を開けて。空気を入れ換えて」機械の音声に従ってぼくは部屋を綺麗にする。掃除機。モップ。最後にお茶が出てきた。もちろん、空気清浄機から。「報酬はこれだけなのだけど……」うん。また来ます。
※このマイクロノベルの前の物語はこちら。
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