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結果を急いでジタバタする自分がいても、まぁいいか



何かを学ぶ時、新しい事に取り組んでいく時、なるべく早く結果を出したいと思ってしまいませんか?

私は思います。

だって、どうせなら早く効率的に結果を出せれば嬉しいし、時間も労力も無駄使いしなくていいんですから。

なるべく時短でスキルが習得出来たら、結果を出せたら、、、いいですよね〜!

でも、それって結局「急がば回れ」なのかしら、、、

早く着こうと思うなら、危険な近道より遠くても安全確実な方法をとったほうが早く目的を達することができるというたとえ。

goo辞書


効率を求めて早くゴールに行こうとすると、気持ちは焦ったり、大切なことを忘れてしまったりしがちです。


英語を学び始めた時、既にアラフォーだった私はなるべく早く効率的に身につけたいと思い、最短の勉強法について調べまくりました。

だから、最初英語の勉強の時間よりも、効率的な勉強法の勉強時間の方が多いくらいでした。

それでもそこをクリアにしないと前に進めない気がして、散々調べた情報から自分が納得出来るものをピックアップして試していったんです。

私よりも以前に英語を勉強してきたたくさんの人達がいて、やり方も人それぞれ試行錯誤して、その経験から書かれた記事はとても為になります。

誰かがやってみて無駄と感じたことよりも、効率的と感じたことをやっていきたいと思うのは自然なことですよね?

ただ、万人にいい方法があるわけではなく、性格などによって合う合わないもあります。

自分に合った方法は結局やってみなきゃ分からないところも多く、調べると同時にやり始めるのが大事です。


勉強開始から気がつけば8年以上が経っていました。

途中、家族の状況やライフイベントなどにより中断したことも何度もありましたが、また再開してきたのです。

その結果TOEICでいうと、300点代から800点代まで伸ばしてこれた。

これは振り返ってみれば、まさに地道な勉強の成果です。

効率を求めて効率的に身につけられたとは思わないですね。


にも関わらず、

運動習慣をつけて筋力や体力をつけたい。

痩せたい。

心理学の学びを深めたい。

コーチングのスキルを高めたい。

そんな願望に対していつでも「即効性」を求めている自分に気がつきます。

そりゃあ、1週間の運動で筋力体力がついて維持出来るなら素晴らしい。

2週間で痩せて体重維持出来たら最高!

もしそれが可能なら、俄然やる気もアップして取り組みますよね。

やったらやっただけ成果が目に見えて、しかもリバウンドなしなんて。

やらないという選択肢はなくなります。

そうではないから、なかなか取り組めないとか継続出来ないということになるんですよね。

結果として実感出来るまでには地道な努力や継続が必要で、なかなか成果を感じられないと達成前に挫折ということも、、、

楽に成果を得たいのはみんな一緒。

だからこそ、「楽に5kg痩せられます!」のような謳い文句の商品が売れ続けるんです。

でも、残念ながらそんなに楽して得られるものはそれなりなのでは。

例えば痩せてもすぐリバウンドとか。

得た知識は中途半端だったり。


結局、何かを成し遂げるのにはそれなりの労力と時間が必要。という当たり前のことをきちんと認識しなくてはいけないのかなと。

前提としてそれを理解しておけば焦る必要も慌てる必要もなく、すぐに結果が出なくても「時間かかるんだからまだ結果が出なくても当たり前。」とどっしり構えられるのかなと。


「なるべく早く結果を出したい」という思いが強いと、途中経過で迷ったり悩んだり焦ったり。

それがストレスになってモチベーションが下がったり。

時間をかけて学ぶことで、より深い理解や成長が出来る、しっかりと身につけていける。

そんな側面に注目した方がいいかな。


こないだ本屋さんで冒頭部分だけチラッと立ち読みした本に衝撃的な文字が並んでいました。

「効率を求めるなら生まれてすぐ死ねばいい。」

え、、、

そんな内容。

ウッと胸に刺さり、それ以上読むこともせずにタイトルも忘れてしまいました。

それだけ衝撃が強かったんだと思います。

なかなか見かけないインパクトじゃないですか?

そこだけでは作者の意図ははっきりしませんし、一冊読んでみないと何とも言えません。

いや、あの時少しは読み進めたのかもしれない。

でも、そこしか覚えてないのかも、、、

ただ、効率ばかり求めても良くないかな?と心に残りました。


その衝撃を受けた後にも、やはり効率を求めて、すぐに得られない結果に焦ったりしてしまう自分がいます。

向上心や達成欲があると言えば聞こえがいいですよね。

でも、結果に結びつく長い道のりの途中にいることを自覚して、うまくいかなくても一喜一憂せずにどっしり構えていけるようになりたい。

まぁ、焦ったり迷ったりして改善点を模索していくのも成長の過程であり、今俯瞰してみると「頑張ってるじゃん。」とも思えるのですが。

普段は必死で、俯瞰することもなかなか出来ていません。

ジタバタあがいている自分を客観視するということも、継続と心の余裕の為に必要かもしれません。

今の一歩一歩が確実にゴールに近づいているのだということをしっかり認識しながら歩みを進めていきたいと思います。

余裕があまりなくジタバタしている方が多くても、そんな自分を優しく見守るもう一人の自分を味方につけて。

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