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スターを生み出すには? 思考実験

巷で有名なスターは実力で自然に出てくることもありますが、人為的にスターを作り出すこともできるはずです。
どのようにしたら有名になることができるのでしょうか。
ただこれはあくまで思考実験なので、僕がやれるかというと難しいことです。

定期的に露出活動することが有名になるための足掛かりとなる

スターは知名度があってこそスターなわけなので、知名度が高くないといけません。
ただ、本当の実力でのし上がろうとすると、日々の努力と、活動を欠かすことなく行い、10年は特定の場所で活動をし続けていないと有名になることは難しいのです。

例えば、特定の駅前のロータリーで365日のあいだ定期的に路上ライブを行い続けていれば、一定数の人は必ずファンになってくれて名前を覚えてくれます。
それは当然のことで、〇〇〇〇の場所で路上ライブをしている人がいるという状態が続くので、何パーセントかの人は曲を聴いてくれて、そのうち何パーセントかの人がその路上ライブを評価します。
ごく普通のありきたりのポップミュージックでも、一定数のファンが生まれます。むしろ、ありきたりだからこそ、抵抗も少なくファンが生まれやすいという特徴もあるでしょう。

10年もの間、特定の場所で活動をし続けるとそこの地域では当然有名になるわけです。マクドナルドの店舗が駅前に設置されているのも、毎日の移動で店を覚えてもらうためでしょう。

実力でのし上がる場合にはどうしても時間が必要になります。コンテストやなにかの催し物には必ず参加し、「〇〇〇〇というアーティストがいる」ということを覚えてもらわないといけないためです。

短期間ではそう簡単に人は覚えてくれないので、長期間の活動が必要になるわけです。
そこからスターになるためには、より大きな認知度を見込める方法やコネなどの運も必要になるので、本当の実力だけでのし上がるのはとてつもなく難しいわけです。

このスターを生み出すための方法を人為的に生み出す方法を考えてみたいと思います

記憶に残りやすい形で執拗に広告を打つ

まずやはり考えられるのは徹底的に広告を打つということです。
これは思考実験ですので、資金が無限にあるとしましょう。
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ネット・地域情報誌などあらゆる場所でお金を払えば記事や広告を掲載してくれる場所で、徹底的にアーティストの宣伝をします。

食品メーカーに広告料を払ってラベルに印刷してくれるなどが可能なのであれば、それをすることによって、メディアを見ない人にも無理やりアーティストの名前を見せつけることが可能です。

大手スーパーの入り口やレジ前などに広告料を払ってポスターを置いてもらうなども考えられます。
これはたぶん現実的ではないですが、広告料を100万~1000万単位で払えば、載せてくれる店もあるのではないでしょうか。
特に個人店なら、その取引はうまくいきやすいのではないかと思います。
経営がカツカツなほど、広告料目当てにおいてもらいやすいでしょう。その時は入り口においてもらうのです。

これはプロパガンダの手法にも似ていて、毎日嫌と言うほど、スターにしたいアーティストの顔と新曲を執拗に街中、ネット、スマートフォンでも見せ続けることで嫌でも覚えてしまうのです。
デメリットとして人々からとても反感を買いやすいというのがありますが。

そして宣伝するコンテンツはひんしゅくを買わない程度に流行からずれたもので宣伝するといいでしょう。
別に変なものを作らなくていいので、流行から外れているジャンルの曲をやるなどです。
ジャンルとしては普通の曲でも流行から外れているから目立ちやすいという効果があります。

このようにひたすら毎日人の目にアーティスト名や会社名などを見せ続けるのは非常に効果が高く、どんなものでも一定数の人は覚えてしまうのです。
これは宣伝するものが「そこらへんにいるごく普通のおっさんやおばさん」でも覚えてもらうことができます。

理想的な広告頻度は毎日・常にです。
本当はこのような施策は現実的な予算ではないですが、これは思考実験ですので資金が無限ですので、365日10年間、日本全国のありとあらゆる場所で広告をすることにしましょう。
そこまでやれば大体のひとは覚えます。もちろん覚えない人もいます。
そこまでやっても覚えてくれない人は本当に興味がないということですので、それ以上のアプローチはやめたほうがいいでしょう。

そこまでやって認知度を極限まで高めれば、音楽ライブをすると告知をしたら会場が埋まるかもしれません。

現実で毎日執拗にテレビや新聞などで掲載されている人物がいます。
誰でしょうか・・・? そう、総理大臣です!
人々の好き嫌いは問わず毎日あらゆる場所で誰かが総理のうわさや悪口を言っていたりします。
それだけの効果があるわけですね。
ほかの官僚の名前は憶えていない人が多いのに、総理大臣の名前だけは知っています。
音楽をやっている人が総理大臣になったら、一定数の人は彼のシングルやアルバムを買うでしょう。
大ヒットするかはわかりませんが、必ずある程度は売れます。

大事なのは露出活動の頻度×時間

この思考実験で、わかってきたのはとにかく多くの人に、なるべく長期間アーティストの情報を表示し続けることです。
実際に、大手企業の広報宣伝ではそのような戦略が行われています。
ただ、無制限に広告を行うと無駄なコストがたくさん生まれますので、広告を打つターゲットを決めて、その特定の人に常に表示し続けるという施策が行われていると思います。

日本全国で常に毎日は難しいので、人の流動が多い場所でピンポイントに集中的にやるのが効果的でしょう。

現実的な戦略として

特定の場所で集中的に活動をする

このような認知活動を現実的にやるにはどうしたらいいのでしょうか?
なるべくお金をかけない場合は、特定の投稿サイト、またはコミュニティで定期的に活動をすることです。

そのうえで、特定のジャンルに絞って集中的に活動するということが重要になります。
まぁ本当に実力があればね、適当な場所で新作を作っているだけでも勝手に有名になるとは思うのですが、天才しか無理でしょう。僕は無理です。
何らかのイベントでど派手な服装でLEDで全身光らせてリンボーダンスなどをすれば、滅茶苦茶目立ちますし、すぐ覚えてもらえるでしょう。
人類史いまだかつてない、なにかすごい作品を作る人は30年後有名になるかもしれません。
ほかの人と作風や芸風が被ってしまうからこそ、どうしても戦略を立てないといけないわけです。

定期的に活動をするというのは別に毎日じゃなくても構いません。
毎週でも隔週でも、毎月くらいの頻度で定期的に行うことが大事です。
頻度が下がりすぎると露出効果がなくなるので、ほどほどにが良いでしょう。

作品やネタの数を絞り、色々やりすぎない

どうしても様々なことをやりたくなってしまいますが、あまり手を広げすぎると特徴がぼやけてしまい、どんなひとなのかと覚えてもらえにくくなります。
名前を覚えてもらえるだけでも十分ですが、できれば作品などの方向性は絞っていったほうが良いでしょう。
そうすることでコアなファンの獲得もしやすくなります。

アーティストなら例えばポップミュージックとあいまいなものではなく、「ロック」の、さらに言えば「何のロック」か、カントリーロックか、ハードロックか、パンクロックか、オルタナティブロックか。
さらに厳密に、どこの、なにで、何をメインとしたなどで特色をつけていくといいです。
厳密にそのカテゴリーで被らないものを探していき、わかるひとにはわかる、新しいものを作ることで、差別化を図るという方法です。

ネット広告、または雑誌掲載、コンテスト

雑誌掲載のほうは個人で可能なのかわかりませんが、ネット広告を行うことでアーティストを売り込むのはやはり効果的です。
自然なアクセスで人気を得るのが一番いいのは間違いがありませんが、それは本当に実力と才能がモノ言う場所で、勝者総取りの世界なので、無謀だと思います。

有名になる前だからこそ、ネット広告などを使うべきなのです。
お金を払うだけで掲載してくれるのですから、まじめに活動したいからこそ、広告は心強い味方になってくれるのですね。

ただ、資金力が必要になるので、特定の期間、ターゲットに絞って広告のコストパフォーマンスを高めるのはとても重要になります。

コンテストに参加することで、興味のあるアクティブなターゲットにアプローチするのも重要かと思います。
コンテストでは実力が問われますので、観客に響けばそれだけでも十分効果があるのではないかと思います。

ヒットしたあとも大事

僕は有名でもないですし、これはあくまで思考実験なのですが、
ヒットしてスターになったあとが大事なのではないかと思います。

一時的に人気になったとしても1年も経てば大体のひとは忘れ去ります。
だからこそ、定期的な新作などの活動は大事なのではないかと僕は思います。(僕はできていませんが)




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