【教育大国】韓国が抱える幼児教育の課題とは!?
予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。冒険者ブログを運営しています。
今回は久々に幼児教育のネタです。
教育大国と言えば韓国!と呼べるほど、韓国の教育熱はすさまじいものがあります。
今回は教育大国の韓国の「幼児教育の課題と現状」について書いていきます。
今回はnoteで韓国の幼児教育の課題と現状のみを伝えていきます。
ブログの方では「解説と分析」までしています。知見を広げてみたいと思う人はブログの方で知識を得てください。
※この記事は、文部科学省主催で行われた「国際幼児教育の比較のシンポジウム」に参加してきたときの記事を書いたものです。普通には手に入らない情報が入っています。
韓国の幼児教育の現状
韓国の幼児教育は日本とほぼ同じシステムです。幼稚園と保育園があります。
ただ、日本と大きく違うのが「2歳児以下の保育率が韓国は圧倒的に高い」ということです。
つまり韓国の幼児教育は生まれて間もない乳幼児から保育所に入れて教育を受けている!ということです。
ブログの方で詳細な数字を書いていますが、まずはこういったことが現状として言えることです。
また、教育大国の韓国ならではの施策があります。
それは・・・
国からの助成金が保育所に与えられている!
ということです。
幼稚園や保育園の品質を保証されており、国からその品質が認められれば保育所に助成金が出る、というシステムがあるのです。
つまり、ちゃんと運営していれば国からお金がもらえる制度が整っている!ということですね。
韓国の幼児教育の弱み
では、そんな韓国の幼児教育の課題でもある弱みは何でしょうか?
韓国の教育熱はご存じの通り、世界一と言っても過言ではありませんね。それを狙った営利目的の強い幼稚園や保育園が存在しているのです。
公立の幼稚園ではなく私立の幼稚園にそういった営利目的の幼稚園を運営している企業があるようで、そこへ莫大な教育費を払っている保護者がいるということなんですね。
また、他の弱みとしては教育熱が高いあまりに幼児園や保育園以外の学習的習い事への投資金額が非常に高いことが挙げられます。
低年齢のうちにそういった学習塾に入れることへの風習は、韓国ではかなり根強く残っており、受験戦争に勝ち抜くためには幼児のうちから塾に入れていくという思考が働いているようです。
それがなぜ弱みになるかというと、幼稚園や保育園に対する保護者からの要望がかなり強いということが挙げられます。
モンスターペアレンツのような話は、そこら中であるようですね。
韓国の幼児教育 ヌリ課程
「ヌリ」は「世の中」という意味の純ハングル語で、「ヌリ課程」は全人教育と創造性育成を二本柱とした幼保一体型カリキュラムです。2012年度に5歳児を対象に始められ、2013年以降は3~5歳児とその対象を広げ、全国の幼稚園とオリニジップで行われるようになりました。韓国の法的義務教育期間は、日本と同じく小・中学校の9年間ですが、3年間のヌリ課程が始まったことにより、実質的には12年間の義務教育が行われるようになったと言えるでしょう。
これはチャイルドリサーチネットというサイトからの引用ですが、韓国の幼児教育の根本にはヌリ課程というものが存在します。
改定を重ねて今に至るわけですが、このヌリ課程が根本にあり、これを元に韓国の所謂文科省が、学習指導要領について学ぶべき項目を策定しているのです。
このヌリ課程のおかげで、韓国の幼児教育指導者にも、助成金が支払われており月30000円支給されています。
ただ、保育士が抱える問題として「保育者自身の能力不足」「有資格者の不足」といった人的な不足を保育の現場では感じているようです。
日本と同じように保育士になりたい人が、なかなか確保できないでいるようですね。
保育士になりたい人が少ない理由はブログの方で解説しています。
韓国の幼児教育 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は簡単に韓国の幼児教育の現状と課題についてまとめてきました。
あまり知れる機会が少ないと思いましたので、保育関係者、教育関係者、これから保育士を目指される方などに参考にしてもらえたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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