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「いま、台湾で隠居してます ゆるゆるマイノリティライフ」を読んで

友人の土井大輔さんがDANROに書いていた大原扁理さんの台湾隠居生活の本、面白くて一気に読んでしまいました。

前の著書「20代で隠居」の台湾版みたいなところがあるので、そちらを先に読んでいると、「あぁ、日本でも台湾でも同じことをやっているし、それは実は可能なんだな」と感じます。

30歳までのワーキングホリデーのビザで渡航し、その後はビザなし滞在許可90日間の枠を使って、日本と行き来することで台湾に住み続けるという。
読んでいくと、「ん、これ、書いちゃって大丈夫なの?」と思う部分もあったのですが、まぁ、 #あくまでもファンタジー なのでしょう。
その分、実態が分かって良い部分もありました。

読んでいて、「20代で隠居」の時よりも、文章から優しさが伝わってくる感じがありました。
それが、大原さんが年齢を重ねたからか、台湾の社会的弱者やマイノリティに優しい環境が影響しているのかは分かりませんが、大原さんは台湾生活が(真夏の酷暑は別にしても)相当に好きなんだな、合っているんだな、と感じました。
台湾のコロナ対策やオードリー・タンの話も出てきて、タイミングとしては正に今読むべき本、なのかもしれません。

コロナで海外移住が難しくなっているところですが、台湾にするかは別にしても、大原さんのように少ない収入で移住生活を楽しんでいる人がいる、ということ。
「20代で隠居」と同じく、「これ、大原さんだからできている、という部分、あるよね」と思うところも多々あるのですが、私も最後の最後は全てリセットしたこういう形で海外移住するのもありだな、と思えるようになったので、一種の心のセーフティーネットを得た感じです。

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