人の嫌がることばかり言うのをどうしたら良いの?

 
発達の問題が少し気になる子どもや、
『自閉症スペクトラム』と呼ばれがちな子どもが、
人の嫌がることを言い続けて、いくら注意しても止めない時があります。

このような時に、
『この子はこういう障害だから』
と、思うと問題は解決しません。
まず、どうしてそのようなことを言うのか?
と、いうことを考える必要があります。

子どもの場合は、『自我感覚』が、まだ少し幼い。
と、いうケースがほとんどだと思います。

『自我感覚』というのは、他者の『自我』を感じ取るための『感覚』なので、『思考』とは全く違う部分を使います。

ここがまだ幼い段階の子どもは、
『人の気持ちがよく分からない』
『人の立場に立てない』
と、いうことがよくあります。

でも、だから『障害だ』と、いうのは違うのです。

何故なら『自我感覚』は十二感覚の中でも最も高度なものであり、
これが完成するのは、最後の最後、
他の十一の感覚が完成してからなのです。

ですから、「この子は、『自我感覚』が、まだ少し幼いんだな」
と気付きさえすれば、体や感覚からのアプローチが可能になります。
 

それと、もう一つ。
今すぐに、その不適切な言葉を止めさせるのに最適だと私が考える方法があります。

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