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自分が健やかに生きていくことを選び、長野にたどり着く <山の上のパン屋に人が集まるわけ>

山の上のパン屋に人が集まるわけ 平田はる香さん

本を読むとだいたい2~3日で感想を書きますが、本書はなかなか筆が進みませんでした。それは天然酵母パンのようにじっくりと噛みしめる時間が必要だったのかもしれません。

本書は平田さんの話をもとにライターがまとめ、編集はチームで行ったとあとがきに記されています。最終段階では平田さんが加筆修正をされていますがそのことをあえて書いている時点で平田さんの正直なお人柄を感じました。

山の上でのパン販売始めた時は、「私」と「お客様」または「私」と「スタッフ」しか認識していなかったのが「わざわざ」(※お店の名前)と「社会」に移っていったとのこと。

そして、モノを売るところから、日常の生活をそのまま家ではない場所で過ごすような場所として、「よき生活研究所」を準備されているのです。

事業を進める上で正解はひとつではないかと思いますが、平田さんが言う「もの」「ひと」「自分」に素直に向き合うこと。というのが私にとってスーッと腑に落ちました。

家族、従業員、お客様と人との関わりはその都度変わっていきます。

模索しながらでもいい。少しずつでもいい。

コミュニケーション等が好循環することで、より良き社会になっていくと私も強く感じました。

あぁ、書き終わったいま、やっと熟成したパンを味わえたような感覚です。ごちそうさまでした!😋✨


サイボウズブックス/ライツ社

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