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苦しい片想いの気持ちを代弁してくれた曲【10曲】

これまでの恋愛を振り返ると、どちらかというと上手くいかなかったことが多かったです。好きと言ってくれる人もいたけど彼らのことは好きになれないし、逆に私が好きだなと思った人とは恋愛に発展しなかった。一方通行でした。

そもそも本当に好きだった人は2人ですが、どちらも友だちで、中途半端に近いところにいるからしんどかった。近づきたいし近づいてほしいけれど、友だちという関係性が拒む。何度病んだことか。

みなさんもあるんじゃないでしょうか。恋愛中の苦しい気持ちを代弁してくれる曲に出会って救われたこと。それともちょうど探している最中でしょうか。純粋に、曲としても良いものをいくつかピックアップしてみました。お気に入りの一曲を増やしてもらえたら嬉しいです。

私は歌詞に共感することが多いので、とりわけ心に刺さった歌詞の抜粋と、勝手な考察とともにご紹介。

Lemon / 米津玄師

何をしていたの 何をみていたの わたしの知らない横顔で

その人のことを目で追っているから不意に見せる「わたしの知らない横顔」に、まだ自分が知らないその人のプライベートの隠れた部分を見つけてしまい、「何をみていたの」と勘ぐってしまう。


シンデレラグレイ/ 米津玄師

(YouTubeリンクなし)

あなたという不自由だけが わたしを自由にしていた

逆説的ですが考えを巡らすと、たしかにと納得。「あなた」がいるからメイクも服選びも頑張って、ダイエットもして、正直不自由さを感じてます。けれど、可愛くなりたいという想いは、なによりも心地よい感覚で、つまりは「自由」なのかもしれないと。この矛盾の感覚って、恋愛しているときは常に付きまとうものな気がします。


ハッピーエンド / Back number

見える全部 聞こえるすべて 色づけたくせに

若干の恨みが入っています。あなたと会って、街を歩くだけで人も植物も生き生きとして見えて、もちろん自分も生き生きとしていて。そしてあなたの一言であらゆることが喜びに変わって。そうやって普段の日常を色づけてきたのに。

そのあとはどう続くんでしょうか。「どうして離れていったの。」そんなところかな。


fish / Back number

 さよなら まだ私を呼ぶ声が 頭の中を まわるまわる

この歌詞の部分を聴くと、あの人が近くにいて、自分の名前を呼んでくれたときのことはもちろん、声をすぐ隣で聞いていた光景を思い出して、どうしようもない悲しみに襲われそうです。


ドライフラワー / 優里

声も顔も 不器用なところも 全部全部 嫌いじゃないの

結局好きになってしまったら、普通だったら嫌になってしまう不器用ささえ、愛しいものです。街で似た顔や声の人に出会うと、思い出がフラッシュバックするし。嫌なところも含めて何もかも好きだと、痛烈な苦しみに襲われる場面を、ストレートに表現してくれています。


化粧 / My Hair is Bad

今ならまだ やめられると 思うときには もう遅くて

多分これは、浮気の曲かな。浮気であってもなくても、「やめられる、後戻りできる」と思う頃には手遅れです。断言できる。もうすでにその人の虜になって囚われていて、絶対に離れられない。「やめられる」というのはは自分を言い聞かせているだけで、その人への気持ちよりも「離れる」という選択を取れるほど、私たちは強くないはず。


優しさ / 藤井風

今 何を見ていた あなたの目を見てた 優しさに殺られた

あなたの目を見て、優しいまなざしに心がやられて。って、苦しすぎませんか。「殺」って漢字を使っているあたり、自分のコントロールでどうにかできる範囲をとっくに超えてしまって「自分」がなくなってしまったような、そんな辛い状況を想像させます。

曲の最後には、

それだけで良かった 何より強かった

とあります。

苦しいけれど、優しさと幸せをくれてありがとう。本当に、幸せな思い出をくれただけで十分なのかもしれません。


不可逆リプレイス / MY FIRST STORY


結構なロックですけれど、沁みる人には沁みるのでは。

Kill my weakness !! Weakness!! (中略)最後を信じたくはなくて

自分の中にある弱みを超えろと。最後というのは、誰かと会う最後のこと(記事全体を通してですけれど、アーティストが言っているのではなくて、勝手な個人的解釈です)。前に会ったのが最後になるとは、絶対に信じたくない。またどこかで会えることを祈って。


Dear Days / miwa

(YouTubeリンクなし)

「新しい彼女はできたの?」と 簡単に聞けるほど 強くはないみたい

多少失恋から立ち直っても「彼女ができたかどうか」なんて、なかなか聞けないです。「まだだよ」と言われても、「できたよ」と言われても、どちらにしてもモヤモヤしてしまう。いないのなら立候補できないのとか、できたのなら顔も知らない彼女に対して嫉妬するし。恋人の有無を聞けるころになってやっと、本当に立ち直ったと言える気がします。


Pierce / ONE OK ROCK

(YouTubeリンクなし)

もしもこのまま 君を忘れてしまったら 二度と愛すことも ないかな?

思い出を覚えていると辛いからいっそのこと忘れてしまいたいと思うけれど、いざ何もかもを忘れてしまったら、自分は幸せだと言えるのか?愛し合った過去があるからこそ、今は悲しくて辛くても、あの時をあの人と過ごせて幸せだったと思ってあげることが、自分と相手に対して敬意を払うことになるのではないかな。



まとめ

曲って、今回ご紹介したように恋愛についての感情を吐き出す手助けをしてくれますし、ときに将来へのエールとか、卒業時期に別れを惜しむとか、日常生活のいろいろな場面で寄り添ってくれます。好きな曲はたくさんある。今回の紹介はほんの一部です。またどこかで、テーマ別にできたら良いななんて思っているので、そのときはまたのぞいてください。みなさんの恋愛乗り越えソングも教えてください。

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