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井芹仁菜のロックンロールは、『ガルクラ』最終話で鳴り止んだ
タイトル通りだ。
自分がさりげなーく何かを託していた、とあるガールズバンドが打ち立てようとしたロックは、鳴り止んでしまったように思う。
『ガールズバンドクライ』の主人公、井芹仁菜はまさしくロックヒロインだったと言えるだろう。
自分が正しいと思ったことを貫き通した結果、家族にも友人にも裏切られ、ひとり社会からドロップアウトした。
そんなとき彼女は同じように信念を貫き通した結果、「バンド」とい
でじこが与える「臨界の萌え」という温かさ~『ワンダフル版』第11話『ホカホカご飯』論~
この記事は「萌研」から発行された萌え100万パワーな同人誌『もえけん!!』に、自分が寄稿させて頂いた原稿…それに少し加筆・修正をしたものです。
アニメ『Di Gi Charat』も、『ホカホカご飯』も、僕の魂!それを必死に論じた文章だから、一人でも多くの人に読んで頂きたいんですね。
でも実は『もえけん!!』がbooth上で売り切れになってしまって、実質この評論にアクセスする方法がなくなってしま
オタクが2023年上半期に"見た"アニメを振り返る
暦の上ではもう3月も中頃となり、2024年冬クールもいよいよ終わりに差し掛かろうという今日このごろ、ふと思った。
「あ、去年のアニメまとめを書いていない」
というわけで、前置きもそこそこに昨年上半期に「見た」アニメを月に一作挙げる形で振り返っていきます。
1月 お兄ちゃんはおしまい!
年始から世界にドロップされた萌えアニメの傑作こと『お兄ちゃんはおしまい!』、みんな見たよな!?見てない人が
ここらで語ろう、2023秋アニメ!〜後編〜
「5〜6話あたりが放送されている時期」という、この世で1番アニメ感想が投稿されないタイミングで2023秋アニメを語っていく記事!その後編です。
いつのまにかクールを終えようという時期(12月末)になってしまい、コンセプトは大崩壊。もう秋じゃねーよ…
↑前回の記事。『フリーレン』『16bit』『星屑テレパス』『わた推し』を語っています。
SHY
今期のダークホース作品。オモロです。
能登麻美
ここらで語ろう、2023秋アニメ!〜前編〜
11月に入り、もうクールの"勢力図"みたいなものはオタクの中で出来つつある。そんな時期……………
ラフな印象から成るスピード感重視なアニメ感想を話すには遅すぎる、かといって全体の半分も経過していないので練り込まれた感想を書くには早すぎる!
そんなこの世で最もアニメ感想が出ない中途半端なタイミングで、今期のアニメについて印象をまとめてみたいと思います。
葬送のフリーレン
9話まで視聴!面白い
「伏線回収」至上主義、トサカにきたぜーーっ!〜『ワンダーエッグ』再考〜
「伏線回収」という言葉がある。
おそらく小説や戯曲で使われる作劇の用語だが、近年は漫画やアニメなどに対して用いられることが多い。
端的な意味としては、「のちの展開に備えてそれに関連した事柄を前のほうでほのめかしておき、あとで明らかにすること」。
若者は猫も杓子も『ONE PIECE』読んでるこの時代。
ネット上で二周回ってイジられないターンに回った「作品考察」コンテンツで多用されることから、
『それ町』8話に見る「生まれる前へのノスタルジー」
インターネットで嫌われがちな「懐古」や「ノスタルジー」に取り憑かれて幾年(いくとせ)……こんばんは、藤吉なかのです。
アニメ『それ町』8話を軸に、ノスタルジーってすごく良いよねという結論に着地する文章を書きます。以下より本文
「懐古厨」と「インターネット老人会」
「懐古厨」という言葉がインターネットに浸透しきってもう何年になるのでしょうか?常に不特定多数からの銃口が向いている世紀末なインターネ
アニメの「第1話」に必要なものとは?〜高畑勲監督の言葉を例に考える〜
2023冬アニメも早くも始まって1ヶ月が経ち、おおよその評価やファン層が確立しだしています。
でもちょっと一旦時計の針を戻しまして、「アニメの1話」というものについての記事を書きます。ドラマなどに関しては知識がないため、安易に語るのは避けます。悪しからず。
大事な大事なアニメの「第1話」
新しいクールが始まった時、当然ですが我々オタクは第1話からアニメを視聴します。サブスクには入れない年齢の