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「続ける」って強い。そんなに難しく考えないでやってみてほしい。

はじめに

何かを学ぼうとすると、メディアなどで効果的な方法がたくさん紹介されています。初学者があれこれと目移りしてしまうのは仕方ないです。どのやり方も実際にそれを習得した方々の熱い思いがぎっしりと詰まっているからです。

もし、ちょっとでも「いいな」と感じる方法に出会ったら、少なくともそのやり方をしばらく続けてみることをおすすめします。正直なところ、何かを身につけようとして、1週間や1ヶ月といった短い期間で結果が出ることは少ないからです。

思い切ってスタートしたのですから、せっかく動き出すことができたのですから、続けていきしょう!半年後、一年後のあなたは確実に成長しています。どんな自分に変化しているか、ワクワクしながら想像してみてください。

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「続ける」って何がしんどいんだろう?

何かを始める前、「続ける」ということを難しく考えていませんか?

実際に初めてみたものの、それを毎日「続ける」となると、何だか気が重く感じるかもしれません。自分自身が「やりたい!」と強く思ったのにも関わらず、なぜそう感じてしまうのでしょう?

なぜなら、その「続ける」と決めたことが、まだ自分の生活の一部になっていないからです。新しい習慣が定着するまで、意識的にそれを行わなければなりません。この「意識的な行動」というのが、思った以上に手強いのです。

「意識的に行動」するためには、その習慣が自分にとって意味のあるものでなければなりません。まずは、その意味をじっくりと考えましょう。考えただけではすぐ忘れてしまうので、必ずノートなどにそれをメモしておきましょう。

さらに、メモだとすぐに見られないので、ちょっと古典的かもしれませんが、紙に書いて壁に貼るとか、バインダーに挟んで手元に置いておくとかして、常にその意味を確認できるようにしておきます。

そして、毎日「意味を見る」→「意識的に行動」を繰り返します。コツは「意味を見る」と「意識的に行動」の間に感情を挟まないことです。「今日やることだからやる」、ただそれだけです。やがて、この一連の行動が習慣に変わると、「続ける」ことに対して何の感情も持たなくなります。

小学生にもできる「続ける」習慣

うちの子が通う小学校では、毎日、国語の教科書を音読する宿題があります。

一年生の前半、彼とっては文字を追っていくだけでも相当難しかった様子で、よく嫌になって泣くことがありました。そんな時には、私と子どもで交互に読んだり、しばし休憩をはさんだり…。なんとか5回読み終えるという感じでした。

二学期になり、少し長い物語の単元に入り、こちらは冷や冷やしながら音読を聞いていました。すると、ある時、子どもの音読に起きた変化に気づきました。

先生に渡されたチェック表をもとに、声の出し方、息のつぎ方、読むスピードなど、自ら意識を変え始めたからです。本を読む声に力強さが出てきて、なにより、子どもの顔つきが変わっていました。

側から見ても、音読に対する「難しい」「嫌だな」の感情がなくなったのがわかりました。子どもは帰ってくるなり、「音読聞いて!」と始めます。時には、物語のコミカルな登場人物になったり、変なナレーター風にアレンジしたり、自分なりに楽しんでいます。

今となっては、音読に対して特別な感情は持っていないようです。「音読は音読。毎日やるもの。」近ごろは、教科書以外でも、音読したいと思った本は自分で音読して読んでいます。

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おわりに

誰でも日々の生活の中で、「あれ、やってみようかな?」と思う瞬間があるはずです。その貴重な思いをもっと大切にしてほしいです。全く興味がなかったら、視界にも入ってこないからです。

人に出会うのも、物事に出会うのも、ご縁あってこそです。そのまま別れてしまっては、もったいないと思います。人生100年時代と言いますが、時間は今も刻々と私たちの横を通り過ぎています。

私の祖母は数年前、98歳で亡くなりました。「思い残したことはなかったのだろうか?私が98歳まで生きられたとしたら、最後に何を思うだろうか?」
その時の思いは、今の自分自身が作り出すものです。

焦る必要はないですが、前にに向かって進んでいきたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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