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書評 - ニュータイプの時代
山口周氏の著作が面白いというのを聞きかじったので本屋で見つけたこれを買ってみた。
パーパス経営だとか、ビジョンが大事だとかそういう「最近っぽい」ビジネス系の話題が、論理と過去の研究に基づいて解説されているという印象だった。
新しい考え方を「ニュータイプ」、古い考え方を「オールドタイプ」と名付けて、それぞれ対比する形で解説している。
たとえば、
オールドタイプは「正解を見つける力」がとても大事だ
書評 - ウクライナ戦争
2022年9月時点までのウクライナ戦争(書籍内の表現では第二次ロシア・ウクライナ戦争)に関する内容について、その歴史から戦況の変遷までを解説した書籍。
基本的には著者の小泉氏が前から言っている「これは新しい技術が使われている戦争だが、戦争自体は古い戦争である」という論旨のままではある。
第二次ミンスク合意や (p45)、プーチン論文 (p66) 、この戦争の最初のロシア側の作戦であった「斬首作
書評 - THINK EDIT
野口 孝仁, "THINK EDIT", 日経BP, 2019
編集思考とは:雑誌編集の方法で新しい事業やブランドを編みだす方法。
編集思考のプロセス
編集思考の具体的な方法が考え方が説明されている。ここにまとめるのは雑誌の場合で、本書の中には、具体的な事業やブランドを考える例も示されているのでイメージしやすい。
[1] 大まかなテーマを設定
--> ターゲットのセグメントをする。
[2]
偉大な組織の最小抵抗経路
ロバート・フリッツ, "偉大な組織の最小抵抗経路", Evolving, 2019
目次の感じから、The Path of Least Resistance for Managers (2011) https://amzn.to/343O06y の翻訳だと思う。
これは OKR の別の言い方みたいな書籍であると思った。読みながら「これはOKRの元ネタやな」と思っていたが、Wikipeida
[ネタバレ] ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
最終巻自体は買っていたが、やっと読み終わった。2012年から始まったということなので、もう7年ごしか。主人公たちが活躍する戦記物かと思ったら全然そうでもなくて、かなり重厚だった。
物語も壮大だし、どんな人にもストーリーがあることを描いていた。
ヤトリが死ぬのはほんとうに「マジでそうするのか」と思って結構沈んだ。長い間イチオシで、出るたびにすぐ買っていたが、ここしばらく読めていなかった。明らかにジ
はじめてのリーダーのための 実践! フィードバック 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す「全技術」
中原 淳, "はじめてのリーダーのための 実践! フィードバック 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す「全技術」", PHP研究所, 2017.
部下やチームメンバーに、どうやって「耳の痛い話」をして改善してもらうかということを、理屈から実際の Dos and Don'ts をあわせて説明した本。非常に具体的で、フィードバックするためにはどういう情報収集を日々しないと行けないかということが
「こころ」はいかにして生まれるのか
櫻井 武 "「こころ」はいかにして生まれるのか", ブルーバックス, 2018
脳科学の知見を元に「こころ」に関係する脳の要素を解説した本。大脳辺縁系が主役となる情動や、報酬系が主役となる行動の選択や志向を、脳科学の用語を多用しながら解説している。
脳や臓器からでる物質が人の感情に影響を強く与えている(支配している?)という話で、通読しただけだが、ちゃんとまとめながら読むと脳科学の本を読む入門
Political Science
A. C. Danker, "Political Science", Research and Education Association, 1998.
アメリカに行った時に本屋で安く売っていたのでちょっと買ってみた。本の80ページぐらいだが、アメリカの政治の歴史や仕組みがだいぶコンパクトにまとまっていて、とてもおもしろかった。
第1章 政治学の基礎
第2章 政治理論
第3章 アメリカの政府
禅マインド ビギナーズ・マインド
鈴木俊隆『禅マインド ビギナーズ・マインド』サンガ新書, 2012
瞑想の入門書。日本人が書いた洋書の日本語訳。極めて完結に解説が書かれているので、基本的には読んでその通りやると瞑想がはじめられる。瞑想の本は抽象的な表現が結構多いが、この本は翻訳調で率直に書かれているため、むしろ読みやすかった。
坐禅中の姿勢や、その時に起こる考えをどう捉えるか、なぜ続けるとよいのか、といった How To か