水風呂のボーイズ・ライフ

札幌に住んでいます。銭湯が好きです。餃子と可愛い女の子も好きです。

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最近の記事

土橋温泉とエディオンピースウイング広島と音戸温泉のこと(その1)

生きている間に、できるだけ多くのスタジアム(サッカー)に行く。それが私のカルマである。 北は花咲スポーツ公園陸上競技場(旭川)、南は、えがお健康スタジアム(熊本)まで、それなりに足を運んでいるのだが、何故か縁のなかった場所(のひとつ)が広島だ。 スタジアムどころか、広島県に足を踏み入れたことすらない。 ♦︎ いつかタイミングが合えばと思っていたところ、エディオンピースウイング広島という新しいスタジアムが完成した。 界隈では 「とんでもないスタジアムが出来た!」 と話題

    • 柳湯とテルマエ展のこと

      2024年6月2日。東京。 3週間ぶりの東京。 昼間は数々のタスク(味スタでJリーグ観たり、新宿で中華食ったり)をこなし、あっという間に夕暮れ。 はい、風呂である。 ♦︎ 宿から徒歩10分ほどのところに柳湯なる銭湯があったので、小雨の中を向かった。 物々しい雰囲気にビビりつつ、防衛省の脇を風呂道具片手に北上。敷地内にバカ高い塔があり、圧倒された。 バカ高い塔にどんな役割があるのか知らないけれど、バカ高い塔のおかげで我が国の平和が保たれているのだろう。 ありがとう

      • 町中華とスーパー銭湯白旗のこと

        「町中華」という看板が掲げられた飲食店を見かけた。 町中華を名乗るのに資格も免許もいらないので、何ら問題はない。しかし、若干の違和感がある。 免許も資格もいらないが、町中華が町中華たるための、ぼんやりとした条件はあるのではないか。 ♦︎ メニュー、味、店の佇まい、歴史。 あらゆる要素において「町中華っぽいそれ」がある。 そういった各要素における町中華度の総合値が基準を超えた場合、人は町中華を町中華と呼ぶのだろう。 自称するなとはいわないが、まず客観的な評価ありきで

        • 豚しゃぶサラダと美園湯のこと

          私は毎朝セブンイレブンに寄り、昼食とエナジードリンク(モンスター)を買ってから出社している。 昼食といっても、メインであるパンは家から持ってきているので、おかずのみの購入だ。 おかずというか「タンパク質が摂れる豚しゃぶサラダ」である。 毎朝決まってそれを手にし、レジへ向かっていた。別にタンパク質を欲しているわけではなかったし、取り立てて美味しいとも思っていなかったが、豚しゃぶサラダなしには生きていけない身体になってしまっていたのだ。 恐らく店員間で私は「豚モンスター」「

        土橋温泉とエディオンピースウイング広島と音戸温泉のこと(その1)

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        • 旅の思い出
          15本
        • 札幌銭湯スタンプラリー2023
          29本
        • あつ湯五番勝負
          6本

        記事

          「〜さる」と松竹湯のこと

          5月27日月曜日。久しぶりの日没前退社。 家事やら何やらが溜まっていたので、素直に家へ帰ればよかったのかもしれないが、東豊線に乗り、美園で下り、松竹湯さんに入った。 ♦︎ スチームサウナとジェットバスのおかげか、翌朝は会心の日覚め。そして、そんな朝の一言目は 「iPhone、充電ささってない」 だった。 この場合の「ささって」は「(ケーブルが)刺さって」ではない。北海道弁「~さる」の過去形である。 ♦︎ 「見らさる」「書かさる」といった具合に使われる「~さる」だ。

          「〜さる」と松竹湯のこと

          空気階段第7回単独公演「ひかり」と鷹乃湯のこと

          空気階段第7回単独公演「ひかり」に行った(5月18日昼公演。札幌は全3公演)。 エンタメのチケットが売れないことでおなじみの札幌である。好きなアーティストも芸人さんも、次々にツアーから札幌を外している(チョコプラ…)。 そんな札幌で3公演とはありがたい。 ♦︎ 会場の共済ホールはビルの6階にある。 開演時間が迫る中、ドアが閉まり始めたエレベーターに飛び乗ると、中には女子が4名。 こんなおっさんが駆け込んで来て迷惑だろうと思ったが、空気階段を愛する女子は寂しい中年男性に

          空気階段第7回単独公演「ひかり」と鷹乃湯のこと

          小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueと大星湯のこと(その2)

          小沢健二のコンサートを満喫し倒し、NHKホールから渋谷駅へ向かう道すがら、チケットを取ってくれた友人が私に尋ねた。 「いつまでも続くと思う瞬間、ある?」 もちろん何の前段もなく、唐突にそんな質問をぶつけてきたわけではない(だとしたらヤバい)。 ♦︎ NHKホールで小沢くんは「さよならなんて云えないよ」を唄った。 その曲には 「左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる 僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも」 という有名な一節がある。 彼女の質問は、それを踏まえての

          小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueと大星湯のこと(その2)

          小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueと大星湯のこと(その1)

          小沢健二は東京だ。 「いやいや、神奈川出身じゃん」 などという声は無視する。 田中義剛は東北出身だが、北海道代表みたいな顔をしている。そういうことだ(そういうことではない)。 ♦︎ 小沢くんがなぜ東京なのか。 理由は無茶苦茶に単純で、彼の書く歌詞には東京が溢れている。 原宿、港区、日比谷公園、東京タワー、下北沢・珉亭、教会通り、公園通り。 他にもいっぱいある。 ♦︎ 小沢くんの歌う東京はカジュアルだ。 「日常を描いたら当然に舞台は東京となりました」 くらいのこと

          小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueと大星湯のこと(その1)

          連休最終日と美園湯のこと

          起床直後、味噌汁が飲みたいという衝動に駆られたが、そんな時に限ってインスタント味噌汁のストックが切れていた。 こうなると、ますます飲みたくなる。 ♦︎ 調味料の棚には顆粒の味噌が鎮座している。自分で作ろうかと思ったが、具になるものがない。 具なし味噌汁というアイディアは浮かんだものの、休日の朝にはあまりにも哀しすぎる。 というか、素の味噌汁はもはや味噌汁でない。それはもう、味噌味のお湯だ。 そう考えると、味噌汁を味噌汁たらしめているのは具ということになる。これは哲学だ。

          連休最終日と美園湯のこと

          みどりの日と鶴の湯のこと

          5時前に起床。最近、休みの日は早い時間に目が覚める。小学生か。 ♦︎ うっかり結果を知ってしまわないうちにと、数時間前に行われたアジアカップの決勝をDAZNで観戦。朝っぱらから 「ふうきぃぃぃ!」 「こくぼぉぉぉ!」 などと大絶叫。近所迷惑だったと思う。すいませんでした。 ♦︎ 昼過ぎまで諸々の家事をこなし、その後はチャリで職場へ。 守衛さんから鍵をもらう際、 「さっきまで太田さんいたよ~」 とプチ情報をいただく。 事務室に入ると、太田さんが飲んでいたであろうコー

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          桜と実家の風呂のこと

          連休らしく実家で過ごしている。 遠路はるばる帰省を果たしたかのような物言いだが、隣の区である。いつでも来られるのだが、連休を連休らしくするために帰ってきた。 ♦︎ 実家の楽しみといえば朝食と風呂と酒(貰い物であろう、ちょっとよい酒)だ。つまり、昼間は暇の極みである。 焼きホッケと具沢山の味噌汁、漬物、塩辛という、血圧爆上げの塩分過多な実家朝食を平らげ、早くも手持ち無沙汰となった。散歩でもしよう。 ♦︎ 我が実家はザ・住宅街のど真ん中にある。したがって、散歩といって

          桜と実家の風呂のこと

          よい風呂の日と望月湯のこと

          明日から3連休。つまり、今夜は銭湯に行くしかない。そういうものだ。 昔、友人の矢澤くんが 「キャバクラ行く前の礼儀だぜ!」 とフリスクをススキノの路上で一気食いしていたが、それと同じことである。そういうものなのだ。 ♦︎ 望月湯でサッパリと汗を流し、ゴールデンウィークを控えた私の身体は黄金以上に輝いていた。 「ゴールデン小雪ってグラビアアイドルいたよな」 そんなことを思いながら脱衣場のテレビを眺めると、北海道のローカル情報ワイド番組「今日ドキッ!」が流れていた。 ♦

          よい風呂の日と望月湯のこと

          日本海とパーフリと松竹湯のこと

          人事の関係で4月に入ってからずっと激務だったが、12日をもって解放。 達成感、安堵感とともに、私の胸をある想いが駆け抜けた。 「海が見たい」 ♦︎ 上京2年目失恋OLみたいなことを想った自分に動揺しているが、とにかく海が見たいのだ。 海が見たい。叶わないなら、おっぱいが見たい。 ♦︎ ふざけているわけではない。いうまでもなく、海もおっぱいも母性のメタファーである。 私は母性を求めているのだ。私もOLも、おとなもこどももおねーさんも、欲しているのはMOTHERであ

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          激務と洗濯と美園湯のこと

          4月に入ってから、血ヘド上等といわんばかりの激務が続いている。 理由は明らかで、本来4人体制である我がチームが、諸般の事情で2人になっているためだ。今月半ばまでこの状態らしい。 ♦︎ 「4人が2人になったところで大した変わらんだろwww」 などと思われては心外だ。 じゃああれか?清水アキラとビジーフォーだけで、ものまね四天王といえるのか?それ、そもそも3人だぞ?それともあれか?仁絵と島袋だけでSPEE(以下略) ♦︎ HPゼロで帰宅する日々。ハイボールを呷って寝る

          激務と洗濯と美園湯のこと

          ハイツ友の会と町の銭湯のこと

          2024年4月1日。 朝起きたら、大好きなお笑いコンビ「ハイツ友の会」が解散していた。 エイプリルフールのアレかと思ったが、あんなに面白い人たちがクソ企業公式アカウントみたいな真似をするはずがない。本当に解散してしまった。悲しい。 ♦︎ メンバーである西野さんのコメントを読む限り、解散の理由は色々あるようだが、以下の一節は私の心を特にザワザワさせた。 「今の形のままだと優勝できません」と断言している。そして「今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではな

          ハイツ友の会と町の銭湯のこと

          「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと

          2024年3月24日。 映画「漫才協会 THE MOVIE」を観に行った。 ♦︎ 四半世紀前、私は「ケーシー高峰のファン」というニッチな高校生だった。 「他人とは違う、ちょっと変わった自分」を演出するという思春期特有のアレではなく、本当に心からケーシーさんが好きだったのだ。 ステージに登場するなり、拍手を止めない客席に向かって 「静まれこのバカ!」 と毒づき、その後は下ネタのオンパレード。 面白いを通り越して、カッコよかった。 バイクを盗んだり、校舎の窓ガラスを壊し

          「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと