ジーンズは不良ファッションだった
イラストエッセイ「僕の昭和スケッチ」32枚目
<画/© 2020 もりおゆう 原画/水彩 サイズF5>
「ジーパンってカッコいいな…!」
そう思って子供の頃にジーパンを親にねだると「あんなものは不良の履くもの!」とにべもなくシャッターが降りた。
「ジーパンは汚れや傷みに強く、我が家の家計にもピッタリなのに何故?」と思ったものだ。だが、確かに昭和30年代に小学生だった僕達の世代では、ジーパンを履いている小学生はまだまだ非常に珍しかった。
私の場合はクラスにアメリカ人とのハーフの少年が一人いて、その子がジーパンを履いているのを見て「なぁ〜んて、カッコいいんだろ!」と憧れたものだ。
まぁ、その子がお父さん譲りで足が長かったせいも多分にあったが(笑)。
ともあれ、ジーパンはカッコ良かった。戦後の名残りを残している自分達の「ズボン」とアメリカンな「ジーパン」は全く違うもののように思ったものだ。
僕達がジーパンを履いたのは、ようやく高校生になってからだった。
<*ちなみに、ジーパンはジーンズとパンツが合わさった和製英語だとか>
noteからトロフィーが届きました。有り難うございます。
2020.10.07.
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2020.10.06.
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2020.10.07.
ひるねこさんが、僕の記事を話題に取り上げて下さいました(2020年10月4日)。有り難うございます、ひるねこさん。
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