吉田万貴子

社内コーチ&パーソナルコーチ。それぞれの人が well-being を見つけて広げる応…

吉田万貴子

社内コーチ&パーソナルコーチ。それぞれの人が well-being を見つけて広げる応援をしたい。大企業 IT 研究職、管理職を経験。米国CTI認定 CPCC®プロフェッショナルコーチ。LEGO® SERIOUS PLAY® メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ。

最近の記事

『もしもウサギにコーチがいたら』

コーチングの名著という噂の 『もしもウサギにコーチがいたら~「視点」を変える53の方法』伊藤守著 を読みました。ウサギとカメの競争に負けたウサギにもしコーチがいたら、というお話です。 挿絵のウサギがものすごくナマイキで、うちの子どもそっくりです。(文庫版の表紙のウサギは、いすにだらしなく座り「お説教が効くなら、自分にやれよ、自分に」というセリフを吐いています(笑)。 とても勉強になり、個人的には、特に子どもに対する会話の場面で生かせると思いました。 例えば53の視点

    • ワークライフバランス 断る力 アサーティブ

      コーチングの中でワークライフバランスは大きなテーマの一つです。 ワークライフバランスがくずれるいくつかの原因がありますが、よくでてくるものとして、頼られたとき、頼んでくる人のことを考えて引き受けてしまう、というものがあります。頼られることはうれしいし、断ったらその人が困るだろうなと考えると、ついつい引き受けてしまう。あるいは、断り方がわからない、というのがよく出てきます。 アサーティブという考え方があります。相手も自分も尊重したコミュニケーションスタイルです。 例えば、

      • 責任感の強い人 ニーバーの祈り

        コーチングの中で、自分をほめられない、認められないというテーマもよくでてきます。一つの要因として、周囲の環境、周りの人たちのことも全部、自分でなんとかしたいと考えていて、それがうまくいかないので、自分をほめられない、認められない、ということがあります。責任感が強すぎるために、苦しくなっているのではないかと思います。 ニーバーの祈りというのがあります。 --------- 神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。 変えるべきものを変える勇気を、

        • 友だちのお勧めの場所

          友だちから本のお勧めをしてもらって読むのが楽しいと書きましたが、 同じように、友だちから地元のお店のお勧めをしてもらって、いっしょに過ごして楽しいという経験をしました。 私たちにとって、好きなおいしさ、ちょうどいいおしゃれ度、心地よい雰囲気、ちょうどいい贅沢感のお店でした。地元で行きなれているからこそ、わかるよさなのではないかと思いました。 お互いにとって便利な都会のターミナル駅で会うだけでなく、友だちの地元で会ったり、私の地元に来てもらうのもいいなぁと思いました。

        『もしもウサギにコーチがいたら』

          本を勧めあう

          コーチングをしていると、本の話が出ることがときどきあります。 そんなときは、どんな本か聞いて、私も読むようにしています。(唯一苦手なホラー小説はパスしたのですが) 人となりを知っている人がよかったと言う本は、やっぱりおもしろいなぁと思います。 また、私がどんな本を読んでいるか聞かれることもあり、いくつかお勧めしたりします。 出口治明さんが社会人の教養は「人」「本」「旅」から、と言われていますが、「人」を通じて「本」との出会うのもいいなぁと思っています。 #本 #読書

          本を勧めあう

          知らなければよかった

          大好きでちょくちょく行く温泉があります。 そこに行ったときは、いつもある名所に行きます。 そこに行くといつも「地球のパワーを感じるなぁ。」「地球のパワーをもらって元気になった。」と思います。 ところが、今回初めて、その名所の説明を詳しく読んだら、地球のパワーじゃなかった!人工的に地球のパワーを助けてた!ことがわかりました。 あんなに、ありがたく、パワーをもらえてたのに、パワー半減です。 知らなければよかったー(笑)。 #好奇心 #温泉 #観光地 #名所 #well

          知らなければよかった

          『叱る依存がとまらない』 村中直人著

          この本を推薦している方があり、読んでみました。いまの私にとって、読んでよかった、と思える本でした。 子どもに対して、本当によかれと思って「こうしたらいい」と話をしますが、その中で「こうしなければだめ」となっていたことに気づかされました。言わざるを得ないという気持ちと、こんなに叱ってもいい結果にならないっていう気持ちで、葛藤、反省してた。 本の中で、権力者(!)が、常識、当たり前、と押し付けるのが良くない。私はこう思うという主観の話であり、相手にも主観があるということと書か

          『叱る依存がとまらない』 村中直人著

          大きい石と小さい石

          コーチングの中で、大きい石と小さい石の話がときどき出てきます。 器 (時間とかキャパシティ) に小さい石 (細かい仕事や雑用) を先にいれてしまうと、大きい石 (重要な仕事) が入らなくなってしまう。 大きい石から先にいれれば、小さい石もいれられるけれども、目の前の仕事 (小さい石) に追われて、大きい石が入らなくなることがよくあるね、という話です。 昨日、ポトフを作っていて、お鍋に先に乱切りにしたニンジンやジャガイモをいれたら、塊の牛すね肉や、半玉のキャベツが入らな

          大きい石と小さい石

          すぐにかなえられなくても言おう

          心理的安全性について学んでいる中で、一つ大事だなと思ったことがありました。 以前、ラグビーU20日本代表元監督の中竹竜二さんとエールの篠田真貴子さんのパネルディスカッションの中ででた会話が印象に残っています。 中竹さん「各選手に好きなプレイを聞くんです」 篠田さん「聞くのはこわくないですか。かなえなくちゃいけないと思って」 中竹さん「かなえなくてもいいんです。チームに必要な役割をしてもらうので。でも好きなプレイを知っておくことは、何かの時に役立つことがあります」 私

          すぐにかなえられなくても言おう

          本を読みながら寝落ち

          私は本を読みながら寝るのが好きで、小説を読みながら寝ようと思っていたら、やめられずに夜更かしになってしまうことがあります。そうかと思うと、ちゃんと読みたいと思っているビジネス書を読みながら寝落ちしてしまうこともありました。 本を読みながら、寝落ちするのは、実はとても好きで、寝つきが悪い時にはこの入眠方法が一番いいなと思っています。ただ、難点は、寝落ちしたときに明かりがつけたままになり、夜中に明るくて目がさめてしまうことです。 最近、いい方法を見つけて続けています。 それ

          本を読みながら寝落ち

          時間割引率 ~あとでいいことがある、いまの行動~

          時間割引率とは、将来より良いことがある時のためにいかに今現在の欲望を我慢できるという指標です。時間割引率が低い行動とは、例えば、将来の健康を考えて、食べすぎや運動不足にならないように今する行動です。時間割引率の低さは幸せと関係があるといわれています。 そこまで大きい話ではないのですが、これは時間割引率と関係ありそう、と思ったことがありました。 私のイヤホンは左右がとてもわかりにくくて、一日に何度もある会議で、いちいち左右を確認して装着するのがめんどうだなぁと思っていました

          時間割引率 ~あとでいいことがある、いまの行動~

          自主性と主体性

          ラグビーU20日本代表元監督の中竹さんのお話を聞いたり、本を読むのが好きです。 中竹さん自身は、ご自身はラグビーの名選手でもなかったし、カリスマでもなかったといわれていますが、常勝早稲田のキャプテンになったり、U20の日本代表監督になったりする中で、いろいろな経験を通して、コーチング、マネージングのことを深く考えられてきた方だと思います。 最近読んだ本は「自分を育てる方法」で、いろいろ気づきがありました。 その中で、いつも何気なく使ってしまっていた「自主性」と「主体性」の

          自主性と主体性

          焚火の対話

          少し前に2泊3日のリトリートに参加して、夜は焚火の対話をしてました。そこで、対話について目からうろこの体験をしました。 そこは、みんなが焚火を囲んで、主催者の方が投げかける質問から、焚火に向かって自分の言葉をおいていくような場でした。だれかの言葉に対してあいづちをうったり、同意をしたり、アドバイスをしたりすることもありましたが、それはとても少なくて、一人ひとりが、自分の内面の言葉を焚火と対話しているようで、参加者の間の対話ではないんだなと感じていました。 一人の参加者Aさ

          焚火の対話

          やめること、減らすこと

          やることをふやすだけでなく、やめることを決めて、減らしていくことも大事ということがよく言われます。「やめる」「減らす」に直面して「これかー」と感動したので書いておこうと思います。 私はfitbitを愛用していて、ずっと charge2 を使っていました。9月に突然ベルトをつけるところが折れて、使えなくなってしまいました。そのため急遽 charge5 を買って、しばらく使っていました。 10月に長崎に旅行に行って、かなりな急坂を上ったり、ふだんではありえない段数の階段を上っ

          やめること、減らすこと

          働いてると子どもに悪い?

          もう少なくなってるかもしれないけれど、以前は「働いてると子どもに悪いと感じませんか?」とよく聞かれました。 よく言われることですが、基本的に母親が自分の力を使って世の中に役に立っている姿、生き生きと働いている姿を見ることは子どもにとってもいいことではないかと思っています。 それに加えて、私自身は、自分の関心が集中したときのパワーが自分でこわくて(笑)、このパワーが全部子どもに向かったら、なんて子どもはかわいそうなんだろうと思っています。なので、私は絶対働いていて、自分のパ

          働いてると子どもに悪い?

          年齢に関する思い込み

          30代はじめにカリフォルニア大学のIT系の研究室に客員研究員として1年間留学しました。同じ研究室には世界中から集まった優秀な学生がたくさんいて、研究面ではもちろん、交流の中で研究だけでなくいろいろな学びがありました。 #例えば、同室のイタリア人の研究員の彼女が訪ねてきたとき、二人は全く、私にかまわず熱烈なキスをしていて、あてられてしまいました(笑)。 その中で一番、その後の私に大きな影響を与えたのは L さんとの出会いでした。L さんは同じ研究室の修士2年の女性で、研究室

          年齢に関する思い込み